2022年も気がつけば、終わりにさしかかっています。
一年を振り返って、目標は達成できましたか？
新たな一年を迎えるに当たって新たな目標を立てて、頑張ろうと心に決める方も多いのではないでしょうか。
しかし、こうしよう、ああしてみようと思って、始めてみても習慣づけることって難しいですよね。
自分は、三日坊主にすらならないことも多いです（苦笑）。
私自身リハビリを提供する中で、偉そうに（自分のことは棚にあげて）、自主トレーニングを指導したり、
運動習慣をつけるためにアドバイスをしたりしていますが、自分でもなかなか運動を習慣にできていない
現状があります。どうしたら新たな目標となる習慣を継続できて、よくない習慣や癖をやめることが
できるのでしょうか？
一人の人間としても、自分自身のためだったり、親としても子どもに対してだったり、
また作業療法士としても、患者さんに対して、自主訓練を習慣づけたり、悪癖をやめたり
してもらえるように、助言できるようになりたいと思っています。そして、運動習慣をもって、
健康で楽しい生活を送ってもらうことが、大事になってきています。自分も患者様と話していて、
的確にアドバイスできるようになりたいと思っています。
そこで、習慣づけのコツというか、どういう点に、注意したらよいか、一般的に言われていること等、
書籍等で調べてみました。
まず、習慣の定義ですが、日々の生活の中で「無意識で繰り返し行動している状態」のことです。
一日の中には、歯磨きなど考えなくても行っている行動も多いですね。
自分が日頃、習慣について、疑問に思っていたのは、次の二つです。
Q1：どのくらい継続したら習慣づくのか？
A：3週間（21日間）と言っている情報が多いですが、否定する意見もあります。
6週間で、挫折することも多いといわれていて、7週間程度継続できると、習慣といえるようです。
ここまで続くと意思の力を使わず、考えなくても、できる行動と言えるかもしれません。
Q2：なぜ長続きしにくいのか？
大きく変えようとしても、人間の性質として、変化を嫌い、今まで通りの状態であろうとする性質が
あるからです。体温や血圧など身体を一定の状態に保とうとする性質をホメオスタシスと言いますね。
習慣となる行動についても、大きな変化ではなく、安定を求める傾向にあるそうです。
早起きや散歩やジョギング、筋力トレーニングなど運動習慣は、誰もが身につけたいと思っていますが、
挫折することの方が多いです
自分も長続きしないことの方が多かったです。
今年自分で決めたことを、やっと少し習慣づいてきたことが増えました。
本やブログ記事等の中で沢山コツが挙げられているものもありましたが、自分がやってみて
効果的だと感じたのは、次の８つです。
① 他人に言われてではなく、主体的に（自分が）、選択した目標を立てる。
② 変化は小さく、一つずつ取り組む。ベイビーステップにする
③ 今までの習慣に紐付ける。例えば、歯磨きした後にスクワット10回する。
④ 実施する時間・場所を決める
⑤ 具体的な回数など数字を決めて目標に設定する
⑥ 周りに宣言する
⑦ 仲間をつくる
⑧ 取りかかれたらOKにする
主体的に習慣づけたい目標を決めてもらう、今までの生活習慣に結びつけて、少しずつ生活に取り入れる、
環境（場所を決める、家族を巻き込む）などが、患者様に取り組んでもらう時にポイントになりそうですね。
まとめ
自分で決めたことを少しずつ、今までの習慣にくっつけて、時間や場所を決めて、
少しでも取りかかれたら、自分を褒めて継続する
逆にやめたい習慣は、行動しにくくする、ハードルを高くするなどの方法が一般的みたいです。
甘いものを食べすぎてしまう癖がある自分には、お菓子をみえない、届きにくいところに置くこと
などが有効手段になりそうです。
また、新しい一年を、素晴らしいものにするように、自分や周りの方々が、以上の知識が役立つと良いと
思いました。
参考文献等：
- 菅原洋平；「疲れない」毎日が続く！休み方マネジメント 河出書房株式会社
- 佐藤伝；なぜかうまくいく人の「秘密の習慣」
- ブログ記事：習慣化のコツ12選。あなたが習慣化できない2つの理由とは
https://www.xserver.ne.jp/blog/how-to-habituate/?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=DAS&utm_term=&yclid=YSS.1000024944.EAIaIQobChMIr-qPoc2D_AIVJtWWCh0rIQc5EAAYASAAEgKrzfD_BwE
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