お見事なり～！

１４歳ブラクリ♂、只今チッコが出ずらく、カテーテルを入れているのは、以前書いた。

カテーテルの先が「ティンティンの先からぶらぶらしている」のが、ふくチャンには珍しいのか、興味津々で、引っ張る！

なので、ブラクリは、マナーベルトが欠かせない。それがちょっと目を離した隙にフクちゃんが引っ張って！抜いてしまった。

あちゃ・・・・と思った娘は、ふくチャンを叱り、さあ、又先生の所へ走ろうかと一瞬思ったが、「待てよ、入れるだけなら、わたしでも出来るかもしらん」と、ブラクリをテーブルの上に寝かせて、ティンティンの先っちょをにょ～っと引っ張って、一人でカテーテルを入れたんだって

痛いひひひでも、獣医に行けばそれなりにオカネかかるもの。よくやったと誉めてやろう。

あんな鉛筆の芯より細い管を、先っちょを出して、挿入するなんて、犬も痛くなかっただろうか。

「でもな、確かにずんずん入れてたら、先生が途中で引っかかるって感覚が分かるねん」
「ほ～～、やっぱり前立腺肥大してるんかなあ」

「でな、最初は慌ててたから、そろそろ入れてたら、何でか、膀胱へ行くべき管がティンティンの先から出て来てん。どうなってんのやろ？」

「はあぁ？体の中でＵターンしたって事？そら無いわ～」

「いや、そやから、しもた、失敗したと思って、引き抜いて、もう一度入れた。今度はちゃんと入った」と胸をはる。凄いなあ。
あたしゃ、怖くてようしまへんわ。

「でもな」とひそひそ声になり「ちゃんとカテーテル入れたらな、カテーテルからじゃなくて、ティンティンから尿が出るようになってん」

「って事は、もうカテーテル無しでもチッコが出るって事じゃね？」
「やね？そうやね、一旦カテーテル抜いても出るよね？」
「出る！・・・と思う」

で、えいっと引き抜いて一日経過。チッコ出まへん

又ワンコひっくり返して、慣れた手つきでカテーテルを入れる娘。

「おねーちゃん、もういつでもカテーテル入れられるねえ」
「うん、何度もやってたら自信ついたわ」

「もし、お兄ちゃんがカテーテル入れるような事になっても出来るかしらん？」
「・・・・う～んっと、多分、出来るで。構造的にそう変わりゃせんだろし」

「ホンマカイナ」

と息子に言うと、不機嫌そうな顔をして、「ボクはそんなハメに陥ったら、切腹する！」とご機嫌斜め、あらま・・・