やわらかい手@Bunkamuraル・シネマ
2006/イギリス・フランス・ベルギー・ドイツ・ルクセンブルグ/サム・ガルバルスキ/Irina Palm
中年の主婦マギー(マリアンヌ・フェイスフル)は夫に先立たれ独り暮らしをしている。難病の孫オリーの治療費のために家も手放していた。しかし孫の状態は改善せず、医師から、命のためならオーストラリアでの特別手術が必要だと言われる。息子夫婦もマギーにもこれ . . . 本文を読む
夜の素顔@新文芸坐
1958/日本/吉村公三郎
第二次世界大戦中の南方基地。踊り子の朱実(京マチ子)は軍の慰問のため舞台に立っていた。そこへ襲ってきた空襲。若林中尉(根上淳)に連れられ逃げる朱実はジャングルの奥深くで中尉と結ばれた。
戦後。朱実は小林流の家元(細川ちか子)に、着の身着のままの状態で弟子入りする。すっかり引退する気でいた師匠だったが、朱実の熱意にほだされ弟子をとるようになり、 . . . 本文を読む
弓@早稲田松竹
2005/韓国/キム・ギドク
海の上に浮かぶ漁船に老人(チョン・ソンファン)と少女(ハン・ヨルム)が住んでいた。
幼少の頃老人に連れられてきて船上の生活を始めた少女。老人は少女が17歳になったときに結婚しようと、大事に彼女を育ててきた。
老人は、漁船を釣り客に開放して生計をたてていた。ボートで釣り客の送迎をしながら、陸上で必要な物資を購入する、そんな中少女との結婚式用の . . . 本文を読む
ヨコハマメリー@早稲田松竹
2005/日本/中村高寛
真っ白な化粧に、貴族のようなドレスを着て横浜の街に立つメリーさん。娼婦として横浜の街で戦後50年を過ごしてきた。
誰もメリーさんの本名も出身地も知らない。そのうち様々な逸話が語られ、メリーさんは都市伝説の人となっていく。
95年、メリーさんが横浜の街から姿を消す。
歌手として横浜に暮らす永登元次郎さんをはじめ、メリーさんを見守ってき . . . 本文を読む
予測された喪失@川崎市民ミュージアム
1992/オーストリア/ウルリヒ・ザイドル/MIT VERLUST IST ZU RECHNEN
チェコとオーストリアの国境をはさんで、人々の暮らしを描き、冷戦終結後あからさまになる東西格差などの問題点も浮かび上がらせる、セミドキュメンタリー。
オーストリアのゼップは妻を亡くして独り暮らしをしている。亡き妻が貯蔵していた保存食も底をつきかけ、ゼップは料 . . . 本文を読む
四十八歳の抵抗@三百人劇場
1956/日本/吉村公三郎
その男(山村聡)は48歳。口うるさい妻(杉村春子)、適齢期を間近にした娘(若尾文子)と共に暮らす。職場では次長の職に就き、これといって特筆することもない毎日を送る。
しかし、会社の慰安旅行で熱海に出かけたときから彼の日常生活にさざ波がたてられる。彼の行く先々で出没する部下(船越英二)は男の行動、胸の内を全て読み取っているような発言をし、 . . . 本文を読む
約三十の嘘@シネクイント
2004/日本/大谷健太郎
豪華寝台列車に詐欺師達が乗り、久々の仕事へと目的地に向かう。仕事は成功して大儲け。しかし帰りの電車で・・・。
というわけで、全て列車の中だけでストーリーが展開します。そんなところはマイク水野の「シベリア超特急」と同じなのですが、こちらは“シベ超”と違ってちゃんと列車は揺れて走ってます(笑)。
ミステリータッチで、あれ?あれ?と予測してい . . . 本文を読む