エコライフのパイオニア 太陽光発電システム見積専科

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おさらい

2009年03月04日 |  太陽光発電システム
機器編とまとめという事で書かせていただきます。

まず、機器ですが、一番最初に書かせていただきましたが、下記におさらいです。

まず、各メーカーさんのカタログに希望小売価格として載っていますが、①太陽電池モジュール(パネル)②パワーコンディショナー・接続箱(メーカーによっては不要の場合あり)③接続用ケーブル④昇圧装置(設置条件により使用)⑤発電モニター(標準装備のメーカーもあり)メーカーカタログにはこの内①②③でシステムを組んで標準機器価格と書いてあるのが基本です。この標準機器も販売会社によってメーカーからの仕入れ価格は大きく違います。

さて、これらの機器はいくらで仕入れる事ができると思いますか?よく何でも半値・八掛けなんて言葉を耳にしますよね。世の中いろいろな商品がありますが、業界によって様々です。以前、私は建設業界にいた事(私の遍歴はまた別の機会に書きます。例によって長くなるので・・・・)があります。ビルを建てるときは何十もの業種の方にお願いするのですが、業種によっては1億円の見積りが2千万円というのが当たり前という業種もありました。当時は、これに大変驚きました。どんな価格設定してるの?という感じですよね。

太陽光発電システムも家電製品のメーカーさんが多いので、家電製品と同じ感覚でお考えになる方多いのかなとも思います。
ヤマダ電機さんやヨドバシカメラさん等々でお買い物されたとき、希望小売価格の半額以下などの商品も目にすると思います。一体いくらで仕入れてるんだ?と言いたくなりますよね。希望小売価格ってなんだ?まあ、最近はオープン価格というのが多いですが、これはこれで価格がわからないですよね。

太陽光発電システムは、パネルやパワーコンディショナーなどものによって違います。パネルも主流の商品とそうでないもので価格が変わってきます。まあ、製造数が多くなればなるほど安くなるのは世の常ですから。
半値なんて事はまず有り得ません。安くても6割前後、7割ぐらいではないでしょうか。これもメーカーさんから直接仕入れることができるか、商社さん等経由なのか、支払条件によって変わってきます。実績と信用のある会社さんほど基本的には安く仕入れる事ができるでしょう。10万円のパネルが6万円前後から7万5千円くらいまででしょうか。パワーコンディショナーなどはパネル20枚につき1台とかですので仕入れはパネルより割高になります。

ご理解いただけましたでしょうか?あとは計算してみてください。機器の値段と工事費(ご自分の家の屋根を良く見てみてください)架台編と工事編で自宅の屋根を当てはめてみてください。それに諸経費と販売会社さんの利益はいくらぐらいかお考えください。大体の金額は出ましたか?
なかなか難しいと思いますが、例えば訪問販売さんからもらった見積りに照らし合わせてみると、かなり妥当かどうかの一つの判断材料にはなると思います。

まあ、一番良いのはこちらにご相談ください。但し、ご自分の屋根をじっくり見てからにしていただいたほうがとてもありがたいです。ご質問あれば受付けますので、いつでもどうぞ!

太陽光発電システムにかかる申請費用

2009年03月03日 |  太陽光発電システム
太陽光発電システムにかかる申請費用(電力会社・補助金)・運搬費・諸経費(交通費など)・販売会社の利益などについて書かせていただきます。

1.申請費用とはなにか、ぶっちゃけて人件費です。
世の中には色々な申請業務がありますよね。例えば建物の登記など行政書士の方が代行して料金をお支払いするのと同じです。
申請費用は次の3つになります。
①電力会社への申請
②国の補助金申請
③地方自治体の補助金申請(補助金制度のある自治体での設置に限りますが)

