NPO法人静岡県環境カウンセラー協会

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文献紹介

2005年01月28日 | 環境カウンセラー通信 しずおか No.5
文献紹介

        佐々木勝臣 事業者部門/磐田市

アストロバイオロジー

我々は「人間圏」を作って、地球から物質やエネルギーを取り入れて豊かさ(富)を蓄積し、文明を築いてきた。しかし、現代の環境、人口、食糧問題など、文明の成立基盤を揺るがす深刻な状態となってきた。アストロバイオロジーでは、この問題を地球システムの問題ととらえ、「人間圏」の中だけで、我々を絶対的な存在として、全てを人間中心に考えるのではなくて、「宇宙から俯瞰して相対的に考える視点」を持ち、新しい文明及び21世紀の「人間圏」のあり方として追求する。
例えば、地球環境問題について言えば、「地球にやさしい」とは、我々の存在、生き方が地球に影響を及ぼさないということであり、地球人口をせいぜい10億人程度にすること。
となり、「地球にやさしい」というキャッチフレーズは、実はとんでもない表現であり、人間中心主義の立場に立つ人間の傲慢さを見事に現したキャッチフレーズといえる。・・・・

松井孝典
「宇宙人としての生き方」、「生きるために大切なものの見方考え方」 など


環境倫理学

環境倫理学とは、個人主義的「生命倫理」とは反対に環境倫理学の三つの基本主張:①自然の生存権の問題、②世代間倫理の問題③地球全体主義、を考え、対応を迫られている様々な環境問題について、どのように対処すればよいのかを考える。
例えば、環境倫理学では、地球上での人類の生存を可能な状態にしておくことがいちばん重要な原理である。とすると、地球全体主義の前に個人の権利は当然縮小される。・・・

加藤尚武(ひさたけ)
「環境倫理学のすすめ」、「環境と倫理」 など

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