10月に移転する某銀行、自支店のATMは記帳のみ、
ATMは窓口に1台しかないうえに平日3時まで。窓口
は衝立があって一人(組)ずつ応対するので、すごく時
間がかかります。信託なので、お金持ちのための銀行。
壱番館と弐番館は、年々利便性が悪くなるこの素敵
な銀行から融資を受けています。当時は金利が一番
低く、保証料が不要というメリットがありました。
固定期間満了になって、この銀行の窓口に行く必要
ができました。でも今週は平日の時間が取れません。
「もし宜しければ6時とか7時、会社が終わってから
お越しくださっても構いません。」
お言葉に甘えて午後6時半に訪問。
システムは不便だけど、行員さんは親切♪ と思ったら
契約前に変更手数料が勝手に引落とされていました。
急いでいたのは銀行の都合?
ハンコをついたあと、ついでなのでお願いしました。
「お金貸してください。」
「やっぱりそうきますか?」 2人で顔を見合わせて
ゲラゲラ笑いこけました。が、彼の目はマジ。
担当さん曰く、
物件を6棟にするより、1棟売って4棟にするという選
択肢がある。
今の所相続税は発生しないので無理に建てないほう
が良い。相続税がガッツリかかるほど資産が増えたら
考えてもいい。
通常1棟目2棟目までは貸すけれど、それ以上は資産
家にしか貸さない。
地下鉄至近の資産性の高い土地を所有していれば別。
(極めつけは)僕は融資したいのだけど本社が~・・・・・・。
私は、
10年間(正確にはこの5年間くらい)勉強したこと。
物件が建つと街並みや地域に貢献できること。
経営もスケールメリットが必要であること。
地下鉄から遠いけれど収益性のよい土地であること。
年齢や体力に限界があるので早めに着手したいこと。
思いつく限りのプレゼンしたけれど、小さな声で彼は
ひとこと。
「そういう事は地域密着型の銀行に・・・・・・。」
駄目らしい(笑)。
何もしないことがベスト?
“そんなのつまらない”と思ったけれど・・・、
再来年、弐番館の固定金利も終わるし、借換の打診も
しているのでこのくらいに。(どうせ担当もキッチリ2年ご
とに変わりますが)
小1時間くらいの会話だったけれど勉強になりました。
そっか、
銀行も私達を選ぶけれど、
私達も銀行を選ばなければならないんだ、と。
仕方ありません。
契約が終わったし定期預金を移動することに。ささやかな
抵抗だけど、いつか、
「のり子さん、どうか借りてください。」と言わせたい(笑)。