ＩＨクッキングヒーターって？

IHクッキングヒーターは、火を使わず、磁力線のはたらきで鍋そのものが発熱します。
高火力からトロ火までどんな料理にも対応できます。200ボルト機器なのでハイカロリーバーナーにも負けないパワーで、強火が命のチャーハンも美味しく仕上がります。

国内メーカーのものは、ロースターや揚げ物温度調節機能も付いているので、大変便利です。
これまでのキッチンのように、壁際にとらわれる事なく、アイランド式のキッチンや、木製の調理台だって作ることができます。
しかもフラットなトッププレートは、お手入れが簡単。
そのシンプルな美しさは、キッチンを今までとは違う世界に変えてくれます。
実際に付けられたお客様からはつけて良かったという声がほとんどです。

火がないのにどうして熱くなるの？

IHは、Induction Heatingの略で、日本語にすると電磁誘導加熱の略です。
それでは、そのIHクッキングヒーターは、どのように鍋やフライパンを加熱するのか、そのしくみについて詳しく見てみましょう。

　①磁力発生コイルに電流を流します。
　②コイルから磁力線が発生します。
　③鍋底にうず電流を流します。
　④うず電流により鍋そのものが発熱します。

鉄鍋には電気抵抗があるため、流れる電流が熱に変わり、鍋の底が熱くなります。電気抵抗が少ないアルミの鍋などは、電流は通っても十分な発熱が得られないため使用できないとされていましたが、最近では、鍋の材質や形状、重さなどの制約が軽減し、市販のフライパンやアルミ片手鍋などが使えるタイプも販売されています。

IHクッキングヒーターの2kwヒーターは、ガスのハイカロリーバーナー（4200kcal/h）に相当する高火力をもつ。
天板が平面なため掃除がしやすい。
ガスコンロに比べて上昇気流が少ないため、油煙が広がりにくく、コンロ周辺やキッチンの天井などの汚れをおさえる。
輻射熱が非常に少なく、夏でも涼しく調理できるなどの特徴をもつ。

ＩＨクッキングヒーターについて気になることを答えます。

オール電化住宅に欠かせない機器が「電気クッキングヒーター」。最近ではキッチンの“新三種の神器”と呼ばれるほど人気が高く、機器のデザインや機能も日進月歩で進化を続けています。

磁力の力で鍋自体を発熱させるIHクッキングヒーター。
熱効率は約90%と非常に高く、とても経済的です。
何より、炎が出ないため空気も汚れにくくなり、またお手入れも簡単です。
お子様・お年寄りでも安心して料理を行なう事が可能です。

Ｑ１．子どもやお年寄りでも使いやすい？
Ａ１．操作ボタンがトッププレート上などに使いやすい角度でついていることが多く、腰をかがめなくてもワンタッチで操作ができます。
温度などの表示も分かりやすいので、子どもでも無理なく使えます。
また、鍋なし自動オフや切り忘れ防止など、うっかりミス防止機能がついているので安心です。

Ｑ２．表面は熱くなるのですか？
Ａ２．IH自体の発熱はほとんどありませんが、鍋の発熱がガラス部に伝わり温度が上昇します。

Ｑ３．どんな調理器具（鍋等）が使えますか？
Ａ３．基本的に磁石がつく鍋なら使用できます。大きさは12cmから27cm未満。
鍋底の凹みが3mmが適当です。

Ｑ４．システムキッチンには設置できますか？
Ａ４．システムキッチンの三口用ビルトイン開口穴は、ガスも共通の業界標準になっております。ご確認の上設置ください。

Ｑ５．ガスと比べてどのくらいおトクですか？
Ａ５．都市ガスと燃料代ではほぼ同等です。しかし、オール電化料金体制の深夜料金だと、かなり安くなります。

Ｑ６．お手入れはどうすればいいのですか？
Ａ６．通常は表面の拭き掃除と、グリル皿の清掃にて気持ち良くお使いいただけます。