
ハッカビーズ@新宿武蔵野館
2004/アメリカ/デヴィッド・O・ラッセル/ ♥ huckabees
アルバート(ジェイソン・シュワルツマン)はオタク自然保護活動家。所属する自然保護団体ですすめてきた森と沼を救う計画に、大型スーパー「ハッカビーズ」のエリート社員ブラッド(ジュード・ロウ)が、新店舗計画とともに保護計画を牛耳ろうとしてきた。ルックスもよく、バリバリ仕事をし、まわりの人間関係もそつなくこなし、「ハッカビーズ」の看板モデル、ドーン(ナオミ・ワッツ)を恋人にもつ―人生の成功者であるブラッドに活動の場を奪われたアルバートは嫉妬し何とか復讐をしたいと闘志の炎を燃やす。そして復讐するためには、まず己を知らねばならぬ、と思ったアルバートは「哲学探偵夫婦」(ダスティン・ホフマン、リリー・トムリン)に、なんと自分を探偵するように依頼する。
アルバートの親友で地球保護に心を砕く消防士のトミー(マーク・ウォールバーグ)。そのあまりなエコ思想に耐えかねた妻と子供は家を出て行く。そんなトミーの前に「哲学探偵夫婦」の宿敵で謎のフランス人女性カテリン(イザベル・ユベール)が現われる。
アルバートの「自分探し」がトミー、ドーン、ブラッドらを巻き込み思わぬ方向へ展開していく・・・
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まず、チラシやポスターを見て、「ジュード・ロウ主演、スーパーを舞台にしたポップなコメディ♪」を期待されている方。そんな方にはおすすめしません。それから、哲学アレルギーの方にもおすすめしません。
日本の宣伝の仕方はいかんよー、JAROに訴えちゃうぞ(笑)コピーが「人生のスーパーマーケットへようこそ『幸せ』あります」ですよ。単純に笑わせてくれるちょっとおバカな映画でも観るかな~、なんて思いながら映画館行きましたもん。
まず、「スーパーを舞台に」してません(笑) この時点で「百貨店大百科」みたいな映画かな、という期待が潰されます。それからジュード・ロウが中央に、他の出演者を後ろに従えた構図のポスター。真ん中にいる人が主人公だろう、という期待も潰されます。確かに彼はストーリーの重要な部分を演じてますが、いわば“第一脇役”でしょ。主役は濃い~くてムサいルックスのジェイソン・シュワルツマンです。はい、ポスターではちょろっと顔出してます。確かにこの人が中心じゃとても暑苦しいけど・・・
うーーーん、まずセリフを追うのに疲れましたねー。まあ設定が「哲学探偵に相談する」というものだから、哲学っぽいわけのわからん言葉が連発される。コメディーだから“哲学っぽいわけのわからなさ”も演出のひとつなのだけど、どうしても言葉の意味を考えてしまい、笑うまでに至らない。
それでもジュード・ロウ観たさに(そんなにいいか?)この映画を観る方、セリフは適当に流して、豪華キャストらの演技に注目しましょう。ジュード・ロウのイヤミなヤンエグ(死語)ぶりもなかなかだし、それが崩れるときも見もの!探偵夫婦のアヤシさも笑えるし、あのイザベル・ユベールもあんなことまでしちゃって
演出次第では「マルコビッチの穴」みたいな面白さや、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」のへんてこりんな雰囲気がかもし出せたのではないのかなー・・・ちょっと惜しい。いや、テーマもキャストもここまで揃いながらこりゃいかんだろう!
