
ブログ管理人が、映画ハーモニーを第一週と、二週の二回鑑賞し、記した勝手な感想とあらすじです。
ネタバレ注意です。⭐映画をまだ鑑賞されていない方は、このページは見ないでください。
【あらすじ その2】
《東京 ホテル》
惨劇の後、ホテルでシャワーを浴びていると、螺旋監察官の仮想空間会議システムから招集を受ける霧慧トァン。
世界中で同時に6000人もの人々が自殺したのです。
これを受けて螺旋監察官事務局は捜査に乗り出すことになります。
《御冷家の豪邸訪問》
謹慎中であるものの、零下堂キアンが死ぬ間際に言った「ごめんね。ミァハ。」が気にかかる霧慧トゥアンは、13年前に亡くなった母の御冷ミァハの自宅を訪ね母の御冷レイコに会います。
そこで、彼女が外国から来た子供で、養女であったことを知ります。日本に来る前は、辛い過去があったことも聞かされます。
部屋には、昔の彼女の写真が、その裏には、一枚の名刺が。
ここで高校時代の回想シーン…
「これは、紙の名刺。昔の人々は自分の知り合いたい人だけに名刺を渡してたのよ。」この時代の人々は管理システムからのデータで誰でもわかるシステムになっていました。「これは、私達3人の名刺。私がデザインしたのよ。」と御冷ミァハ。
現実に帰る霧慧トァン。
彼女の死体は検体として健康情報大学に。
ミァハの遺体を引き取った冴紀ケイタ教授を訪ねます。
《健康情報大学》
大学を訪ねます。その教授は霧慧トァンの父 霧慧ヌァザの恩師でした。
御冷ミァハの遺体は、父は脳をコントロールする研究をしていた。その研究のため書類上の措置で、実際には彼は知らなかったのでした。
父はイラクのバグダッドにいると教えてもらい、大学を後にします。
大学をでると、玄関にはインターポールの捜査官 エリヤ・ヴァシロフか待ち構えてました。彼は、ある団体を内偵しており、互いに協力を求められます。
紙の名刺を渡されますが、それを知っている霧慧トァンには、肩すかしをされてしまいます。
クルマで一緒に羽田空港まで送ってもらいます。
羽田へ向かう途中、「生府」の機関「次世代ヒト行動特性記述ワーキンググループ」という組織のことを知らされます。
父はそのリーダー的な研究者で、「ハーモニープログラム」の開発者であることも。
その時、エリヤ・ヴァシロフが「緊急ニュースだ。」と、クルマのテレビをつける。
自殺させた犯行組織から出た犯行声明を報道するニュースが。
声明では、「我々は人々を自殺させる力がある。
この幸せな社会を壊すため、自分以外の人間を一人殺せ。
さもなくば、我々によって自殺させる。
猶予は一週間。疑うなら、このニュースの最後をみろ。」と、
ニュースを読み終わったキャスターは、胸ポケットのペンを自分に突き放して自殺します。
人を自殺させる力があることをテレビで証明したのです。(ペンは剣より強し。なんて。)
「ひどいもんを見ちまった~」と捜査官。
この世界の人々は、人の死を見ることはないのでした。
空港で、彼と分かれ、バグダッドへ向かう飛行機の中で、監察官権限によりデータにアクセスし、零下堂キアンがレストランで死ぬ前に誰がと通話していることを突き止めます。(未来では、電話機が不要な様子。)
通信記録を調べると、相手は、なんと13年前に死んだはずの御冷ミァハの声でした。
《バグダッド》
バグダッドでは医療の税制優遇措置を行い、急速に発展してきました。その中心的な建物「デアン・ケヒト」では、ガブリエル・エーディン女史(SEC脳医学研究コンソーシアムの研究員)が出迎えてくれます。
そこで、父は「次世代ヒト行動特性記述ワーキンググループ」の反主流派に追われ行方不明だと知ります。
手掛かりがないままホテルに帰ると、ドアの下には、誰かが、この場所に来い。と記したメッセージが、そこには、ウォッチミーで管理されていない外側の世界のレストランの場所が記されていました。
外側にはウォッチミーとは無縁の人々の街か広がってました。(その人たちは活き活きしていて、まるで映画「楽園追放」の地上世界のように人々は楽しい生活を送っているようです。)
レストランを訪れると、次の場所を指定したメッセージが、そこで待っていたのは、霧慧トゥアンの父の姿が。
父のスクーターで、隠れ家に案内される霧慧トァン。
そこでハーモニー計画、次世代ヒト行動特性記述ワーキンググループ、反主流派のことなど全ての真相を知ります。
御冷ミァハについては、チェチェンで偶然発見された少数民族で、個人の意識を持たず、争いのない民族だった。しかし、ロシア軍に誘拐され、そこで想像を絶する経験をし、自意識がめざめたのだと。
父は、彼女こそ、自分の研究に最適だ。彼女をコントロールできれば、全ての人間の脳をコントロール可能にできると信じたのであった。
しかし、その後、自分は反主流派に追われ、彼女はどうなったかはわからない。
ハーモニープログラムについては、「生府」は、また、大災渦の再来を恐れ、人々の脳をコントロールするハーモニーの研究をさせていた。
しかしハーモニーには、おもはぬ副作用があり、自己意識がなくなってしまうとわかり、上層部としては予算をかけて開発したので、廃棄するわけにはいかず、研究者の反対との折衷案で人々にプログラムは実装するが、起動はしないとの折衷案に至ったと。すでに、人々の脳にはハーモニープログラムは、ウォッチミーを通じて実装済みである。
反主流派の首謀者については、誰かはわからない。
と。
話が終わり、父と部屋をでてホテルへ帰ろうとすると、そこに待ち伏せしていたのはインターポール捜査官エリヤ・ヴァシロフでした。
彼は反主流派につながっており、主流派のリーダーの父を探して殺さずに連れてこいとの命令を受け、霧慧トゥアンを尾行していたのです。
とうとう、父を見つけ出した彼は、父を捕まえようとしますが、霧慧トァンとの銃撃戦になり、その結果、インターポールのエリヤ・ヴァシロフは、トァンに銃弾で倒されますが、トァンをかばった父はなくなります。
エリヤ・ヴァシロフは、死に際に「御冷ミァハは、チェチェンの反ロシア自由戦線にいる。」と、
「霧慧トァンには教えても言い。」といわれている。
つまり、「私に、会いに来い」とのメッセージだと受け取った霧慧トァンはチェチェンに向かうことを決心します。
そこへ、螺旋監察官の仮想空間会議システムからの招集が。
会議では、一週間の猶予を待たずに、「他人を殺すことなんかできない人々」の自殺者が急増している。早急に手を打たねばならない。
その会議と途中で、緊急回線が割り込む。「霧慧トゥアン上級監察官」と「上司オスカー・シュタウフェンベルク」以外は退席させられる。
そこには、螺旋監察官事務局の「上層部5人の老人」が割り込んできた。
彼らは、反主流派のボスが御冷ミァハであり、ハーモニープログラムの一部を掌握している。それを使って人々をコントロールし、自殺をさせたのだ。
このまま彼女を止めさせないと、ハーモニープログラムの起動もやむを得ないと判断していた。
彼らは、最初から霧慧トゥアンが御冷ミァハと接触することを見越していて、東京に彼女を帰した。そして、謹慎処分といいながら、自由に、行動させていたのです。
チェチェンへ出発する霧慧トァン。