2.電力会社への申請とは、これは一般の方ではできません。
電気工事の登録をしている会社の名前で申請します。太陽光発電システムを設置すると言う事は、発電施設を持つ事になります。設置した方は発電所の所長さんです。電力会社と系統連係するためには、電力会社と協議して電力会社の規定に合わせた発電所と認めてもらう事になります。これは、ご自宅の施設はもちろん電力会社さんの施設の保護並びに電力会社の社員の方が電気工事をするときの安全を確保するためにも必要なことです。
具体的業務としては、現地を調査して太陽光発電を設置した場合の全体の電気図面を作成・電力契約の変更等の申請書の記入・太陽光発電協議依頼書及び添付書類(発電設備の技術資料)これだけを一式の書類として用意します。現地調査は別として、慣れた人であれば小一時間もあれば作成できます。
これを設置場所の管轄営業所へ持ち込み電力契約変更と設置前の協議を行ないます。これは、電力会社によっても営業所によっても色々で困るのですが、必ず管轄営業所へ行かなければいけない場合や郵送で受け付けてくれる場合・技術協議もその場で行なう場合やとりあえず受け付けてくれて後で電力会社から問合せや指摘がある場合などがあります。なんで同じ電力会社内で対応が違うのか?と不思議に思いますが・・・・困ったものです。しかし、以前よりは対応が良くなりましたね。最初に販売を始めた頃の電力会社の対応には切れそうになった事もありましたから(おっと、違う話になってしまいました。これは又別の機会に)
本題に戻りまして、電力会社へ行って申請をするのに近くても半日は時間を取られ、その後の工事の打合せや検査の日程調整などを考えると2~3万円位は欲しいと思われるのではないでしょうか。
次に、国の補助金ですが、最初に補助金の申請書の作成提出・申請が通り工事を行なった時に着工届の作成提出・最後に電力会社の検査が完了後に完了届の作成提出となります。すべてにお客様のが印鑑等が必要となります。一番面倒なのが完了届です。書類の枚数も多く設置写真も含めて添付資料が多いです。お客様と郵送でやり取りをすればよいのですが、毎回印鑑を頂きに伺えばかなりの時間を費やします。また、書類の訂正などちょっとしたミスでも訂正など多く面倒なんですよね。(税金から補助金が出ているので厳しいのは仕方ないとは思いますが)これにも色々な裏話があるのですが、また次回に・・・・終わらなくなりますので!
段取り次第でしょうがやはりこちらも2~3万円位はいただきたいのではないでしょうか。

3.自治体の補助金です。
自治体により書類が違いますが、わりと国の補助金申請とダブルところが多いのでほとんどはサービス的にされる会社さんが多いと思いますが、多少は費用をいただきたいと思います。
先着順の自治体の場合など、申請開始日の朝早く役所が空く前から並ぶケースもあるのでつらいですよ。

上記での申請代行で6万円くらいでしょうか。補助金の申請はご自分でもやろうと思えば可能ですが、結構大変です。ご自分でされるのであれば少しは安くなると思いますが、お任せした方が良いと思います。ご自分でされるときも必ず販売会社さんの協力が必要になると思います。(添付資料等)

4.運搬費
項目として入れる会社や入れない会社さんなど色々ですが、商品の積み下ろしや運搬用のトラックなどの費用などですが、車の入れない場所などの場合は多少は頂きたいと考えられるでしょうね。工事費や諸経費にカウントされている事が多いのではないでしょうか。

5.諸経費
電力会社の検査立会い費や営業の方や工事の方の交通費とお考えいただければ良いのではないでしょうか。契約前の交通費などは利益の中で消化するでしょうが、契約後の打合せや電力会社の検査の立会いなど結構交通費はかかります。1日で工事が完了すればよいのですが、雨や非常に手間のかかる工事の場合増えていきますよね。ケースバイケースなのですがせいぜい10万円くらいをみておいて、最終的には利益を考えて値引などで調整する感じのところが多いと思われます。

6.肝心の利益設定
いくらくらいが妥当と思われますか?会社によって色々ですが、総額の%で設定されている会社さんや定額で考えてらっしゃる会社さんのどちらかですね。ある程度定額又は総額に合わせて金額が大きくなれば利益率を低く設定されるなどの会社さんがほとんどだと思います。

容量が大きくなれば割安に小さければ割高になる理由の一つでもあります。

これで、機器以外の部分についてご理解いただけたかと思いますが、残りの機器の金額についてご説明すれば見積書をみて妥当かのある程度の目安になるかと思われます。
次回で機器とまとめをいたします。

工事編【電気工事】

2009年03月02日 |  太陽光発電システム
電気工事編です。

基本的に電気工事は設置工事以上に図面だけではわからない部分が多いと思います。

電気工事は何をするかと言いますと、まず屋根に設置した太陽電池パネルを系統毎に接続して接続箱を通してパワーコンディショナーに接続、それを太陽光発電用のブレーカーを通して皆さんのご家庭についている分電盤につなぎ込みます。(シャープでは接続箱機能内蔵のパワーコンディショナーもあります)

さて、仕組みですが太陽電池は乾電池と同じ直流の電気、ご家庭でお使いの電力会社から購入する電気は交流です。現在の電気製品はほとんど交流電気対応になっていますので、屋根で発電した電気は交流に変換しないと使えません。そのためにパワーコンディショナーという機械で変換するわけです。

