ほらぁ、下りてらっしゃ~い!
やだよ~ダ
まるで下りて来るつもりがない。
あら・・ら~。
バビュ~ン
って、ごめんね、ジャスミ~ン。
シャッターのタイミングが少し早過ぎた。 跳びたつ寸前だった・・・。
いやッ 下りない。
いつもは自発的に下りてくるのを待つのだが、どんどん日が暗くなってきた。
不可侵条約を結んであげていたが、仕方がない、椅子を持ち出して強制捕獲。
ジャスミンちゃん、1ヶ月ぶりねぇ。
はい、来たくないですぅ
爪切りに行きました。
尻尾をまるンと思いっきり内に巻き込んでいる。
ジャスミンは、病院ではいつも簡単に爪を切らせるのに、今日はグズった。
看護婦さんは優しい声で「あとちょっとね~」と声をかけてくれていたが・・・・、
看護婦さ~ん、ジャスミンの体勢を変えないまま足首捻って持ってますけど・・・。
ジャスミンのグズった訳がわかった。
ジャスミンちゃんえらかった?
うん、えらかったね。
出掛けがぐずぐずしていて、病院でもグズったので、すっかり日が暮れてしまった。
おうちだ・・・
今度こそバッビュ~ン。
逃げるようにバッグより飛び出した。
それからしばらくの間、私はパソコンを打っていた。
すると奥の部屋からガサゴソという音がして、私はジャスミンを探した。
??? いない。 どこにもいない。
タンスの上、家具の隙間、穴ぐら・・・いない。 え? どこ?
まさかのこんなところに! いた!
このキャリーバッグには近づきたくないと思っていた。
良かった。 このバッグは嫌われたかと思った。
きらい
もうぜったい行かないッ!
どうやらバッグは嫌われなかったみたいだが、爪切りが嫌われた。
来月までに忘れてください。
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