しどろもどろな猫生活

~猫飼い初めてのダメ飼い主と後片付けが出来ない猫の甘い生活~

私の、スーパー銭湯

2012年09月18日 | 日記

先日、久しぶりにスーパー銭湯に行った。



母が骨折手術後、入院中に一種の薬害で生死を彷徨うことになったリハビリ病院。
無事生還、意識も元通り回復したものの、ずっとベッドの人になってしまった5年前。



その病室の窓から、広い通りの向かい側に、大きなスーパー銭湯が見えた。
母に勧められるまま、病院の帰り、その銭湯に思い切って寄ってみた。

なかなか素敵な銭湯だ。
のびのび手足を伸ばせたが……心はゆったりお湯に任せられなかった。



風呂から出て駐車場に向かう時、とっぷり暮れた冬の夜空に、目の前に母の居る大きな病院の窓の明かりが見えて、
銭湯に寄ったことを後悔した。

そして、その半年後、母は家に帰れたものの、その1ヶ月後に私の腕の中で帰らぬ人になった。



京都から兄夫婦が駆けつけて来てくれた。
葬儀の段取りを済ませた後、兄が突然「家の近くにスーパー銭湯はないか?」と聞く。

家で風呂をたてるよ、という私を押し切り、ネットで調べ、一番近い銭湯を見つけて、無理やり私を車に乗せた。



義姉(あね)と、はじめて一緒に湯船に浸かった。

そして、義姉が「有難う、お疲れ様。」と、私に言った。

私は、それまで張っていた気持ちが、全部湯船のお湯に流れて行くのを感じた。
何度も何度も顔を洗った。

そして、兄が何がなんでも私を銭湯に連れ出したかった気持ちに、感謝した。



あれから4年。

久しぶりの銭湯だ。
しかも私の中で、大きな存在であったスーパー銭湯を、単なる時間潰しとして利用しようとした。

昼間の用事と夜の用事の間に、長い空白を埋めなくてはならなかったのだ。
ふっと思いついたスーパー銭湯。
私の、スーパー銭湯に対する意識が、いつのまにか軽くなっていた。



しかも今回、そこで、<タイ式アカスリ>なんぞを体験した。

すンごいことに!
私のモロモロのアカが、ボロボロボロボロ。

スーパー銭湯は、今の私には、身も心も軽くなるところに変わっていた。



もちろん、ジャスミンのお蔭で、



スーパー銭湯なんかに行かなくても、私の毎日は、心身ともに充分癒されている。


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