goo blog サービス終了のお知らせ 

不精者の秘密基地

不精者れいくが、日々のもろもろを、こっそりこっそり書き綴ってみる

KYT

2011年08月09日 | 真面目な話
皆さん、KYTをご存知でしょうか?
製造に携わる職場にお勤めの方は聞いた事あるんじゃないかな?
iken(危険)oti(予知)raining(トレーニング)を略して、KYTと言ったりする
何故『危険』と『予知』は日本語で『トレーニング』だけ英語なんだ!?とかは考えちゃいけない(笑)
そして間違ってもuuki(空気)omeyo(読めよ)oriaezu(とりあえず)でもない事を付随しておこう(笑)
具体的なトレーニング方法の怜を挙げると、一枚の写真や絵を見てどこにどんな危険が隠れているか、どんな危険が起き得るのかを推測してみよう!というのがある
JAFに入ってる人だと、毎月送られてくる会報に『どんな危険があるでしょう?』というコーナーを見た事あるんじゃないかなぁ?要はそれと同じです
とにかく何でも良い、こじつけでも何でも良いからとにかくたくさんの危険を推測してみる事が肝心!
常日頃からそういう危険を予測する能力を鍛えておけば、危険な箇所をなくす事ができる
製造業で恐いのは労災事故、つまり勤務中に職場で起きる事故なんだよね
労災が続いた事業所というレッテルが貼り付いてしまうと、それはそれはいろいろとやっかいな事となってしまうわけで・・・
もちろん会社が大変だという以前に、そこで働く人の安全というのが一番大事なのは言うまでもないわけだが

さて、このKYTは製造業に限っての事ではありません、どんな職場にも危険は常に潜んでいます
その危険に今回ブチ当たったのは地元中部の東海テレビです
全国区のニュースになってしまいました、あの不謹慎極まりない仮テロップを流してしまったテレビ局です
尤も今回の件は、偶然の事故というよりも自らが引き起こした人災・・・いや『災い』という言葉すら不適切だと思うけどね
以前マンガのレビューでも紹介したチャンネルはそのまま!でも、こういう作業(仮テロップ作り)については描かれていたので仮にこういうものが用意されるのは知っていましたが・・・
不謹慎な内容が一番の問題なんだけど、ハッキリ言って危険予知をしてなさ過ぎ!
春秋の番組改正の頃、特番でよくNG大賞やハプニング大賞なんて放送されますが今回の番組スタッフは自分達がそういう番組に取り上げられる可能性って考えていなかったのだろうか?
ドラマの収録でのNGなんかはいわば織り込み済みなんだろうけど、生番組でのハプニングなんてのは誰も予想していない所で起きているはず
当然番組スタッフの誰もが予知できなかったために起きてしまった突発事故
それでも半年くらいで特番枠の番組になる程起きる事なのに自分達は大丈夫と思っていたんだろうか?
誰だって起こしたくないと思っていても起きるからハプニングなんだよね、万一にでもこの仮テロップが番組で流れてしまったら・・・と考えなかったんだろうか?
少しでもそういう危険がある事を考えていれば、まず流れる事がないはずの仮テロップでもこんな不謹慎なものは作らなかったんじゃないだろうか?
それこそもっと違う形のウィットに富んだテロップならば、ハプニング大賞で面白おかしく取り上げて笑い話で終わっていたんだろうけれど、今回の件はブラックジョークとしてもあまりにも笑えない
少なくとも放送という仕事に携わっている人たちならば、現在日本に住む人たちがどれだけ放射能に関する言葉に神経質になっているか分からないはずかない
そしてそれば実際の被害だけでなく、多くの風評被害に晒され日夜それと戦っている多くの人がいて・・・
とりわけ東北地方の人、農業を営む人が悩まされている現実を取材を通じて知っているであろう報道機関の人がと思うと関係者の怒りは計り知れない
(もちろんテレビ局の人と一言で括ってしまうのはナンセンスなのは承知の上で)

以下、放送当日の番組表、翌日の番組表、そして今日の番組表です
  
番組みは即刻中止、急遽終了となり今週からはとりあえず繋ぎでアニメの再放送を流しているみたい
CMスポンサーも次々と降りているらしい
今回の仮テロップを作ったのは、おそらく数人の軽いおふざけだったのだと思う
けれどそれがとてつもない大問題になってしまったわけで(文字通り会社の屋台骨を揺るがす大問題)
やはり常日頃からKYTは怠ってはいけないと考えさせられました
今回の件のKYTは、iken(危険)oti(予知)raining(トレーニング)も必要だけど、uuki(空気)omeyo(読めよ)oriaezu(とりあえず)の部分も大きかった
今、そんなのが身内だけ(のつもりだったであろう)のブラックジョークであろうともウケるかどうか、日本に漂っている空気読もうよ・・・