パワーコンディショナーに入力電圧等が決まっており、それを合わせるためにいくつかの系統に合わせます。パネルを系統毎に分ける必要があります。このあたりについては、太陽光発電のシステム的なところですので、またの機会にご説明いたします。

設置工事編で工事金額の構成は手間賃(人件費)と材料費で構成されるとお考えくださいと書かせていただきましたが、電気工事では意外と材料費が条件によってかかってきたりします。
屋根の上のパネルをまとめて、接続箱まで目立たないように配管に線をまとめておろしてきます。これの配管材料などピンからキリまでありますが、これを綺麗に施工するかどうかも工事会社のチェックポイントです。その次に接続箱から家の中に穴をあけて壁の中や天上裏、床下など家の中に線が露出しないように悪戦苦闘しながらパワーコンディショナーまでもっていきます。このための配線材そして、パワーコンディショナーから太陽光用ブレーカーにつなぎ分電盤にもっていきます。このブレーカーなどが材料費となります。これだけで大体3万円から5万円はするのでしょうか。どんな材料を使うかによって変わってきます。
それと忘れてならないのが一つ、電気工事といえるかどうかですが、売電用のメーターです。これはシステム容量などやデジタル式にするかどうか、電力会社によっても変わってきます。2万円弱から10万円までと幅があります。

次に人件費ですが、設置工事編でも書きましたが、一人あたりの単価かけることの人数ですね。電気工事は2名は必要ですが、屋根の設置工事者が掛け持ちで手伝うことも可能ですが2名分は考えていただいた方が良いと思います。屋根工事が手間のかかる工事だったりすると、とてもそんな余裕はなくなるからです。しかも、電気工事をする人は有資格者でなければ出来ないのでそのあたりも考慮にいれてください。

そうすると、基本的に変わった条件がないとすれば、電気工事は10万円くらいから15万円あたりが相場ではないでしょうか。但し、メーターは別料金、電力会社への申請費用も別料金でお考えください。

これで、様々な条件が出てきます。例えばシステム容量が大きくパワーコンディショナーが2台設置などになると手間も材料費も余計にかかってきます。
もっと大きいのが現在電力会社からは単相三線という引き込みになっていますが、古いお宅などでは単相二線で引き込まれている場合もあります。この場合家の中への引き込み配線の変更や分電盤の変更など10万円前後の金額がかかる可能性があります。

新築の場合で一番多いのが、太陽光対応分電盤への変更などです。これは先ほど書いたパワーコンディショナーから分電盤につなぐときのブレーカーが分電盤と一体型になっているものです。単に見た目の問題だけだと私は思いますが、通常の分電盤より5~6万円高いものなど結構高くなります。
もっと厄介なのが敷地が広くて引き込みが変わり自分の敷地に支柱をたてないといけなくなるケースもあります。この場合は支柱の基礎を作ったり、支柱の材料費などかなりの金額になります。又、1日で工事は無理ですので人件費も余計にかかることとなります。

そのほかにもメーターボックスなどプラスチック製やスチール製など様々でこれもものによっては数万円多くなってくると考えてください。

これが電気工事価格の概要ですがご理解いただけましたでしょうか。システム容量が変動してもパワーコンディショナーの台数が変わらない限り、基本の工事費は同じですからシステム容量が小さければkW単価は割高に大きくなれば割安になる訳です。設置工事と比べるとそのあたりが如実に現れてきます。

他に申請費用や諸経費、利益などの項目について書きます。
抜けてる事があればどんどんコメントを入れて修正ください。特にメーターや電気工事の規制など電力会社によって違うため色々あると思います。

工事編【設置工事】

2009年03月01日 |  太陽光発電システム
前回は【架台編】、今回は【工事編】を展開させていただきます。

工事は、屋根への設置工事と電気工事に分かれます。それぞれの工事金額の構成は手間賃(人件費)と材料費で構成されるとお考えください。但し、複数の見積りを比べて工事費が違うから安い方にあわせてくれ!というのはちょっと待ってください。会社さんによっては工事費に対しても見積上で利益を計上している会社さんとそうでない会社さんもあります。
前回も書きましたが、あくまで見積りを構成する12項目の合計でお考えください。

