映画「セッション」を思い出しました。
日野皓正の中学生ビンタ事件。
世田谷区の教育委員会が主催するコンサートでのワンシーン。
中学生を対象にしたワークショップ「ドリーム・ジャズ・バンド」の発表会で、校長の日野皓正が教え子の中学生ドラマーをビンタしたというものです。
動画がテレビで流れていました。
アンコールで、1人1人がソロで演奏していた時のこと。
ドラムの中学生が延々と叩き続けたんだそうです。
見かねた日野がつかつかと歩み寄り、スティックを取り上げ投げ捨てました。
それで演奏を止めていればその先はなかったでしょう。
中学生はなおも手でドラムをたたき続けます。
そこで怒った日野は、中学生の髪を掴み前後に揺する、頬をビンタする・・・。
そういう顛末です。
理由はどうあれ公衆の面前でビンタするのは「やり過ぎ」というのが大方の論調です。
中学生が大けがをしたというならともかく、大騒ぎすることもないように思います。
なにより中学生もその父親も「自分が(息子が)悪い」と認めているわけですから。
他人がとやかく言うことではないですね。
世界の日野皓正。
ジャズミュージシャンですよ。
多少、クレイジーなところもないと・・・。
スティックを奪われても手で叩き続けた中学生。
天晴れではないですか。
彼もまた、クレイジー。
将来、ジャズドラマーとして名を成して欲しいですね。