沸点

2011年05月27日 | 真面目な話
何かあるとすぐに怒り出す人、周りにいませんか?
今日、とある仕事をしていてちょっとしたトラブルがあった
まずこちらの人間が起きた事を連絡してきたので、先方に確認を取るために関係部署に連絡、そこから先方に事の確認をする
・・・というのが流れなんだけど、こちらからの報告と先方の報告の内容にに少~しズレがある
こういう事は実はちょくちょくあったりする、何故ならば先方とこちら、それぞれの当事者からの連絡が正式に伝わってくる間には何人かの耳と口を介しているから途中で微妙なニュアンスとかが違ってきてしまうためだ
要は子供の頃にした伝言ゲームと同じなんだよね、間に入る人が多ければ多いだけどんどんズレが大きくなってしまうわけだ
そのせいでちっちゃな話だったはずの事がとてつもなく誇大されて大問題!なんて事も・・・
こういう時に困るのは途中に沸点が低い人が入ってる場合
いきなり怒鳴りモードで来るからさ、その対応した人が立場下だったりするとそこで一方的な凶弾が始まっちゃうわけだ
けど落ち着いてもらって話をすれば、どうって事がない話だったとか案外あるんだよね
だがしかし、こういう人は職場だけじゃなく身内にもいたりする
それはうちの妹(笑)
この沸点の低さ、実は血筋でもある
私が(というかうちの家族が)実際知っている大本は父ちゃんの父ちゃん、つまり父方の祖父さんだ(笑)
これがしっかり父ちゃんに受け継がれ、三代目が妹だ(爆)
こんなやっかいなものは継承しなくていいんだが・・・・・(笑)

さて身近に沸点の低い人物がいるからよく思うのだけど、こういう人って大抵は気が短い、具体的に言うと他人の話を最後まで聞かないんだよね
最後まで聞かないで話の途中で怒り出す
うちの場合、ありがちなシチュエーションだと・・・
「今日さ、掃除してた時に引っ掛けてあんた(妹)の小物入れ、タンスの間に落っことしちゃったんだわ。で、それ取ろうとしてたらあんたが前なくしたって言ってたピアスが出てきたよ」
という話をしたとする
沸点低い妹は「タンスの間に落っことしちゃったんだわ。」の時点で怒り出す
が、これって最後までしっかり聞けばこれっぽっちも怒る内容じゃないと思うのだけど?
最終的には失くなった物、壊れた物はゼロ、どころか失くした物が見つかったんだから怒るどころか喜ぶべき事じゃない?
つまり話の途中で早合点せずに最後まで聞けば嫌な気持ちにならずに済んだんだよね?
短期は損気なんて言うけど、その典型じゃないか?
怒るってマイナスな感情じゃない?人ってさ、出来れば楽しく毎日過ごしたいと思うものじゃない?怒らないで済むならその方が嬉しいと思うのだけど
だって、どんなに避けたくったって怒りがこみ上げる時というのはあるわけで、どうせ最後まで話を聞いたって腹の立つ事は腹が立つわけじゃない?
そこで怒っても全く遅くないじゃない(笑)
なにもわざわざ早合点してまで怒る事に何のメリットもないというかむしろデメリットしかないわけで・・・
沸点が低いと、些細な事にも怒ったりしちゃうし
たとえば10個の事柄があったとして、その中で怒れる事柄の数は人それぞれだけどできるなら怒れる出来事なんて1個でも少ない方が人生得してると思うんだよね
まして怒った中に早合点のせいで本来怒る必要もないラッキーな事まで怒ってしまったらめちゃくちゃ損!と考えるんだけど・・・(笑)

と人生で出来るだけ損をしたくない女、れいくは考えます

原発の風評被害

2011年04月14日 | 真面目な話
今朝、ヤフーニュースを見てなんとも言えない気持ちになった
それは【「放射能恐い」福島からの避難児童に偏見】という記事を読んでしまったから
福島県南相馬市から避難した小学生の兄弟が公園で遊んでいると地元の子供から露骨に避けられたという内容だった
またそれとは別に、タクシーの乗車や病院での診察を拒否されたなんて話もあった
一言言わせてもらえば、あまりにもバカ過ぎる、そして腹立たし過ぎる
そんなわけのわからない心配をするならば、その前にありとあらゆる放射能についての知識を仕入れるべき!
そういう手間を惜しんで『よく分からないけど、なんとなく危険そうだから』『他の人もそうしてるから』という理由でむやみやたらと拒絶するのは愚かという他ない
福島からやってきた子供と一緒に遊んでた子供が甲状腺がんや白血病になるとしたら、その本人らはとうに具合が悪くなってるんじゃないか?

