その子の蓄財術

最近、戦争のことが話題になっている。
それに関連して、思い出したことがある。
その子先生が教えてくれた蓄財の話。
彼女のお父さんは、有名な投資家の山中力松。
そのお父さんは当時『三越』の大株主だったそうだ。
戦禍が激しさを増してきたころ、小諸に疎開することになった。
その際には、三越から多くの物資を調達してトラックに載せ小諸へむかったという。
彼女の家には、昔から有事に備えて多くのもの（食料など）が備えてあったらしい。
彼女いわく・・・
お金は消えないものに換えておくことが蓄財の第一歩だという。
お金はその世相でその価値が変わってしまう。
戦争がおこれば紙幣も紙切れ同然。
戦後、お金ではお米は手にはいらなかったという。
着物や宝石など『価値のあるもの』を米に換えたのだ。
もちろん現代では、普段の生活に支障がないように、余裕資金を価値あるものに換えておくのがよいのだけれど。
でも、この話はごもっともだと思う。
生きるためには何が必要か？
一生の自分を守るためには何が必要か？
というようなことを、普段から考えておくことは大切なことかもしれない。
そのまえにボクには、余裕資金がまず必要なのだけれど・・・