師匠に土地の件を相談して、自分の分際というか
弱点というか甘さ加減を思い知りました。
昨年、ほぼ希望価格で物件が売れました。
次のオーナーの返済比率は40%前後、売却物件
がオニモツにならないことが分かり安心しました。
お互いにウインウインの取引きだったと思って
います。
しかし、それは投資家としては失格の考え方です。
師匠には「安すぎた」と値付けの甘さを指摘されま
した。建築費用が高くて性能の良い外断熱物件、
時間はかかっても「1千万はもっと高く売れた。」と。
でも、「外断熱」自体は、家賃にも入居付けにも反映
しません。メリットは結露が少ないので原状回復費用
が安いこと。
夏は涼しく冬は暖かいけれど、それさえも入居中は
実感しずらい。
引っ越して初めてその良さが体感できます・・・(笑)
ファミリー全戸駐車場付きとはいえ、一般的に築12年
の物件を7%台で買えばキャッシュは残らないのでは?
安定して運営するには、あの価格がギリギリだったと
思うのです。私はどうしても購入者の心配をしてしまう。
しかし
同じ時期に物件を手放した師匠は、建築当時よりも高く
売り抜けたそうです。利回り13%で新築、8%で売却。
(利回り13%の新築というのが凄すぎますが。)
しかも、1DK物件が供給過剰になって今後の運営が難
しいことを見込んでの売却です。 売却後数カ月もしな
いで、空室が数千円も値下げされて募集されていたそ
うです。既に新しいオーナーの苦戦が始まっているとか・・・。
でも投資家にとってこれは想定内。
投資は自己責任。
新築したときから「出口」を考えること。
これが師匠の教えです。
師匠とはもっと早くお会いしたかった。そうしたら、
物件を建てるたびに有り金はたいてボロボロになら
なかった(笑)
師匠と真逆のやり方で今に至ります。
師匠、相談にのって頂いてありがとうございました。