ちなみに写真は支持瓦を設置した写真です。
それでは、まず設置工事から


設置工事では、基本的に材料費はそんなに多くはかかりません。メーカーによっては架台のセットだけですべて材料がまかなえるメーカーもあります。普通の屋根(スレートの場合)では防水用のコーキング材等くらいでしょうか。但し、陸屋根の場合は屋根に打ち込むアンカー等、メーカーや施行方法によって変わってきますが、コンクリートの平板やクッションゴム・H鋼や補強材などが必要になってくる場合もあります。設置の容量が増えると面積も大きくなるので多少の増減はありますが、3~4kWシステムであれば普通の屋根(スレートの場合)で1万円から2万円もあればいいのではないでしょうか。陸屋根などで5万円もあれば十分だと思います。但し、特殊な設置方法では20万円とか30万円かかってもおかしくはありません。

次に人件費ですが、基本的に何人でどれだけの日数で設置できるかです。これも特殊でない限り3~4人で1日で完了します。しかし、普通どんな仕事でも簡単な仕事と複雑な仕事では単価が違うと思いますがいかがでしょう?つまり同じ人数で1日で完了したとしても手間が余計にかかる仕事の方が割高になるとお考えください。これは、屋根材や屋根の形状と密接に関係してきます。価格を聞かれた時、まず屋根はどんな屋根ですか?とお聞きするのはこれが理由です。

メーカーによっても違いますが、スレートとかコロニアル葺きと呼ばれる薄い屋根材を張っていく屋根が一番安くできます。架台も安いです。次が金属屋根、瓦屋根の場合は前回架台編でお話した支持瓦を使う工法と支持瓦が使えない瓦の場合支持金具という工法があります。瓦の場合、どちらの工法の場合でも瓦を接がしたりするのでどうしても手間がかかり、支持金具の場合は瓦を加工したりもするので、手間はそれだけかかり人件費は高くなるとお考えください。また、1面に長方形に20枚設置するのと3面に分散してしかも複雑な組み方をする事を考えてください。どちらも手間は同じだと思われますか?
つまり、同じ容量のシステムでもスレートよりも瓦・1面設置よりも多面・整形よりも複雑な設置が高くなります。
また、京セラのサムライやシャープの三角のパネルも設置に手間がかかるため工事費は高くなっています。

ただ、工事費はそんなに大きく変わることはありません。例えば簡単な設置で3kWで10万円だとするとそれがせいぜい20万円くらいになる程度ですから、kW当たり3万円位の違いです。架台の価格変動の方が大きいと思います。また、架台等と違うのは同じ屋根材で同一面に3kWと6kW設置するとしても工事費はそんなに変わりません。そうするとkW単価にすると工事費は6kW設置する方が安くなります。反対に1kWしか設置しない場合はどうでしょう?そうです当然割高になります。
このように複雑な要因、といっても屋根材と設置面・工法ぐらいですが、総合的に工事費のうちの人件費は決まってきます。

それでは人件費は一体いくらなの?という疑問があると思いますが、ご自分や周りの方の年収をお考えください。仕事内容や年齢・地域によって違ってくると思いますが、工事をされる方はそれなりの専門知識と技術をもっていて、この仕事で生計を立てていらっしゃいます。雨の日は仕事ができない事もあります。想像された年収を稼働日で割ってみてください。おいくらでしょうか?また、会社の人件費は、社会保険の会社負担分等を考えると皆さんの実際もらう金額の20%アップくらいになります。

それとは別に3階建てになれば、当然足場がないと工事ができません。屋根の勾配も緩やかな場合は良いのですが、急勾配になればたとえ平屋でも足場が必要です。安全に厳しい会社さんは、どんな屋根でも足場を設置しないと工事をされない会社もあります。安全第一は当然のことです。
また、高さによってはレッカーを使わないと搬入できない。車が入れないから運搬を人力で行うとなると別料金になるのは当然のことです。
足場は15万円から20万円・レッカーは5万円から10万円は別にかかるとお考えください。

これで工事編の半分まできましたが、ご理解できましたでしょうか?
更に、電気工事がありますが、次回に持ち越しでよろしいでしょうか。

最初に単純に金額が出ないという事はこのあたりでご理解していただけましたでしょうか。何回になるかわかりませんが、この価格シリーズをマスターできれば太陽光発電システムの価格をご自分で想像できるようになります。

太陽光発電システムの価格の考え方の概要

2009年02月28日 |  太陽光発電システム
「太陽光発電システムっていくらなの?」
「うちは月に12,000円くらい電気をつかってるけど、太陽光はいくらするの?」
「昨日、訪問販売さんと300万円で契約したけど、価格は妥当なの?」
という話が非常に多いんです。

電話で受ける分には、細かい事をお聞きできるのでまだ回答できるのですが、メールで一行だけだと答えに困ってしまうことがございます。

今回は、太陽光発電システムの価格の考え方の概要を書かせていただきます。
その後続きで細かい条件を書かせていただきます。

太陽光発電の価格はどのようにして決まるのか?

