叱られた

先週、ジャスミンの爪切りに行こうとしてキャリーケースを出した途端、タンスの上に
逃げ込まれ、とうとう下りて来てもらえなかった。

脚立に登って拉致しても良かったのだが、タンスの上は不可侵にしてやっている。

今日は、何がなんでも爪切りに行きますよ！

 　　                                        ママの挙動が不審・・・


ジャスミンに気づかれないよう、目を合わさないようにしている。
素知らぬふりを決め込んだ。
もちろん、キャリーケースはまだ出していない。

洗濯機を２度回していたらお昼になってしまった。

ジャスミンはお昼ご飯を食べ、お昼寝モードに突入した。
よしよし・・・・・。

私はおもむろにキャリーケースのファスナーを開け、秘密裡に準備を進める。

ジャスミンの昼寝の場所はつかんでいる。
垂らしている布切れを持ち上げてみると・・・・

ほ～ら、いた。

　　                           zz・・z・・ぼや～ん。


ぼんやりしているジャスミンを、秘密基地よりやや強引に引きずり出す。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おこったからね！


ぼんやりしながら怒っている。

　　　　　　　　　　　　　　ジャスミンちゃん、こんにちは～♪

　コンニチハ・・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ほ～ら、ジャスミンちゃん、もうしゅぐですヨ～♪

　　　　　　　　　　　　　　　　　ヤだ！

病院での爪切りが慣れてくるにつれ、最近ジャスミンは先生にもグズリはじめている。

そして、どのセンセイも「えらいでシュね～♪」「もうシュぐですよ～♪」とみんな
幼児語なのが可笑しい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ママにだまされた・・・


爪切りも怒っているが、なによりも、不可侵にしてやっていた秘密基地より、連れ出した
ことを怒っているに違いないのだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


ほら、ね。

約束を破ってごめんね。


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