セコムを1代でここまで育てた飯田さん。
見習うことは多そうだ。
ご紹介しますが、企業家ネットワークの季刊誌 企業家倶楽部を
購読すると多くの経営者の話が読めます。
企業家ネットワークの季刊誌 企業家倶楽部より
【新春インタビュー】セコム取締役最高顧問 飯田亮氏
企業家は社会の品質向上に役立つ事業に命を賭けよ[2008-01-16 10:51:55]
● セコム取締役最高顧問 飯田 亮
首相交代、与野党大連立構想の失敗など混迷を極める日本。産業界も再編
や合従連衡など、大小問わず生き残り策にしのぎを削っている。そしてベ
ンチャーには未だ寒風が吹きすさぶ。こうした今、企業家は、そして経営
者はどうあるべきか。日本のベンチャーの雄として誉れ高い、セコム創業
者の飯田亮取締役最高顧問は、その著書「正しさを貫く」で、経営者のあ
り方について説いている。自らの体験からにじみでるその教えは、混迷の
現代を生き抜く企業家のバイブルといえる。飯田最高顧問が企業家の正し
い道について熱く語る。 (聞き手は本誌編集長 徳永卓三)
世の中に役に立たないことで儲けても意味がない
問 最近、「正しさを貫く?私の考える仕事と経営」を上梓されました。そ
の中で、会社の原点は理念が一番大切だということを言われておりますね。
飯田 何しろ卑しいことをしてはダメ。うまくやろうと考えてはダメです。
不器用でいい。
問 そうはいっても儲けないと何もできないと思いがちですが。
飯田 否、社員には「いい仕事をやろうよ」と言えばいい。
問 不器用でもコツコツと世の中のためになることにまい進せよという
ことですね。書籍の中でお父さんから「まともな商売をしろ」と言われた
と書かれていますね。
飯田 仕事で儲かるとか儲からないという話が今出ましたけれど、そんな
風に考えてはいけない。何のために儲けるというのをよく考えないと。仕
事をして世の中をよくする方向に持っていけるということで儲けるなら
いいが、あまり役に立たないけれど悪くもないということなら儲けても仕
方がない。ましてや悪いことで儲けては絶対にいけない。
問 今、若い人たちがどういう事業をやろうかと迷うようですが、どうい
う仕事がいいのでしょうか。今、飯田さんが(創業時の)29歳に戻られ
たとしたら、安心安全産業以外でどういうビジネスを考えますか。事業を
考えるときどういう心構えが必要なのでしょう。
飯田 社会にとって品質のいい会社であるかどうかが大切です。今、日本
の品質はあまり高くない。例えば給食費を払わないなど、今の日本は行儀
の悪い社会であり、品質が悪い。病院でもどこでもクレーマーがすごい。
品質がよくなる方向へ導くような仕事をするべきですね。その会社があっ
て行動するだけで、社会の品質がそれほど際立ってよくならなくても、少
しずついい方向へ向いていく、それで利益を得るということをやるべきで
す。「儲からなければ」と考えるのは間違い。
問 社会にとって役に立ち、社会の品質を向上させる事業で儲けてこそ、
企業家であるということですね。
飯田 儲けることを優先したら長続きしないですからね。
●営業にコツなし靴をすり減らして人に会うのみ
問 書籍にありましたが「靴の減り方と人間の魅力は比例する」とはいい
言葉ですね。
飯田 営業とは人に会うこと。人に会えば会うほど教訓を受けるし、その
努力が実っていく。
問 創業の頃は飯田さんもそうだったのでしょうか。
飯田 大学出てからずっとそうです。私は営業マンだからね。
問 営業のコツというのは何でしょうか。
飯田 コツはありません。歩いてなるべく多くの人に会うだけ。それ以外
にはない。怠けていてうまくいくということは絶対にない。
問 頭で考えてうまくいくわけではないのですね。
飯田 なにしろ会うことです。会って自分の商品のよさか、自分の人間性
を売るしかない。飯田亮という人間を売るわけですから、スランプに陥る
と、すごく自己嫌悪に陥る。そういう意味では営業の人間の落ち込みは深
い。でもそれを何回か繰り返さないとブレイクスルーできないね。
問 書籍の中でも「何でスランプになったか今でもわからない」と書かれ
