怒られちった・・

いつもの所にいつものようにお散歩に行った。

今日はちょっと時間が早かったのか、だーれも居なかった。

この前大木が倒れていた所のベンチには、おっちゃんが背中を向けて座っていた。知らないおっちゃんだった。

ボクチンは、いつものように、「こんにちは！」と挨拶しようと思って、何にも思わずベンチに乗って、おっちゃんに挨拶しに行った。

いつもは、ここで、知ってるおじーちゃんおばーちゃんが、
「まあ、フクちゃん、来たの？暑いね」とか言って、ボクチンを撫でてくれるのに、そのおっちゃんは、怖い顔で、ママに、

「こらっ！椅子の上に犬を上げるやなんて、何ちゅうことすんねん。降ろせ！」と怒った。

ママは、いつもやっている事だから、うろたえて「何でですか？」と聞くと、

「あほか、お前は、犬は裸足やろうが、ヒトが座るベンチに上げるやなんて、お前はアホか！」と物凄い形相で怒るのである。

ママは、「でも、そこには、沢山ワンチャンが上がっているし、もともとお尻を落とすと真っ黒になる程汚いベンチなのですよ」と言いたかったそうだ。

でも、ママは、イラン事言わんとこと、すぐにボクチンを連れて帰りだした。ボクチンちょっと休憩したかったのにな～～～。



確かに犬は裸足やからベンチに上がってはいけないだろう。でも、元々公園のベンチってそんなに綺麗か？

風雨にさらされ、どうかすると鳥のウンチが落ちてたりして、ママはいつもウエットティッシュ持っていて、汚れてたら拭いてるねんで。

でも、下手に文句言って、おいぼれジジイとは言え、ケンカになって、ママの事だから、きっと蹴り飛ばして、ジジイが怪我したら、又ややこしい事になるので、今日の散歩はこれでお終いなんだって。

帰り道、公園のあちこちにキノコが生えとった。食べられるんかな～？



アロアロちゃんは、又綺麗な花を咲かせてくれて、ささくれだったママの心を慰めてくれた。



帰り道、半年ぶり位にダイちゃんに会った。嬉しくて駆けっこしたけど、ダイちゃんは、とっても足が長くて早いので、ボクチンはすぐにギブアップした。でも、ボクチンの毛をみしみし毟るんだぜ。

頭が禿げるかと思ったぜ。

痛いけど、ちょっとキャン！って言ったけど、でもダイちゃんと遊ぶのは大好きだ。だって、ダイちゃんのママは、いつも高級オヤツたーっぷりくれるんだもん♪