まず、各メーカーさんのカタログに希望小売価格として載っていますね。
①太陽電池モジュール(パネル)
②パワーコンディショナー・接続箱(メーカーによっては不要の場合あり)
③接続用ケーブル
④昇圧装置(設置条件により使用)
⑤発電モニター(標準装備のメーカーもあり)
メーカーカタログにはこの内①②③でシステムを組んで標準機器価格と書いてあるのが基本です。この標準機器も販売会社によってメーカーからの仕入れ価格は大きく違います。

これ以外に何が必要なのか?
⑥架台
⑦屋根工事費
⑧電気工事費
⑨売電用メーター
⑩申請費用(電力会社・補助金)
⑪運搬費
⑫諸経費(交通費など)
⑬販売会社の利益

ざっと並べただけでも13項目しかも、工事費の中には後で述べますが雑材料費や条件によりさまざまな追加項目が出てきます。

これだけ読んでいただければ、うちはいくらなの?と聞かれて困るのがわかっていただけるかと思います。それでは目安はないのかと言われれば、無いとはいえません。

住宅用の補助金を扱っている太陽光発電普及拡大センターでは、補助金申請の内容を公表していますが、kW単価はないですね。最高と最低も書いていないですが、推定すると約70万円近く違います。3kWとすれば210万円位違ってくるという事です。ただ、経験上から平均単価は当たらずも遠からずという事で、十分参考にはなるでしょう。

ここで言うkW単価ですが、基本として太陽光発電システムはkWでシステム容量を表します。例えば公称最大出力が200Wのモジュールが15枚で3,000W=3.0Kwシステムとなります。

そこで価格の話に戻りますが、①から⑤まではメーカーからいくらで仕入れているかで変わってきますが、所詮全ての項目の原価を積み上げそれに会社の利益を足したものが販売設置価格です。会社の利益設定はその会社によって経費のかけ方、利益の考え方によって左右されます。

⑥の架台についてお話します。
まず、架台は屋根の大きさと屋根材に大きく左右されます。
よくお電話で屋根材は何ですかとお聞きすると、「普通の屋根だよ」・「よくわからない」・「黒い屋根だよ」等答えられ絶句する事があります。しかし、これが当たり前かなと思いますよ。私もこの仕事に携わるまで屋根なんか気にして見た事は皆無だったと思います。

太陽電池モジュール(パネル)はメーカーによってさまざまな大きさがあります。しかし、ご自宅の屋根の大きさは決まっています。しかも、設置に際しては上下左右にどれだけのスペースをとるか決められています。(スペースを守らないとメーカーの保証が得られない場合がある)
さて、ここからがパズルです。いくつもの種類のパネルを縦に置いたり横に置いたり、メーカーによっては三角のモジュールもあったりと大変です。設置工法によりますが、同じモジュールを同じ枚数設置するのも縦置きと横置きでは架台の価格が違ってきます。何で?と皆さんお考えになると思います。
架台を縦を基本として組むのか横を基本として組むかによって、架台を構成する部材の量が違ってくるのです。当然、価格も違ってきます。厳密に言えば、部材の量が違えば手間がかかる方が工事費も影響がでてもおかしくありません。
又、同じモジュールを同じ枚数を3面に別々に設置するともっと違いがでてきます。

次に屋根材によって設置工法が違ってくるのです。例えば瓦屋根で支持瓦工法というものがあります。簡単に説明すると屋根と架台の支持点の瓦をアルミダイキャストの瓦もどきに変更します。当然他の工法と比べて明らかにそのアルミ製の瓦が増えるので高くなります。
もっと極端なのは平面の陸屋根と呼ばれる屋根に設置する場合は、角度をつけるため架台を三角に組みます。見ただけで材料費が高いと判断できるでしょう。

このように同じ3kWシステムを設置するとしても架台だけで15万円から20万円違いが出てもおかしくありません。例えば15万円違ったとして3kWの場合、kW当たり5万円違ってくるという結果になります。これに工事費も当然違ってくると考えて良いと思います。

又、屋根によっては特殊な金具を使用しないと設置不可能ということで、金具代だけで20万円という事もありました。

いかがでしょうか。13項目のうち架台だけをとってもこれだけの説明が必要であり、価格に大きな差が出るのです。何の条件も知らずにいくら?と聞かれた時の「困ったな~!」という気持ちがご理解いただけましたでしょうか?

