東埼玉病院 リハビリテーション科ブログ

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作業療法部門 新入職員挨拶

2024年06月05日 | 紹介
みなさんはじめまして!本年度より東埼玉病院リハビリテーション部門の一員に加わることとなりました、一年目の作業療法士です。

この場をお借りして、簡単な自己紹介と入職後の流れ等についてお話させていただければと思います。

元々出身は西日本のある海沿いの町で、配属の決定後にこちらへ越してきました。
気候や文化の違いなどに戸惑いながらも、先輩方や友人の助けもありなんとか生活しています。
最近はじめた趣味は家庭菜園で、賃貸アパートのベランダの一画で野菜を育てています。小さな芽から日々成長する姿が可愛く、収穫する頃にはすっかり情がわいて食べられなくなるのでは・・・と心配する今日この頃です。



入職後の流れとしましては、まずは作業療法助手として入職し、4月の中頃に国家資格の通知が届き晴れて作業療法士としてのスタートを切りました。
一年目である私は当院回復期病棟のリハビリスタッフとして配属されました。まずは先輩作業療法士のリハビリ場面を見学し、先輩の監視・指導の下で患者さんの治療を経験、通知が届いた4月中頃からは少しずつ患者さんに1人でリハビリを提供しています。



こちらは代行でリハビリに入らせていただいた患者さんとお手玉を作成している場面です。
様々な目的が含まれますが、手指の巧緻性や協調性、筋力の向上のほか、病院生活では遠のきがちな趣味活動や楽しみの提供といった目的もあります。また、この方の場合馴染みの作業を通して成功体験を経験していただき、作った作品を他者に賞賛されることで、病気の影響で使いにくくなった手の使用に対して自信を持っていただくことも目的となっています。

当院の作業療法の印象については、多彩な訓練道具や自宅を想定した設備の整う広々としたリハビリ室で、個々人の今後の生活に合わせた個別性の高い作業療法が行われていると感じました。また、その方の心身の状況に合わせて必要な自助具を手作りすることも多く、作業療法として提供できることの幅広さに感銘を受けました。



入職して一ヶ月、リハビリの内容はもちろんですが、自身や患者さんのスケジュール管理、他職種との連携や情報共有、診療報酬の事などまだまだ課題が山積みで、自身の知識不足や自己研鑽の必要性をひしひしと感じる日々です。先輩方から多くを吸収し、また、広くアンテナを張り知識や技術の向上・アップグレードに努めながら、患者さんに最善の治療が提供できるよう学び続けます。そして患者さんの主体的な生活を引き出せるような作業療法士となるべく精進して参りますので、よろしくお願いします。

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