あざとい演出に辟易する24時間テレビですが、平均視聴率は何と歴代2位の18,6%だったとか。
ブルゾンちえみのゴールシーンは瞬間最高視聴率40,5%だったそうです。
日テレ、また調子こいちゃいますね。
マラソンランナーを当日決定するという奇を衒った「下衆演出」。
受け入れられたんですね。
日本人は人が良いと思います。
あんなこと、リアルにやったら正真正銘の「パワハラ」です。
テレビで生きるタレントとしては局の命令は断れませんからね。
世界の電通ですら、批判の的になる時代。
一歩間違えば、同じ轍を踏むことにもなりかねません。
テレビ局なんて、広告代理店と似たり寄ったりのブラックです。
「つながっちゃった」などという徹夜を意味する隠語が、制作現場では飛び交いますからね。
でも、皆、好きでやっている仕事だから、苦労も快感に変わってしまうんですが・・・。
24時間テレビにも感動するコーナーはあります。
時々、チャンネルを合わせるとそんなシーンにも巡り会います。
櫻井翔が福島を訪ねるリポートは良かったですね。
2人の少年が、一時帰宅した故郷で、スタッフに「ちょっと走って良いですか?」と聞いて駆けていくシーン。
あれは良いです。
子供たちの合唱も良かったですね。
故郷に帰れない子供たち。
それでも原発を否定しない政治家たちへの無言の抵抗です。
せっかくこんな良い演出があるのに・・・。
もったいない。