九州新幹線 新大阪―鹿児島中央、直通新幹線は「さくら」

2009年02月27日 | Weblog
2011年春の九州新幹線全線開業時から九州・山陽区間を直通運転する新型列車の愛称が「さくら」に決定。応募総数16万8951通の中から「さくら」の応募は7927通と最多で、ほかには「はやぶさ」「はやと」「さつま」など。さくらは05年3月まで長崎―東京間の寝台特急の愛称だった。新幹線に植物の名前が採用されるのは初めて。九州区間ではさくらとつばめの2種、山陽区間ではさくらとのぞみ、ひかり、こだまの4種の新幹線が走ることになる。

 

さくらは1編成8両で、鹿児島中央―新大阪間約900キロを約4時間で結ぶ。1時間に1本の予定、JR九州が10編成、JR西日本が19編成。山あいの急な坂が多い九州区間を走るために全車両モーター、営業速度は最高時速300キロ。現在、博多―新山口間で試験走行中。

さくらの車体はJR西日本のN700系をベースに、JR九州の「つばめ」の内装デザインを採用。「和のもてなし」をコンセプトに、テーブルや手すりに古代桜や朱桜調の木材、外装は陶磁器を思わせる「白藍(しらあい)色」で薄い青みがかかり、金色のライン。運転席と連結部の近くに「KYUSHU」「WEST JAPAN」のロゴマーク。

石原社長は「日本の伝統文化が色濃く残る九州圏と関西圏を結ぶ新幹線にふさわしい愛称に決められた。九州でも愛着のある名前でうれしい。南から咲いていく桜前線のように、九州から関西へ走っていきます」と。2011年春としていた全線開業時期を「3月」と明言。

列車愛称の「さくら」 東京―下関間の特急に1929年、日本で初めての列車愛称が公募され、「櫻(さくら)」が「富士」とともに採用。51年4月には東京―大阪間の特急「つばめ」の臨時列車として「さくら」が運転。59年7月には東京―長崎間の寝台特急の愛称となり、05年3月に廃止されるまで九州と本州を結んでいた。

  


太陽光発電も省エネに省資源化へ

2009年02月26日 |  太陽光発電システム
太陽光発電:高効率・省資源の開発へ 2050年目指し「宇宙発電」も研究進む
 太陽光発電は現在、太陽エネルギーの一部しか活用できておらず、大量導入には多くの原材料が必要だ。このため、各メーカーや研究機関は薄い材料の実用化による省資源化や、集光して太陽光のすべての波長をフル活用し発電効率を上げる技術の開発に力を入れている。宇宙発電構想も進行中だ。【江口一】

 ◆厚さ1ミリ以下

 「我が国の太陽電池技術は世界一だ」。12日に開かれた民主党の勉強会で、東京工業大の小長井誠・太陽光発電システム研究センター長は日本の技術力の高さを強調した。「絶え間ない技術革新のおかげだ。薄膜などの強い分野を強化し、他国の追随を許さないことが日本の進むべき道だ」と意気込む。

 現在の太陽電池は、シリコン(ケイ素)の塊を使う「結晶シリコン」システムが一般的で、技術的には成熟してきた。しかし、太陽光から電力の変換効率が市販用では10%台とまだ低い。また、大規模に導入すると、シリコン不足が懸念されることから、政府は昨年7月、「新材料・新構造を利用し、30年以降に発電効率40%以上で1キロワット時あたりの発電コストが(原子力発電並みの)7円の太陽電池」を実現する方針を決めた。

 こうした状況の中、少ない材料で効率よく発電できる「薄膜型」太陽電池の開発に力が入れられている。その一つが銅、インジウム、ガリウム、セレンで構成する「CIGS薄膜」だ。文字通り、厚さ1ミリ以下の「薄い膜」で、シリコンを使わない太陽電池として有力視されている。

 CIGSは実用化してはいるが、市販用の効率は10%前後だ。産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の仁木栄・太陽光発電研究センター副センター長らは昨年、それを17・7%まで引き上げることに成功した。

 効率だけなら他に上回る成果があるが、仁木さんらは電池の基板を工夫して曲げられるようにし、平面でなくても設置可能にした。取り付け不可だった場所にも導入が進むことが期待される。仁木さんは「約20%の効率は現状ではかなり高効率といえる。早期に実用化したい」と話す。