そういうけれど、東北から遠いから、福島からの人の行き来も少ないから言えるんだ
子供がいないからそんな事が言えるんだ

なんて言われれば反論のしようもない
実際そうだから
けれど近くにいたって私は絶対に避けるつもりはない
答えは簡単、避ける理由がないから

この記事を全て引用させてもらいます(多くの人に読んで欲しいのであえて)

Dr.中川のがんから死生をみつめる:/99 福島原発事故の放射線被害、現状は皆無
 3月11日に発生した東日本大震災では、19日の時点で、死者は計7000人を超え、行方不明者も多数出ています。
 死者6434人を出した阪神大震災をしのぐ大惨事と言えます。心から哀悼の意を表するとともに、一日も早い復興を祈っています。
 地震の規模がマグニチュード(M)9・0というけた外れの大地震は、巨大津波による甚大な被害と、原子力発電所の深刻な事故をもたらしました。津波の被害からの復旧は、被害の小さな地域では徐々に始まっています。一方、原発事故は予断を許さない状況です。今回は、いつもより多くのスペースを使い、福島第1原発の事故による放射線が、人体に与える影響について考えたいと思います。
 ◇対応は花粉症対策と同じ
 放射線とは、ものを突き抜ける能力が高い光や粒子のことです。そして、放射線を浴びる(=被ばくする)と、遺伝子にダメージが生じ、人体に悪影響を及ぼすことがあります。放射線を出す能力を「放射能」、放射能を持つ物質を「放射性物質」と呼びます。
 今回の原発事故では、原子炉からヨウ素、セシウムといった放射性物質が漏れ出し、大気中にまき散らされています。たとえれば、スギから「放射線を出す花粉」が飛散している状態と言えます。放射性物質も、そこから出ている放射線も目には見えません。
 窓を閉めて、家の中にいれば、吸い込む花粉の量が大幅に減ります。放射性物質も同様で、屋外と比べ、屋内の被ばくは10分の1程度に減ります。しかし、放射性物質から出る放射線の一部は、窓や壁を突き抜けますから、家にいても、放射線を完全に避けることはできません。
 放射性物質による被ばくには、「外部被ばく」と「内部被ばく」があります。外部被ばくは、衣類や皮膚に付着した放射性物質から放射線を浴びることで起きます。家に帰ったら、屋外で上着を脱ぎ、服はよくはたいて放射性物質を落としたうえで、シャワーを浴びれば問題ありません。洗濯物は外に干さず、窓はできるだけ開けず、換気扇もなるべく使わないようにしましょう。要は、花粉症対策と同様、「花粉」を寄せつけないことが大事なのです。
 雨が降った場合は、放射性物質を含んだ水滴が皮膚に付着しないように、レインコート(できれば使い捨て)を使うと安心ですし、折りたたみの傘を携帯するとよいでしょう。
 体内に放射性物質が入り、身体の中から放射線を浴びる「内部被ばく」は、より危険です。身体の表面に付着した放射性物質と違い、体内の放射性物質は洗い流せないからです。外出するときは、ぬれたタオルなどで口や鼻をふさぐと安心です。テーブルの上に置く果物などには、ラップをかけ、食べる前に洗うとよいでしょう。
 ◇日常生活でも自然被ばく
 ただし、現段階では、避難した原発に近い地域の住民の人たちを含め、一般の人の健康に悪影響が出るとは考えられません。被ばくを心配し、「サーベイメーター」による検査を希望する人が増えていますが、そもそも「被ばくした」「被ばくしていない」という議論はナンセンスです。なぜなら、私たちは、普通に生きているだけで、必ず「被ばくしている」からです。
 大気中には「ラドン」といった放射性物質が含まれますし、宇宙や大地からの放射線による被ばくもあります。ホウレンソウなど食べ物にも放射性物質が含まれます。世界平均では、年間約2・4ミリシーベルトの放射線を浴びます。この「自然被ばく」の量も、場所によって異なります。たとえば、イランのラムサール地方では、年間の自然被ばくが10ミリシーベルトを超えます。日本から、この地方へ引っ越せば、被ばくが増えるわけですが、ラムサール地方でがんが多いというわけではありません。
 耳慣れない「シーベルト」という言葉は、放射線が人体に与える影響の単位です。ミリは1000分の1、マイクロは100万分の1を意味します。1シーベルト=1000ミリシーベルト=100万マイクロシーベルトとなります。
 もう一つ分かりにくいのは、「毎時10マイクロシーベルト」という表現です。これは、1時間あたり10マイクロシーベルトの被ばくがあるという意味で、線量率と呼ばれます。毎時10マイクロシーベルトの場所に3時間いれば、30マイクロシーベルトを被ばくするという意味です。線量率は「蛇口から流れ出るお湯の出方」、たまったお湯の量が「何ミリシーベルト」という数字で表されます。
 ◇発がんリスク、喫煙以下
 では、どのくらい放射線を浴びると身体に悪影響があるのでしょうか? 原爆の被害を受けた広島、長崎のデータなどから、100ミリシーベルト以下では、人体への悪影響がないことは分かっています。このレベルの被ばく量は症状が出ないだけではなく、検査でも異常な数字は確認されません。
 100ミリシーベルト以上の被ばく量になると、発がんのリスクが上がり始めます。といっても、100ミリシーベルトを被ばくしても、がんの危険性は0・5%高くなるだけです。そもそも、日本は世界一のがん大国です。2人に1人が、がんになります。つまり、もともとある50%の危険性が、100ミリシーベルトの被ばくによって、50・5%になるということです。たばこを吸う方が、よほど危険といえます。
 現在、文部科学省が、各地の線量率を測定しています。最も値が高い福島県の数値でも、風向きなどで高めの地点もありますが、多くの地点で、毎時数マイクロシーベルト程度です。測定は屋外で実施していますから、屋内に退避していれば、線量率は毎時1マイクロシーベルト以下です。東京、埼玉、千葉などは、屋外であっても、その10分の1以下です。
 毎時1マイクロシーベルトの場所にずっといる場合、どのくらい時間がたつと身体に悪影響が出始める100ミリシーベルトに達するでしょうか? なんと11年以上の月日が必要です。通常より高いといっても、現在の放射線のレベルは人体に影響を及ぼすものではないことが分かります。
 繰り返しますが、事故の現状では、発がんリスクの上昇を含め、一般の人たちの健康被害は皆無と言えるでしょう。安心して、冷静に行動していただきたいと思います。(中川恵一・東京大付属病院准教授、緩和ケア診療部長)=東日本大震災に伴う特別紙面態勢のため、「Dr.中川のがんから死生をみつめる」はしばらく休みます。




