充分にお金を貯めずに物件を建てるので、私はい
つも資金繰りに苦慮します。というか四苦八苦。
五番館の竣工を控えた最後は、火災保険料の支払
いに苦しみました（汗）。
計画では、火災保険は前月の家賃をあてるつもりで
したが、そういう時に限って入金が遅れたり別の支払
いがあったり（大汗）。「マンションを建てるたびにウチ
は貧乏になる。」と家族に怒られるゆえんです。
それにしても・・・、我が事ながらいつも思います。これ
までよく自己資金の調達に失敗しなかったなと・・・。
過ぎちゃうとそんな感じですが、大元は埋蔵金です。
・・・・・・はて埋蔵金？
新入社員の頃、ボーナス時期になると行員さんや労組
の共済担当が事務室に勧誘にきました。生保レディも。
当時は部外者も事務室に自由に出入りできたので勧誘
が多かった。「千円でいいですから積み立てしてください。」
額は小さいけれど言われるままに入って４０年以上たてば、
それなりの金額に。しかも、いつの間にか数種類に加入。
個人年金、財形、各種共済、多分女性の同僚は皆そんな
感じだったと思います。頼まれると嫌と言えず。
しかし私がアホなのは、
「掛金千円アップして」と頼まれて、千円の積立金に合
計金額の２千円と書いてしまい、３千円の積み立てに
してしまう。翌月、あれっ?
でも、変更や解約の仕方が分からなくてそのままに。
・・・今となってはそれが幸いしましたが（笑）。
いえっ、むしろ、退職時まで積み立てていることを忘れ
ていました。だって共済は証書が手元にないのです。
それにお金に困っても月数千円なら、解約しても生活
改善に至らない、それも長く掛け続けられた理由です。
だから、私にとっては埋蔵金みたいなもの（笑）。
でも・・・・・・・その埋蔵金が大変なことに！
四番館の自己資金は、夫婦で解約した共済資金。
税理士さん曰く、
私が夫に資金を贈与した事になる、というのです。
四番館は夫の単独名義にしました。
竣工の翌年から夫は時給８７５円、年収が大幅ダウ
ンすることが分かっていたからです。
所得税の税率を考えて単独名義にしたのです。でも、
「きちんと借用書と返済記録を残しておかないと、税
務署に贈与と判断されますよ。」
「えっ？なんで。夫婦共通の事業のために使ったの
に？」それに・・・・・・
夫は結婚するときに言いました。
『俺の物はお前の物、
お前の物はお前の物だから。』
だから夫名義の物件は
所詮私の物、贈与ではありません！
。。。。。。。。。。。。。。。。。
税理士さんの長い沈黙のあと
来週、
資金の流れを洗い出して契約書を作る事になりました。
それにしても、
贈与税って都度調査されるのではなくて、相続のときに
調査されるのですね。知らなかった・・・。