 このほかシリコン自体や、別の材料による薄膜化も研究・開発が盛んだ。

 ◆光をフル活用

 豊田工業大の山口真史教授らは、太陽光をレンズで集光し、併せて可視光以外も発電に利用する「太陽光フル活用」システムの開発を目指す。

 太陽光の波長は200~1800ナノメートル(ナノは10億分の1)。山口教授によると、現在のシリコン型電池は可視光の領域(500~900ナノメートル)しか使っていない。紫外線や赤外線を活用できれば効率は上がるが、それには多くの材料による多層構造にする必要がある。

 これまでは波長900~1800ナノメートルの近赤外線を電力変換する材料がなく、フル活用が難しかった。最近、窒素系化合物半導体で有力な材料を発見し、実験段階では3~4割の効率が達成可能になった。

 一方、集光すれば電池の設置面積は小さくてよく、省資源、低コストになる。同じ発電量なら集光率500倍で理論上、面積は500分の1で済む。

 約400倍の集光率と太陽を自動追尾するシステムを併用し、多層構造の太陽電池で発電実験した結果、既存のシリコン型に比べて同じ面積での発電量が約1・7倍になった。山口教授は「集光率1000倍で効率40%の太陽電池なら、原発と同程度の費用で発電できる」と話す。

 ◆「夢ではない」

 国は50年までに宇宙太陽光発電の実現を目指すが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の佐々木進・高度ミッション研究グループ長は「夢の技術ではなく、30年には実現できる」と強調する。

 JAXAの計画では、赤道上空約3万6000キロメートルの軌道上に設置、長径約3・5キロ、短径約2・5キロの楕円(だえん)形の大型反射鏡2基で太陽電池に集光して発電し、マイクロ波に変換して地上に送る。地上には直径約2キロの受電装置を設け、電力に再変換する。規模は原発1基分相当の100万キロワット。昼夜を問わず一年中、安定した発電が可能だという。

 宇宙発電は米国が1960年代に計画したが、80年代に中断した。90年代以降日本で研究が活発化し、米が開発を再開した。この経緯から佐々木さんは「日本が宇宙発電の最先端だ」と説明する。

 現在、地上でマイクロ波の送受信実験に着手している。10年代後半には、100キロワット級の小型装置を打ち上げ、実際に「ミニ宇宙発電」を試す予定だ。

日本でも太陽光発電の高値買い取り制度,経産省が2010年度に導入検討

2009年02月25日 |  太陽光発電システム
二階俊博経済産業省相は2009年2月24日の記者会見で,太陽光発電による電力を電気事業者が1kWh当たり50円弱という高値で買い取ることを義務付ける仕組みを検討していると発表。

同制度の詳細はこれから検討して決めるというが,電力会社の負担分は一般の電気料金への上乗せでカバーするという点で,欧州を中心に広がっている「Feed-in Tariffs(FIT)」制度と基本的に同じである。経産省は今国会中に法案を提出し2010年にも実施する方針で,さらに「(少なくとも)予算がついている2010年度末までは家庭向け太陽光発電システムの設置補助金制度と併用する」(経産省)としている。早くシステムを導入するほど大きいメリットを得られる格好だ。

当初の買い取り額は,現時点の電力料金の2倍程度,すなわち48円/kWh前後になる見込み。買い取りを義務付ける期間は約10年である。

償却期間は半減の約10年か
仮に最大出力が4kWの太陽光発電システムを設置した場合,1年間の発電量は約4200kWh(稼動率0.12で計算)。これをすべて電力会社が48円/kWhで買い取ると,買い取り額は約20万円/年となる。

設置補助金制度は,システムの購入時に最大出力1kW当たり7万円,つまりシステム価格の1割超を国が負担するものとなっている。この制度を利用すると,60万円/kWのシステム4kW分が210万円程で設置可能となる。

つまり,FITの電力買い取り制度と併せると,およそ10年で初期費用がほとんど償却できる計算で,従来20年超かかっていた時間を半減できる。実際には,FITの買い取り価格は年を追うごとに下がる可能性があり,しかも太陽光発電による電力の一定量は家庭内で利用するため,償却にかかる期間はこれより長くなる可能性がある。

ホンダ新型ハイブリッド車 インサイト快走

2009年02月24日 | Weblog
新聞をちらっと読んでいたら、景気悪化の中でホンダ新型ハイブリッド車が売れているとのこと。低燃費に加え、低価格が189万円と安い点が消費者に受け入れられ、好調な滑り出しになったと見られる。という記事。