発がん性等の人体への影響が懸念されるのは100ミリシーベルト以上
そして現在、退避だ避難だと取り沙汰している数値は20ミリシーベルト、これを超えるかどうかで問題にしている
つまり人体への影響が出る数値の1/5くらい
万一100ミリシーベルトに達したとして、被ばくして発がん性が上がっても0・5%高くなるだけ
日本でのがんの発生は2人に1人、50%
それが50.5%になるという事

さらに今回の小学生の事例からすると、福島から来て数日経っていればお風呂にも入ってるだろうし服だって着替えているはず
その時点で殆ど放射能はくっついていない事になる
万一全部くっついていたとしても100ミリシーベルトには到底及ばない
それが一緒にいた人にくっついたとしてどれだけの量になるのだろう?
例えばウィルスみたいに、たった一つのウィルスでもツボにはまって発症するならば徹底的に避けるのも頷ける
けれど放射能ってそういうものじゃないでしょ?

『君子危うきに近寄らず』という言葉もある
危険なものには必要以上に近寄らないというのは賢明な事でもある
けれど今回のような事例だと単に風評被害を拡散するだけで、多くの人を傷付け追い詰める事になる
何も虎穴に飛びこむことはない、けれどよくよく調べもせずにそこにいるのが獰猛な虎だと勝手に決め付けるのはどうだろう?
まして猫の仔を見て「これは虎に違いない!きっとあっと言う間に大きくなって襲って来るに決まっている!!」と妄想して隔離したり閉じ込めたりするようなマネは恥としか思えない
政府の言う事、東電の言う事が信用できない!と言う人もいるだろうけど、まずは自分なりにしっかり調べて自分なりの見解を持つ事が何よりも大切だと思います




また大きな余震・・・

2011年04月11日 | 真面目な話
今日の夕方、また東北で大きな余震が数度ありましたね
震度6以上は気持ちとしては「余」震じゃないでしょ!と言いたくなってしまいます
全然「余」じゃない

先週辺りから、うちの会社にも福島ナンバーや仙台ナンバーの大型トラックが製品の積み込みに来るようになりました
元々そんなに多いわけではないですが(納入先は関東なので)、東北のナンバープレートのトラックを見て「ああ、この会社(そしてドライバーさん)は大丈夫たったんだ・・・」と嬉しくなり、「地元はまだいろいろ大変なんだろうけど、とにかく働かねば!とがんばってるんだなぁ・・・」と神妙な気持ちにもなったり
あるドライバーさんの話によれば、その運送会社はわずか80メートル先まで津波が押し寄せていたそうです
周囲の状況についても聞きましたが、とてもここでは書けない状態です
それでも働ける人たちは懸命に働いているんですね
もちろん地元の復興も大切です、片付けなきゃならないものもたくさんあるでしょう
それと同時にこうして遠方まで仕事をしに来る事も大切
毎日続く余震を考えれば地元を離れるのも気が気じゃないでしょう・・・
そんな中、今日のような大きな余震(大きな余震は7日もありましたが)は懸命にがんばろうとしている被災地の人々の心をポッキリと折ってしまいそうで・・・

1日も早く余震が納まってくれますように・・・

明るい世界

2011年03月27日 | 真面目な話
先週、うちの会社の人が東京に出張に行って来た
月数回は東京に行く人なんだけど、震災後ははじめての東京出張だったそうで
そこで茫然としたらしい・・・
夕方、5時を過ぎると皆一斉に帰り支度をし、駅へと急ぎとっとと帰途へ着く人たち
