
ブログ管理人が、映画ハーモニーを第一週と、二週の二回鑑賞し、記した勝手な感想とあらすじです。
⭐ネタバレ注意です。映画を鑑賞されていない方は、見ないでください。
【あらすじ その3】
《チェチェン》
トァンは、チェチェンに到着すると、アフリカ ニジェール時代の部下から武器等の装備を受取り一人で出発します。
途中、反ロシア戦線の若い兵士と出会い、ミァハに私が来たことを伝えてほしい。すぐに、座標が記されたメモが渡されます。「一人で来い。」
⭐ネタバレ注意です。映画を鑑賞されていない方は、見ないでください。
【あらすじ その3】
《チェチェン》
トァンは、チェチェンに到着すると、アフリカ ニジェール時代の部下から武器等の装備を受取り一人で出発します。
途中、反ロシア戦線の若い兵士と出会い、ミァハに私が来たことを伝えてほしい。すぐに、座標が記されたメモが渡されます。「一人で来い。」
機材を積んだ4脚ロボットと険しい山を越え、旧ロシア軍が使用していた要塞にたどり着きます。
《チェチェン 旧ロシア軍の要塞》
銃を構え、警戒しながら建物に侵入する霧慧トァン。建物は、長い間使用されていない様子です。
しかし、ミァハがここを指定したのは、理由があったのです。
そこで、御冷ミァハと再会します。そこには、ミァハ以外には誰もいない模様。
「トァン、髪を伸ばしたんだ。似合ってるよ。」と、昔から変わっていない無邪気な様子。
「あの時、一緒に行こう。と言ったのに来てくれなかったよね。」
チェチェンの少数民族だったミァハは、幼いころに、ロシア軍に誘拐され、この部屋で兵士達に買春されていたのです。そこで、本来、自意識がなかった民族である彼女は、意識が芽生え、痛みや憎しみが生まれていったのでした。
彼女が、どうやって、ここを抜け出したかの説明はありませんが、おそらくは、一旦、和平がまとまり、解放されたのかもしれません。
その後、日本人に引き取られ、御冷家に養女になったのでした。
「上層部の5人の老人達はハーモニープログラムを起動しないの。だから、この行動にでたの。」
「トァンも、苦しみも意識もない世界、ハーモニーの世界に一緒に行こうよ。」
ミァハとって、この政府に管理された世界を憎んでいた。
バグダットでハーモニープログラムを実験してきた彼女にとっては、
この世界で生きるより、いっそうのこと、意識のない世界で生きる道を選んだのでしょう。
しかし、トァンは、違いました。
トァンにとってミァハこそが、自由な世界を教えてくれたカリスマ的存在なのでした。
日本を抜け出したトァンは、世界中で外側の世界を経験してきました。
そこには、健康管理がなされていない、自由に生きる人々の姿がありました。
それは、ニジェールの砂漠民であり、バグダッドの外側に暮らす人々の姿でした。
「自意識がなくなったミァハは、私が慕うミァハではない。
そんなミァハの姿なんか見たくない。
ミァハはミァハのままていて欲しい。
ごめん、ミァハ。」
と、彼女を抱きしめなから、銃で殺害してしまいます。
(このあたりは、原作とは異なるようです。)
~銃声の音~
~静寂に包まれた世界~
白い石碑(墓石のような)にプログラムがかきこまれさていく画面に代わります。
ミァハが、亡くなったことを知らない「老人達」によって、ハーモニープログラムが作動したのです。
プログラムが書き込まれていきます。
「ハレルヤ」
「ハレルヤ」
「サヨナラ、ミァハ。」
「サヨナラ、ワタシ。」
そこには、争いのない、みどりと青い空が広がる美しい世界が広がっていく、完全な世界でした。
映画は、ここで終わります。
霧慧トァンも、その他の人々もハーモニープログラムに取り込まれ、自意識のない人間に変わって行ったのでしょうか。
結末は、鑑賞者に委ねられます。
「ハレルヤ」
「サヨナラ、ミァハ。」
「サヨナラ、ワタシ。」
そこには、争いのない、みどりと青い空が広がる美しい世界が広がっていく、完全な世界でした。
映画は、ここで終わります。
霧慧トァンも、その他の人々もハーモニープログラムに取り込まれ、自意識のない人間に変わって行ったのでしょうか。
結末は、鑑賞者に委ねられます。
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監督のなかむらたかし氏のコメントによると・・・
原作は、全ての事件が終わってから書かれた記述を物語る。という体裁になっています。
映画もそれを踏襲されているそうです。
映画冒頭で、誰かが白い墓標のような石碑(白いコンピュータ)に触れて、この記録を読み始め、
この一部終始の記録を読み終える。(最後にまた白い石碑が出てきます。)
そして、映画も終了するという体裁にされたようです。
映画冒頭で、誰かが白い墓標のような石碑(白いコンピュータ)に触れて、この記録を読み始め、
この一部終始の記録を読み終える。(最後にまた白い石碑が出てきます。)
そして、映画も終了するという体裁にされたようです。
あの「白い墓標」は、「ハーモニープログラム起動以前の人類の記録を記した墓標」だそうです。
この記録を読んでいるのは、プログラム起動以降の人類で、
おそらく15歳くらいのトァン達のような少女ではないか。と考えられたそうです。
彼らがどう感じたのか・・・・・・。