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おむすびundおにぎり

はちゃめちゃな文章で綴る 特撮アニメ・ミリタリーの趣味の日記
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映画ハーモニーあらすじ《その1》

2015年11月22日 | アニメ特撮 あらすじ
ブログ管理人が、映画ハーモニーを第一週と、第二週の二回鑑賞し、記した勝手な感想とあらすじです。
二週目は「ガールズ&パンツァー劇場版」の初日を鑑賞してから、この劇場へ移動したので、既にニジェール・無人機撃墜シーンが終わってました トホホ…。
この劇場では先週の人気5位でした、。
なお、小説はまだ読んでません。
映画パンフレットなどを参考にしました。
ネタバレの部分があります。ご注意。

【本映画の世界】
人類は、2019年、「大災渦」と呼ばれる北米大陸から始まった暴動、核兵器が流出、核による汚染やウイルスの蔓延により多数の人間が亡くなり、無政府状態に陥ってしまいます。そこに誕生したのが、「生府」と呼ばれる組織。
人々はそれらと契約し、生まれると同時に胸にWachMe(ウォッチミー)と呼ばれる「恒常的体内監視システム」を取り付け、それが大人になると作動し健康状態を中央サーバーに管理され病気や死から縁のない生活を送っています。高度医療社会です。
それと引き換えに、身体自身は公共物となっています。
市民の目には、通信機能を持ち、「生府」のメッセージが表示されるコンタクトレンズを装着が義務づけられています。
実は、「大災渦」の前日譚が「虐殺器官」の物語だそうです。

御冷ミァハ曰わく「優しさに殺される世界。」

もちろんこれまでの日本政府も機能はしてはいる。この「生府」を監視するのはWHO世界保健機構の「螺旋監察官事務局」。

主人公は、その「上級螺旋監察官・ 霧慧トァン(きりと  とぁん)」日本人(おそらく 28歳)。螺旋監察官は、「生命権の保全」を名目に紛争地帯に停戦監視団送っている。制服には「メリクリウスの杖」の紋章が。

「大災渦」から半世紀がたち、人々は何の疑問ももたずにこのシステムを受け入れて暮らしているが、一部の若者は大人になり、「ウォッチミー」を、受け入れることに疑問を感じ自殺者が増えている世界。

映画の中の日本は、この優しい世界を表現するためピンク色の配色で統一されています。
バッグダットの管理外部の世界での銃撃戦のシーンは、ペルシャ絨毯が風になびいて、とても印象的なシーンです。

【あらすじ その1】
注意。ここからは、映画を観ていない方はネタバレ注意です。⭐映画をまだ鑑賞されていない方は読まないでください。
……………………………………

《アヴァン》
白い墓標のような板に何かのプログラムが書き込まれていきます。原作を読んでいないので、不明です。
(この段階では、この「白いコンピュータ」、これが何なのかはわかりませんが、映画を最後まで見ると、こういうことかと。わかることになります。)

《本編》
《アフリカ ニジェール》
2075年 ここは「独裁政権」と反政府ゲリラの「砂漠の民」と呼ばれる「トゥアレグ族」 との争いが続いています。

「大災渦」の核汚染から浄化するため「ひまわり畑」が広がってます。

WHOの停戦監視団としてこの地に赴任している霧慧トァン(きりと・とぁん)。その前には南米コロンビアにもいた模様。
彼女達は、砂漠の民のアサフと取引をしています。彼ら砂漠の民は「ウォッチミー」を取り付けてますが、中央健康管理サーバーの管理下におかれることを嫌いサーバーにはつながっていないのです。彼らは定期的にアップデートをするため「医療パッチ」と、禁止されている「酒・たばこ」とを裏取引しています。
そこへ、突然、政府軍かWHOの無人偵察機が接近。無人偵察機は、武装しているタイプ、裏取引現場が見つかれば一大事、トゥアン達は間一髪で、無人偵察機を携帯式地対空誘導弾で撃墜し逃げ切ります。

ここで、霧慧トァンの高校時代の回想シーンが…
2062年 プールサイド、高校生の霧慧トァン(まだ髪がショートカット・15歳)と、親友の零下堂キアン(れいかどう・きあん)、そして二人の親友であり、二人のカリスマ的存在である御冷ミァハ(みひや・みゃは)。
彼らは大人になると作動するウォッチミーに管理されることを嫌い自ら命を絶とうとしています。
「ウォッチミーとメディケアに管理されているこの世界は、その気になれば、メディケアのサーバーを操作すれば、何万人もの人々を殺せるのよ。」とうそぶくミァハ。そして…

「トァン、まもなくベースキャンブに着きます。」との部下の声に、ハッと我に返る霧慧トァン。
ベースキャンブでは、酒やタバコを部下達に振る舞い、自分のテントに戻ります。
しかし、そこには上司のオスカー・シュタウフェンベルク(72歳)が。
「あなたはウォッチミーをハッキングして健康管理の監視の目を逃れ、その上、禁止されている酒などを裏から手にいれいる。これは由々しきこと。」
謹慎を命じられ、母国・日本に帰ることになります。
高校時代、御冷ミァハとの自殺未遂以降、この世界から逃げ出したい彼女にとって、海外で停戦監視団という仕事は都合のよい理由だったのです。

納得いかないまま、日本に帰る飛行機の中、高校時代の回想シーンが…
自殺した3人の内、霧慧トァンと零下堂キアンは助かり、御冷ミァハだけが亡くなります。
高校生という微妙な時期に御冷ミァハと出会い、この世界に対する疑問感じながら生きてきた霧慧トァン。
御冷ミァハが生きていたら得たであろう数多くの物事を学び、努力をして螺旋監察官にまで登りつめた。しかし、それは、「幸せに殺される日本」という国から逃避でしかなかったのでした。

《日本 東京 羽田空港》
羽田空港に着くと高校時代の親友 零下堂キアンが迎えに来てくれていました。彼女は、今は模範的な市民として暮らしていました。
二人はレストランで食事を取りながら高校時代の話をします。
「私は、本当は怖くなって薬を飲まなかったの。すぐに、警察に連絡を入れて、私と霧慧トゥアンだけは助かり御冷ミァハは手遅れだった。」というキアン。

いつも、食べるのが早い霧慧トゥアン。
零下堂キアンの様子が少しおかしい。映画の画面が少し揺れます。

先にコーヒーを注いでもらっているところへ突然、血しぶきが飛んできます。零下堂キアンがナイフで自殺したのです。
「ごめんね、ミァハと‥」