山の手線は妙にゆっくりと走っている
そして一番衝撃的な風景は・・・・・
銀座が妙に暗く、人通りがない事だったそうです
なんだかとてもショックだったとの事、そして訳の分からない不安に襲われたそうです
銀座や渋谷のネオンが消されていたり、繁華街からは人が減った・・・そんな光景はテレビで観て知っていたけれど、実際目の当たりにした衝撃はテレビの比ではなかった
「日本は大丈夫なんだろうか・・・?」
そう思わずにはいられない光景だった、そう語っていました
(注 : あくまでその人がそう感じた、という事を聞いた第三者(私)が書いています)

私もちょくちょく東京に遊びに行ったりします
母ちゃんも一緒に遊びに行けば、銀座は必ずフラフラしに行きます
休日のホコ天・・・陽が沈めば眩いネオンに彩られます
まさに都会!の風景です
けれど現在関東では電力節約のために、できる限りの電力を節約しています
私の住む地域は中部ですからあまり普段と変わらないです
多少は“節電”という事で明かりを減らしている店もありますが、景色が変わる程ではありません
だからより、現在の東京都心の風景との“違い”に驚くのでしょうね・・・

停電・・・思えば最近経験していません
子供の頃(昭和50年代)は夏の落雷とかでシーズン中は1回や2回は停電を経験したものですが、平成になってからはそれも殆どありません
うっかりレンジとドライヤーを同時に使ってブレーカーが落ちちゃった時くらいしか電気が止まる事はありません
それだって自分ん家が暗くなってるだけで、外を見れば家や外灯の明かりは点いているので“真の闇”はありません
明かりは点いて当たり前、電気は通ってて当たり前
そんな生活が“普通”になってしまっている今、街の灯が消えているというのは人々に漠然とした不安をもたらすのでしょうか
震災直後、買いだめに走る人が増え、保存の利くレトルト食品やインスタント食品、水や乾電池、トイレットペーパーが品薄となってしまいました
懸命に必要以上の買いだめは控えよう!と呼びかけた事、供給が追いついてきた事によって解消されつつありますが、空になったスーパーの棚を見て正直呆れたりもしました
が、東京の話を聞き、ほんの少しですが買いだめに走る人の気持ちも分かった気がします
決して褒められる事じゃありません、余裕がある地区の人が買いだめに走った結果、今現在必要としている人の手に渡らないではいけません
けれどよく分からない状況の中、不安ばかりを煽られれば“最悪の状況”に備えたくもなるのではないでしょうか?
何が一番いけないのか・・・私は漠然としているのがいけないのだと思います
今も原発によって東北地方で採れた葉物野菜が出荷規制を受けています
この規制、政府は人体に影響はないとしていながら出荷は見合わせて欲しいと言っています
・・・・・結局、食べてもいいの?いけないの?
出荷停止と言うならばダメって事なんでしょ?
結局こういった曖昧さが、一番人々の漠然とした不安を煽るのだと思う
規定の何十倍、何百倍の数値が出ている!
そう言われればこれはヤバイ!と誰でも慌てるに決まっている
けれどそもそも規定とする数値はどれくらいの危険度なのか?
そこの所をしっかりと説明して欲しい
石橋をハンマーで叩きまくったらヘコミが出来るくらいなのか
はたまた指で突いたくらいで石橋が崩壊するような危うさなのか
多分今、日本の多くの人は昭和の高度成長期に起きた公害病レベルの人体への影響を想像していると思う