ずっと前から環境対応のハイブリッド車がどうしても欲しかった。2月上旬に産業フェアで展示されていたのを見せていただいたとき、ハイブリッド車の進化にはすごく驚いた。デザインまで進んで、ガソリン車と違わないほど・・・。

ホンダ・インサイトについて、ちょっと調べてみました。


ホンダ・インサイト (INSIGHT) は本田技研工業が生産・販売しているハイブリッド自動車。2006年7月で一度生産・販売を終了していたが、2009年2月にコンセプトを変更の上、新型ハイブリッド戦略車として約2年7ヶ月ぶりに復活した。

車名は英語で「洞察力・見抜く力」を意味する「insight」に由来する。

受賞歴
初代 2000年のインターナショナル・エンジン・オブ・イヤー(en:International Engine of the Year)を受賞した。また、その後、2006年に生産中止になるまで1リッター未満のクラス(sub-1 liter)を7年連続で受賞し続けた。

生産 初代モデルはかつて、NSX専用の生産工場として建設されたホンダ栃木製作所高根沢工場で、既存のNSX、S2000とともに生産されていた。2004年4月にホンダの完成車一貫生産構想に基づき全3車種とも高根沢工場での生産を中止し、ホンダ鈴鹿製作所の少量車種専用ライン、TDラインへ生産を移管された。その後、2006年7月に生産を終了した。
2代目は鈴鹿製作所で生産される。

ホンダ・インサイト(2代目) ZE2型 米国仕様

製造期間 2009年~
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドア ハッチバックセダン
ハイブリッド Honda IMAシステム
エンジン LDA型:1.3L 直4 SOHC i-VTEC i-DSI
モーター MF6型 :薄型DCブラシレスモーター
最高出力 エンジン:65kW/5,800rpm モーター:10kW/1,500rpm
最大トルク エンジン:121N·m/4,500rpm モーター:78N·m/1,000rpm
変速機 ホンダマルチマチックS(CVT)(LSは7スピードモード付)
駆動方式 FF
サスペンション 前:マクファーソンストラット式 後:車軸式
全長 4,390mm 全幅 1,695mm 全高 1,425mm ホイールベース 2,550mm
車両重量 1,190 - 1.200kg
燃費 24.0 - 26.0km/L(JC08モード)

ホンダ・インサイト(初代)ZE1型

製造期間 1999年-2006年
乗車定員 2名
ボディタイプ 3ドアハッチバッククーペ
ハイブリッド Honda IMAシステム
エンジン ECA型:1.0L 直3 SOHC VTEC
モーター MF2型:薄型DCブラシレスモーター
最高出力 エンジン:66kW/5,700rpm モーター(MT):10kW/3,000rpm モーター(CVT):9.2kW/2,000rpm
最大トルク エンジン:92N·m/4,800rpm モーター:49N·m/1,000rpm
変速機 5速MT ホンダマルチマチックS(CVT)
駆動方式 FF
サスペンション 前:マクファーソンストラット 後:車軸式
全長 3,940mm 全幅 1,695mm 全高 1,355mm
ホイールベース 2,400mm
車両重量 MT:820kg CVT:850kg
燃費 MT:36.0km/L(10・15モード) CVT:32.0km/L(10・15モード)

藤崎台のクスノキ群

2009年02月23日 | Weblog
昨年は熊本城入場者数が日本一に輝いた。築城400年のイベントはとても
すばらしかった。市長はじめ市民の皆さんのおかげでしょうね。

藤崎台球場にそびえ立つクスノキ群では、私が小さいときによく遊んでいた
記憶があります。今も時々見ているほど、愛着があります。

大正13年に国が天然記念物に指定されています。藤崎台には明治10年まで
藤崎八旛宮が鎮座されていました。クスノキ群と言われる理由は、7本の
クスノキが群生しているためであり、全国でもとても珍しい。小さい樹齢で
400年、大きい樹で400年、高さが28メートル、樹齢1000年と。

熊本城が建つ前からあり、熊本城が建築される様子も、西南戦争をもここを
見守ってきた”歴史の生き証人”。熊本の街を見下ろしてきた「熊本の長老」
私たちはずっと守り続け、すばらしい子孫に残していかなければいけないですね。

今は、クローンを育成中だとか。

ボランティアガイドの橋本和彦さん(橋本醤油代表)が保護活動しているようです。