日本の「食」の在り方

益々、グローバル化する日本の食卓を通じ、未来の日本の食の在り方を模索していきたいと思います。

宮崎牛の口蹄疫事件に思うこと

2010-05-23 17:08:42 | 食に関する考察

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宮崎牛の口蹄疫事件のため、
日本肉牛市場には、多大な影響はないというものの、
やはり、関連ニュースを見る度に心配になります。


口蹄疫が怖いのは、伝染力の強い家畜疾病であり、
感染動物への接触以外にも塵などによって空気感染するところです。


宮崎牛の種牛まで感染して、殺処分の対象となり、
このままでは、宮崎牛ブランドの死活問題へと発展しており、
関係者、特に農家の方々のことを考えると心中穏やかではありません。


しかし、今回の宮崎牛の口蹄疫の感染源が、
とある牧場が3月にチーズを作る目的に輸入した水牛にあるなんて、
それも、その輸入者が輸入水牛の感染事実を隠蔽したことが、
感染拡大につながったというのだから、関係者でなくとも
怒りを感じます。


他方で、宮崎牛の口蹄疫事件が示すように、獣医師や
殺処分する業者の不足が深刻な問題として浮き彫りになりました。。。。
東国原知事のブログを読むと現場の方の大変さが
よく分かります。


救いは、今回の口蹄疫は病性が非定形型で伝播力が強くなく、
そのため感染の確定や防疫措置に混乱が生じたようですが、
比較的その感染拡大の範囲が大きくならないうちに、
手を打つことができたことです。


まずは、口蹄疫感染拡大を最低限に抑えるために
迅速にかつ即効性のある防疫措置をとることが肝要で、
マスコミも必要以上に騒ぎ立てず、的確に情報を伝達し、
国民も口蹄疫に対する正しい知識をもち、
状況を理解して購買・消費活動を行うことが大事です。