政府には、復興の努力と共に是非とも正しい情報を提供して、この国民が抱える・・・特に関東や東北の人がより感じているであろう漠然とした不安を取り除いて欲しいと思います



夜、宇宙から日本を見るとそれはみごとに日本列島の形が光によって浮き上がるらしい
日本の隅々まで電気が行き渡り、その恩恵にあずかっているのがとてもよく分かるのだとか
多分今、日本を見たら東北から関東にかけては少し暗いのだろう・・・
一日も早く光溢れる日本に戻れますように・・・
それと同時に“節電”の意味、電気のありがたさを再確認したい

災害時におけるマスコミの存在意義

2011年03月17日 | 真面目な話
11日に地震が発生してから連日マスコミによる被災地の報道が続いています
発生直後から刻々と流される映像が変わっていきます
生存者を捜索する様子、助け出された人、避難所の様子・・・
そんな中、特に目を惹いたのは被災地の人が連絡が取れない親類や遠方の人に向けての安否を伝える姿です
電気の供給もままならず、電話も使えない
そんな状況で自分や家族の無事を知らせるために、また避難所によって救援物資のバラ付きがあり不足している事を訴える手段として、各局の被災地中継は大いに役立っているように見受けられます

マンガですが、佐々木倫子さんチャンネルはそのまま!の3巻で、災害時の放送を題材にした話がありました
基本コメディ系のコミックですが、こう語られています(本文抜粋)
放送法第六条の二
暴風、豪雨、洪水、地震、大規模な火事、その他による災害・・・
その発生を予防し、またはその被害を軽減するため役立つ放送をするようにしなければならない。

つまり災害時においては必要な情報を供給し、不安を煽る事なく少しでも早く事態を収拾するために尽力するという事でしょうか
またマンガではこうも書かれています(同じく本文抜粋)
災害時の放送こそテレビ局の存在意義だ。
そのために日頃公共の電波を使用することを許されているのだ。

日本の放送に携わっている人の多くが同じような思いを抱いていると信じていたいです
残念ながら、そうでない人がいた事がネットで晒されていますが

マスコミといえば・・・
世界各国で今回の未曾有の大震災を大きく報道していますが、特に感嘆されているのが日本人の落ち着いた行動のようです
阪神淡路大震災の時にも言われていましたが今回もやはり同じように驚いているようで

・「なぜ略奪ないの? 」=被災地の秩序、驚きと称賛―米
【ワシントン時事】東日本大震災の被害や福島第1原発事故が連日、トップニュースで伝えられている米国で、被災者の忍耐強さと秩序立った様子に驚きと称賛の声が上がっている。「なぜ日本では略奪が起きないのか」―。米メディアは相次いで、議論のテーマに取り上げている。
CNNテレビは、2005年に米国で起きたハリケーン・カトリーナ災害や10年のハイチ大地震を例に「災害に付き物の略奪と無法状態が日本で見られないのはなぜか」として意見を募集。視聴者からは「敬意と品格に基づく文化だから」「愛国的な誇り」との分析や、「自立のチャンスを最大限に活用する人々で、進んで助けたくなる」とのエールも寄せられた。