ていますが。
飯田 スランプの理由がわかるなら処方箋が書ける。スランプとは壁だか
ら、壁をよじ登るようにして立ち向かっていくしかない。強引にスランプ
を乗り越えないと。何がスランプかなんてわからないです。女性になぜ振
られたかなんてわからないですからね(笑)。
問 スランプのときの過ごし方はあるのでしょうか。
飯田 通常よりもよく働いて、よく仕事をすることです。それ以外抜けら
れない。
問 野球の選手がスランプに陥ったときはよく練習するのと同じですね。
飯田 そうです。だからよく言うじゃないか。一本のヒットが何よりの良
薬だと。
問 ひとつの商品が売れることが営業のスランプ脱出になるわけですね。
飯田 お客様に買っていただくこと。それが何よりの良薬だね。
飯田 亮(いいだ・まこと)
東京都出身。学習院大学政経学部卒業後、家業である酒類問屋「岡永」
に入社。1962年、大学の同窓生・戸田寿一氏と日本初の警備会社
「日本警備保障」を創業。76年代表取締役会長。83年、社名をセコム
に変更。97年、取締役最高顧問に就任。一代でセコム・グループを築き
上げた日本を代表する創業経営者である。
【花田】
●「会社の原点は理念が一番大切」
たしかに、理念なき売上、利益は得るべきではないと私も思います。
しかし、ついつい忘れがちです。「これをやれば儲かる!!」なんて考え
てしまいます。
●「「社員には「いい仕事をやろうよ」」
これも大事なことですね。お客さんにとってどうなのか?それが大事だと
社員には常に言い続けて行きたいですね。
●「営業とは人に会うこと」
まさに大賛成。特に新人には言っています。多くの人に会えと。
最近はアポが取りずらくなっています。
インターネットマーケティングなど最近注目されていますが、最後は
面談しないといけないと思います。
●「スランプとは壁だから、壁をよじ登るようにして立ち向かっていくしかない」
そうそう、がんばっている人じゃないとスランプはないんだよね。
スランプがない人は、全力でやっていないんだね。
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企業家ネットワークの季刊誌 企業家倶楽部より
【新春インタビュー】セコム取締役最高顧問 飯田亮氏
企業家は社会の品質向上に役立つ事業に命を賭けよ[2008-01-16 10:51:55]
● セコム取締役最高顧問 飯田 亮
首相交代、与野党大連立構想の失敗など混迷を極める日本。産業界も再編
や合従連衡など、大小問わず生き残り策にしのぎを削っている。そしてベ
ンチャーには未だ寒風が吹きすさぶ。こうした今、企業家は、そして経営
者はどうあるべきか。日本のベンチャーの雄として誉れ高い、セコム創業
者の飯田亮取締役最高顧問は、その著書「正しさを貫く」で、経営者のあ
り方について説いている。自らの体験からにじみでるその教えは、混迷の
現代を生き抜く企業家のバイブルといえる。飯田最高顧問が企業家の正し
い道について熱く語る。 (聞き手は本誌編集長 徳永卓三)
世の中に役に立たないことで儲けても意味がない
問 最近、「正しさを貫く?私の考える仕事と経営」を上梓されました。そ
の中で、会社の原点は理念が一番大切だということを言われておりますね。
飯田 何しろ卑しいことをしてはダメ。うまくやろうと考えてはダメです。
不器用でいい。
問 そうはいっても儲けないと何もできないと思いがちですが。
飯田 否、社員には「いい仕事をやろうよ」と言えばいい。
問 不器用でもコツコツと世の中のためになることにまい進せよという
ことですね。書籍の中でお父さんから「まともな商売をしろ」と言われた
と書かれていますね。
飯田 仕事で儲かるとか儲からないという話が今出ましたけれど、そんな
風に考えてはいけない。何のために儲けるというのをよく考えないと。仕
事をして世の中をよくする方向に持っていけるということで儲けるなら
いいが、あまり役に立たないけれど悪くもないということなら儲けても仕
方がない。ましてや悪いことで儲けては絶対にいけない。
