一昨日、息子は、ある銀行の仕事をする為に、指定された時間(閉店ぎりぎり)に現場に向かった。
幸いお客も少なかったので、店の隅っこに、こそこそと部材を広げ、作業にとりかかろうとしていた。
すると、カウンターの方から、だみ声のおばーさんと、これ又だみ声のおっさんの押し問答が始まった。
どうも、おっさんは行員で、おばあさんはお客様のようだった。
おばあさんは「わたいのカネをどう使おうとわたいの勝手やんか」と激オコの様子。
行員は「せやから、一度息子さんに電話してみなはれ」とおばあさんをなだめているようだった。
押し問答の内容を、「耳ダンボ」で聞いていた息子によると;
おばあさんの息子から電話があった。 息子はどこかで働いていて、「どうしても、残高が合わない、合わないのは、ボクの責任なので、悪いけどすぐに500万円貸して欲しい」という内容だった。
ふむ・・・私ならどうするだろうね。
「お母さんやったら、もしそんな電話がかかってきたら、まず末っ子君に電話して、『ほんまにそんな電話したか?』て確認するわ。それで『ううん』て言うたら、詐欺やん??」
息子、にやりと笑って;
「それがな、おばあさんが、行員に言うにはな、『息子は、今重要な会議に入っていて、出られへんから、会社の若い者を替りに家に行かせるから、そいつに金を渡してやってくれないか』」と言ったそうな。
あちゃ、、会議中で、電話に出られないのかあ、ほたら、本人確認なんて、無理だね。ここは息子だと信じて、500万円下ろして、自宅で若い者が来るのを待つのかなあ???
行員はおばあさんに、「それ絶対詐欺ですって、カネ渡したらあきまへんって」と何度も繰り返すけれど、おばあさんは、若い者との約束時間なぞが気になり、最早「銀行がイジワルをして出金させてくれない」と腹の底から思っているかして、閉店間際の銀行内で、大声で、止める行員にくってかかるのであった┐(´∀`)┌ヤレヤレ
でもさ、私だって、息子がそんな電話をして来たら、ころっと騙される自信あるな。
カワイイ息子のたっての願いやったら、叶えてあげようという親心でんな。
まあ、うちの子に限って、それは無いわ~と思う、だって、私500万円なんて大金持って無いもの(*´σー`)エヘヘ
その銀行でのやりとりは間違いなく詐欺でしょうね。
この手のに引っかかるのは大抵が母親で、だますのは息子役ですね。
中には「詐欺でもええから金をだせ」という年寄りもいるらしいですよ。
固定電話をナンバーディスプレイにするか、留守電にすれば防げると思
うのですが、なんで子供達はそれくらいしてあげないのかなと不思議です。
うちは登録した名前が表示された電話以外はとるなと言ってあります。
本当に用事があれば留守電に残してくれますしね。
そのおばあさんも、行員より我が息子の一大事と思っているから、余計大声になっちゃうのでしょうね。
昔は、定期を解約しようとしたら「あの、何かお使い道でもあるのでしょうか」なんて聞かれてました。
でも、我を通してオカネ持ち帰って、顔も知らない犯人が現れて、真実が分かったら、どんなクヤシイ気持ちになるか。
それより、電話で頼まれたら、即銀行でオカネ引き出すなんて。今の老人はカネモチなのですね。じゃ、私はまだまだ若いわ(;^_^A