その他の国でも一様に驚きと敬意を込めた報道がされているようです
日本人にとっては「こういう時だからこそ」なんですが・・・
逆に他国で災害時に起きる略奪行為や援助物資に我先にと争う姿を日本人は信じられない気持で見ているわけで・・・
普段がどうであろうと不測の事態に陥った時、その行動如何で人の真価が問われると日本人は教えられているというか、知らず知らずのうちに身に刻まれているというか


そして世界の人たちからの援助の手がまた増えたようです

各国から支援続々 116カ国・地域が表明
アフガニスタン南部カンダハルのハミディ市長は東日本大震災に対する義援金として5万ドル(約400万円)を送ると表明した。ロイター通信が13日報じた。
ハミディ市長は「日本のような国にとっては大したお金でないことは分かっているが、カンダハルの住民の感謝の印だ」と述べた。

自分たちも大変な所での5万ドル・・・その気持ちが何よりもありがたい
そして台湾のように地震発生当日にすぐ義援金の拠出を決め、被害拡大を受けさらに増額してくれる国も
被災しなかった地区に住んでいる私も、出来る事で支援しなければと改めて思う次第です

ふざけるな!!石原都知事!!!

2011年03月15日 | 真面目な話
今朝、ヤフーニュースを見て唖然とした
なに考えているんだ!!!!!
ここに文字にして載せるのも最低だと思う言葉を日本の首都の都知事が発言した
今現在、まさに今!この瞬間にも被災した人たちはがんばっている時に!!!!!
一応「日本全体」を指しての言葉だと言っているようだけど、だからなんだ!
この非常事態の状況下で、公民としては絶対に口にしてはいけない言葉だ!!!
ましてや小説家が、言葉を使うプロが!!!!!!

例の条例云々をしていた頃にもおネエ系タレントを指して「妙なやつらがテレビに出ていて目ざわり」的な発言もしていたのにもいいかげん呆れたけど、今回の発言は人として許されない!!!!!!!

東京都民の方々に声を大にして言いたい!!!!!
こんなヤツに大切な一票を投じないで欲しい!!!!!!
今回の発言を撤回する気はないと言っていると記事には書かれていた
謝って、撤回して済む発言ではないけれど、それすらしないと公言しているこの人を都民の皆さんは信頼できますか?

【追記】
本日午後、件の発言を謝罪撤回したようです
当然です
けれど覆水本に帰らず、発した言葉はなかった事には出来ません
元々私は言葉尻を捕らえたような事でどうこう言うのは嫌いです
が、あまりにも軽率な今回の発言は、考えなしと呆れるだけでは済ませられないと思っています


ああ、イヤな気分で1日を終わりたくないです
今日、92時間ぶりに70歳の女性が津波に流されながらも無事救助されました
そして96時間ぶりに男性が救助されたそうです
72時間を過ぎると生存率がぐっと落ちるそうですが、それでもまだこうして救助される人がいます
希望を捨てずに、1人でも多くの方が救助される事を祈ります

東北の地震

2011年03月12日 | 真面目な話
昨日の3時より少し前
椅子に座って仕事をしていたんだけど、なんだか体がふわふわする
あれ・・・・?地震?
一言でいうならすごく気持ち悪い揺れゆらゆらとした横揺れ
それが何時まで経っても収まらない
このままなのか、それともこの後激しい揺れが来るのか?
あまりにも不気味だったので事務所にいた全員、外にでる事に
今の事務所、ちょっと高級なプレハブという感じの建物の1階(二階建てです)だから、ゆれ自体は激しく感じないけど万一揺れが激しくなったらヤバそうなので・・・
で、外に出たけどまだ揺れている・・・ゆらゆらゆらゆらゆら
地震は何度も経験ある、けど今回のような気持ち悪い地震は経験したことがなかった
事務所の外に出た皆、同じように感じていたみたい
随分と時間が経ってからどうにか収まったようなので建物の中に戻りPCをチェックして、その揺れの正体を知った
東北で震度7の地震が起きていた
驚いた・・・まさか東北の地震が愛知にまで伝わって来ていたとは!
阪神淡路大震災の時も愛知では揺れを感じた、けどその時はグラグラッと揺れた、言ってみるとよく知っている揺れだった
地震の揺れというのは、水面に水滴を落とした時に広がる波紋に似てるようで
震源地だとズンッと縦に揺れるけど、遠くなるにつれて揺れは広がるような横揺れ
今回愛知で感じたのはまさしくそんな横揺れだった

