だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

遺影写真

2018年05月05日 | 日々の暮らし
舅が交通事故で突然亡くなった時、遺影写真が無くて、誰かの結婚式の集合写真の一部を無理矢理引き延ばして間に合わせた事があった。

縦横2センチもなかったそれを、Å4大に引き伸ばしたので、ボケボケで、視線はうつろ、それを思い出して、今のうちに撮ろう!と思って梅田迄のこのこ行ってきた。

応対してくれたお嬢さんは、背中がしゃんとしている、若い人だったので、こんな「オバーサン」でいいのだろうかと躊躇する。A子さんと呼ぶ。

「ただ変身写真を撮りたいのではなくて、遺影にしたいです」と言うと、A子さんは、私をしげしげと見て、

「それじゃあ、自然な若々しいカンジで撮りましょうね~」とにこっと笑ってくれた。

・・マジ、そんな手品みたいな事ができるのかいな?とどきどき。

最近マトモなお化粧もした事もない、スッピンの私の肌はきっとやりにくかっただろうなあ。

それでも、サービス精神満点で、私をリラックスさせてくれて、軽くお喋りしながら、あれよあれよと言う間にファンデーションを塗り、チークをトッピング。

他人にお化粧して貰うのは、結婚式以来だな。後はずっと自己流だったから。

へ~、こんな風にチークを入れるのねえと、鮮やかな手際に感心していた。

最後に「目の周り」のお化粧。これが、予想以上に辛かった。目の周りに何か塗るなんて、現役当時もしなかったのだ。何故しなかったのか、今ようやく判明した。

「かゆい」のだ!特に下まぶたを触られると、くすぐったいようなかゆいような、目をこすりたくなる感触である。それが高じると「涙が出て来る」

成程これが、私がアイメイクをしなかった原因なんだわ。

「こんなお写真は初めてですかぁ?」

「えっ・・・いや、実はハワイで一度撮った事があったんですよ。でもね、出来上がりが『売れない演歌歌手みたい』と友人に笑われて以来二度目です」

「あら~、そうだったんですか!うちは、そのハワイのお店の権利を買って、日本でオープンしたんですよぉ」

およよ・・・ほんまかいな。なんか嫌なヨカン。

「綺麗に撮れるようにがんばりまーす」と言ってくれたので、そのままお任せした。

カメラマンは、至近距離でカメラを向けて「はい、そのまま、笑って」って(-_-;)

そんな無茶な。モデルじゃあるまいに、真っ暗な中で、レンズを向けられて、すぐに笑顔が作れる程場慣れしていない私はとまどうばかり。。。。。

それでも12ショット撮って、好きなのを選べと言われる。

メイクをしてくれたA子さんは百点満点だったんだけどな~~カメラマン、もちっと何とかならんのかいな~というのが正直な感想である。

パソコンで見た画像は、どれもこれも「売れない演歌歌手」だった!おーまいがー(涙

気を取り直して、12歳でも可愛いぺこチャンを貼ります。