問 今、若い人たちがどういう事業をやろうかと迷うようですが、どうい
う仕事がいいのでしょうか。今、飯田さんが(創業時の)29歳に戻られ
たとしたら、安心安全産業以外でどういうビジネスを考えますか。事業を
考えるときどういう心構えが必要なのでしょう。
飯田 社会にとって品質のいい会社であるかどうかが大切です。今、日本
の品質はあまり高くない。例えば給食費を払わないなど、今の日本は行儀
の悪い社会であり、品質が悪い。病院でもどこでもクレーマーがすごい。
品質がよくなる方向へ導くような仕事をするべきですね。その会社があっ
て行動するだけで、社会の品質がそれほど際立ってよくならなくても、少
しずついい方向へ向いていく、それで利益を得るということをやるべきで
す。「儲からなければ」と考えるのは間違い。
問 社会にとって役に立ち、社会の品質を向上させる事業で儲けてこそ、
企業家であるということですね。
飯田 儲けることを優先したら長続きしないですからね。
●営業にコツなし靴をすり減らして人に会うのみ
問 書籍にありましたが「靴の減り方と人間の魅力は比例する」とはいい
言葉ですね。
飯田 営業とは人に会うこと。人に会えば会うほど教訓を受けるし、その
努力が実っていく。
問 創業の頃は飯田さんもそうだったのでしょうか。
飯田 大学出てからずっとそうです。私は営業マンだからね。
問 営業のコツというのは何でしょうか。
飯田 コツはありません。歩いてなるべく多くの人に会うだけ。それ以外
にはない。怠けていてうまくいくということは絶対にない。
問 頭で考えてうまくいくわけではないのですね。
飯田 なにしろ会うことです。会って自分の商品のよさか、自分の人間性
を売るしかない。飯田亮という人間を売るわけですから、スランプに陥る
と、すごく自己嫌悪に陥る。そういう意味では営業の人間の落ち込みは深
い。でもそれを何回か繰り返さないとブレイクスルーできないね。
問 書籍の中でも「何でスランプになったか今でもわからない」と書かれ
ていますが。
飯田 スランプの理由がわかるなら処方箋が書ける。スランプとは壁だか
ら、壁をよじ登るようにして立ち向かっていくしかない。強引にスランプ
を乗り越えないと。何がスランプかなんてわからないです。女性になぜ振
られたかなんてわからないですからね(笑)。
問 スランプのときの過ごし方はあるのでしょうか。
飯田 通常よりもよく働いて、よく仕事をすることです。それ以外抜けら
れない。
問 野球の選手がスランプに陥ったときはよく練習するのと同じですね。
飯田 そうです。だからよく言うじゃないか。一本のヒットが何よりの良
薬だと。
問 ひとつの商品が売れることが営業のスランプ脱出になるわけですね。
飯田 お客様に買っていただくこと。それが何よりの良薬だね。
飯田 亮(いいだ・まこと)
東京都出身。学習院大学政経学部卒業後、家業である酒類問屋「岡永」
に入社。1962年、大学の同窓生・戸田寿一氏と日本初の警備会社
「日本警備保障」を創業。76年代表取締役会長。83年、社名をセコム
に変更。97年、取締役最高顧問に就任。一代でセコム・グループを築き
上げた日本を代表する創業経営者である。
【花田】
●「会社の原点は理念が一番大切」
たしかに、理念なき売上、利益は得るべきではないと私も思います。
しかし、ついつい忘れがちです。「これをやれば儲かる!!」なんて考え
てしまいます。
●「「社員には「いい仕事をやろうよ」」
これも大事なことですね。お客さんにとってどうなのか?それが大事だと
社員には常に言い続けて行きたいですね。
●「営業とは人に会うこと」
まさに大賛成。特に新人には言っています。多くの人に会えと。
最近はアポが取りずらくなっています。
インターネットマーケティングなど最近注目されていますが、最後は
面談しないといけないと思います。
●「スランプとは壁だから、壁をよじ登るようにして立ち向かっていくしかない」
そうそう、がんばっている人じゃないとスランプはないんだよね。
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