とんでもない規模の地震だったからこそ、こんなに遠くにまで届いてしまったんだね
今までにない規模の地震だったからこそ、経験した事のない感覚の揺れだったんだね

PCやテレビ(携帯のワンセグ)から次々に知らされるとんでもない規模の被害にはただただ呆然とするしかなくて・・・
関東でもかなりな被害がでているらしく
得意先が関東にあるから電話をするけど全く繋がらない
週末の仕事(納品)の連絡が出来ずに仕事はストップ
とにかく状況が分からない事にはどうしようもない
そうこうしていたら津波の報道!
まるでおもちゃのように流されて、おもちゃのように簡単にバラバラになる家・・・
見ているととにかく泣きたくなる情景だった・・・
今までも地震の度に津波警報とか出されたけど、ほとんど毎回何事もなく終わるからこんなすさまじい津波が来るなんて思ってもいなかった・・・
地震以上にショッキングな光景だった・・・
翌日の新聞を見るのが恐くなった

今日も引き続き、地震の報道が続いてる
消防、自衛隊、海保が救出に奔走してる
海外からも次々と救援の申し出が来ているようだ
とにかく一刻も早く事態が好転しますように・・・!
そして1人でも多くの方が無事でありますように・・・!!

人体の不思議展

2011年01月20日 | 真面目な話
人体標本の是非が昨日あたりから報道されているのをテレビで見て驚いた
さらにヤフーニュースで内容を確認して驚いた
学術的評価もある一方、「怖い物見たさ」の好奇心をあおった展示内容に批判的な見方もある。
「展示されている標本はすべて生前からの意思に基づく献体によって提供されたものです」 平安神宮(京都市左京区)のほとり、京都市勧業館(みやこめっせ)で昨年12月から開催されている同展会場の入り口には、こんな掲示がある。
プラスチックの人体模型にはないリアルさが興味をひき、会場内は若いカップルの姿も目立つ。

えっ!?これって思いっきり人体標本をメインにした催しなの?
実は私、「人体の不思議展」見に行った事があるんだよ。かな~り前だけど
ヤフーニュースによればこの「人体の不思議展」、平成14年以降各地で開催されているらしい
多分私が行ったのもそれくらいだと思う
場所は名古屋市科学館だったかな、見に行ったきっかけは仲の良い友人が誘ってくれたからなんだけどその時は「肌診断とかのコーナーもあるんだって」というのが目的だった(笑)
実際化粧品コーナー等で行われるマイクロスコープみたいなもので肌の肌理を見る器械で診断してくれたりと身体のいろんな構造を詳しく教えてくれる展示という感じだった
友人と「へぇ~」と感心しつつ見て行くと一角に黒い布が壁に貼られた小部屋が
博物館の展示物がよく見えるようにバックは黒で少し光量が落としてあるような感じです
以下からは興味のある方は【ここまで】という部分までドラッグ反転してお読みください(少々グロい話になりますので)
そこには頭部の断面が展示してあった
ほら、人体模型でそういうのあるじゃない?それだと思ってた
・・・・・が、じっくり見ると妙に質感とかがリアルなんだよ
でもってよく考えてみれば、模型をホルマリン漬け(とあの時は思ってた)にするか?と思い「これってつまり・・・ホンモノ!?」とようやく気が付いた
友人はまだその時に気が付いていなかったようだけど、ついつい思いついたままその事を言ってしまった私
さすがに2人して気味が悪くなりその展示部屋からとっとと出てきましたよ
その時は死刑になった人の献体だろうと思ってた(だってどう考えたって普通の医療のための献体ではありえない!もちろん罪人でも「本人の承諾を得て」だろうと)

【ここまで】
今回騒がれているように主催がはっきりしないなんていう怪しげな感じのものだったとは当時は思いもよらなかった
というか、人体標本が売りなんていう感じじゃなかったけどなぁ・・・
そもそもそんな物が展示されているなんて見るまで知らんかったし←単に私らが下調べしていなかっただけかもしれないけど
10年近く、世界中で催されているという事にも驚いたけど長年開催しているうちにどんどん主旨から外れてしまったのだろうか?
いずれにしても最初からこれがメインだったら行ってないだろうな、だって私ムチャクチャ怖い話ダメだし
ああ・・・途中で本物である事に気が付かなきゃ良かった
こんな時に妙にカンが働いてしまった自分をちょっとだけ責めたい
そして今頃こんなニュース流して忘れていた記憶を掘り起こしてくれたテレビ局各社をちょっとだけ責めたい