・・・・個人的には「自分探し」という言葉は大っきらいなんですけどね。「自分を探す~?アンタ、そこにいるやん!」って言ってやりたいです。
2004/アメリカ/デヴィッド・O・ラッセル/ ♥ huckabees
アルバート(ジェイソン・シュワルツマン)はオタク自然保護活動家。所属する自然保護団体ですすめてきた森と沼を救う計画に、大型スーパー「ハッカビーズ」のエリート社員ブラッド(ジュード・ロウ)が、新店舗計画とともに保護計画を牛耳ろうとしてきた。ルックスもよく、バリバリ仕事をし、まわりの人間関係もそつなくこなし、「ハッカビーズ」の看板モデル、ドーン(ナオミ・ワッツ)を恋人にもつ―人生の成功者であるブラッドに活動の場を奪われたアルバートは嫉妬し何とか復讐をしたいと闘志の炎を燃やす。そして復讐するためには、まず己を知らねばならぬ、と思ったアルバートは「哲学探偵夫婦」(ダスティン・ホフマン、リリー・トムリン)に、なんと自分を探偵するように依頼する。
アルバートの親友で地球保護に心を砕く消防士のトミー(マーク・ウォールバーグ)。そのあまりなエコ思想に耐えかねた妻と子供は家を出て行く。そんなトミーの前に「哲学探偵夫婦」の宿敵で謎のフランス人女性カテリン(イザベル・ユベール)が現われる。
アルバートの「自分探し」がトミー、ドーン、ブラッドらを巻き込み思わぬ方向へ展開していく・・・
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まず、チラシやポスターを見て、「ジュード・ロウ主演、スーパーを舞台にしたポップなコメディ♪」を期待されている方。そんな方にはおすすめしません。それから、哲学アレルギーの方にもおすすめしません。
日本の宣伝の仕方はいかんよー、JAROに訴えちゃうぞ(笑)コピーが「人生のスーパーマーケットへようこそ『幸せ』あります」ですよ。単純に笑わせてくれるちょっとおバカな映画でも観るかな~、なんて思いながら映画館行きましたもん。
まず、「スーパーを舞台に」してません(笑) この時点で「百貨店大百科」みたいな映画かな、という期待が潰されます。それからジュード・ロウが中央に、他の出演者を後ろに従えた構図のポスター。真ん中にいる人が主人公だろう、という期待も潰されます。確かに彼はストーリーの重要な部分を演じてますが、いわば“第一脇役”でしょ。主役は濃い~くてムサいルックスのジェイソン・シュワルツマンです。はい、ポスターではちょろっと顔出してます。確かにこの人が中心じゃとても暑苦しいけど・・・
うーーーん、まずセリフを追うのに疲れましたねー。まあ設定が「哲学探偵に相談する」というものだから、哲学っぽいわけのわからん言葉が連発される。コメディーだから“哲学っぽいわけのわからなさ”も演出のひとつなのだけど、どうしても言葉の意味を考えてしまい、笑うまでに至らない。
それでもジュード・ロウ観たさに(そんなにいいか?)この映画を観る方、セリフは適当に流して、豪華キャストらの演技に注目しましょう。ジュード・ロウのイヤミなヤンエグ(死語)ぶりもなかなかだし、それが崩れるときも見もの!探偵夫婦のアヤシさも笑えるし、あのイザベル・ユベールもあんなことまでしちゃって

演出次第では「マルコビッチの穴」みたいな面白さや、「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」のへんてこりんな雰囲気がかもし出せたのではないのかなー・・・ちょっと惜しい。いや、テーマもキャストもここまで揃いながらこりゃいかんだろう!
・・・・個人的には「自分探し」という言葉は大っきらいなんですけどね。「自分を探す~?アンタ、そこにいるやん!」って言ってやりたいです。
色んな作品でそう思う事があります(苦笑)
特にこの作品は期待したものと全く違って、混乱した方も多かった事でしょう。
>へんてこりんな雰囲気
あともう少し! と言う感じが、案外この作品の持ち味なのでしょうか?
何となく好きです(笑)
人には薦めないけれど、私はなかなかおもしろかったですー。
>マルコビッチの穴、ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
っぽいニオイはしましたよね。いちお。
真実を求めたいクセに、探偵に偽りの告白をしちゃうヒネぶりなどがツボでした。
ブラッドみたいな人はいけ好かないけど(後半は好きになりましたが)、アルバートみたいな人もタチ悪いですねー。まわりにいてほしくない人!!(爆笑)
ホント、この作品は、好き嫌い分かれますよね!!私は、あまり、好きではなかったですけど…。同じ1000円払うなら、マダガスカルでも見に行きたかったと後悔してしまいました~!!!!!がっかり…
ジュード・ロウ演じるブラッドの落ちぶれ方が好きでしたねー。一方で直美(笑)・ワッツは落ちきれてなかった気がするのですが。・・・関係ないけど、直美といえば、アタシにとっては何といっても藤山直美(笑)