だっくす天国+わくわくハンドメイド

ダックスが好き、編み物も好き

つつじの通り抜け

2018年05月02日 | 日々の暮らし
毎年ゴールデンウイーク、この静かな公園付近がざわつくのである。

すぐ近くにある浄水場で何故かつつじが群生しており、それがこの時期一斉に開花するのである。

浄水場だし、入場料は無料なので、人々がどっと押し寄せる。毎年同じ花しか咲かないのに、毎年この時期我が家の前はガードマン数人とカラーコーンで警備される。



綺麗っちゃあ綺麗だけど、つつじってこんなにでかいかい?と言うのが毎年の私の疑問。

もちっと小さい方が可愛らしいのとちゃうやろか?


さて、浄水場の前にはずらっと出店が出る。これが、案外楽しい。

お値段も良心的で、昨日の昼ごはんは、ここで買った「300円の広島焼き」と「200円のきゅうりの一本漬け」だったけど、これがまっことんまかった(^^ゞ

フクを連れて、ぶらぶらと歩いていたら、衣料品の出店の真ん前で、ハンガーにぶら下げられたTシャツが目に入った。



柄が、めっちゃ私好みじゃん❤

でも、お金持ってないし・・・・急いで帰宅して、財布を握りしめて再び公園へ。

見れば見る程ステキ、でも、試着はさせてくれない。値段も書いてない。
テントの奥に禿げ頭のおっちゃんが座っていた。のっそりと立ち上がり「いらっしゃい」

「あ、、この模様いいですね」

「おお、おねえちゃん(大阪では、私でもまだ『おねえちゃん』なのだ)よう分かってはるなあ。これな、ニーナリッチっちゅう外国のんでな、百貨店では2万円するねんで」



「ほんまですか!?」百貨店なぞ滅多に行かない私は素直にうなずく。

「でもな、おっちゃんはな、良心的価格で仕入れたから、おねえちゃんやったら、4600円でええわ」

・・・・え?・・何でそんなに安いん?でも、Tシャツにしては高いやん・・・・と逡巡していたら、

「おっしゃ、おねえちゃんには、ほんまによう似おてるから、おっちゃん、ここは思い切って、2500円にしまひょ」

・・は?まだ買うとも買わないとも言うてへんのに、何ダンピングしてるの??

「でも、ちょっと小さいかな~。私M寸は入らないです」

「そんな事あるかいな。おねえちゃんちっこくてかあいらしいし、絶対入るって!よっしゃまだ迷てるねんな、分かった2000円でええわ」

と言われて、ついつい千円札2枚渡して持ち帰ったんだけど。



確かに「ニナリッチ」て書いてあるけど、品質としては「洗いざらしの雑巾みたいに透け透けで、且つ伸縮性ゼロ」

これが本当にニナリッチのTシャツ?これ百貨店で2万円で売ったらクレーム来るで!

どうにかこうにか着用してみたけど、まるで「レスリングのユニフォーム」みたいにピッチピチですっ。

ああ、悔しい、おっちゃんの口車に乗せられた。

余りにも悔しいので、今日文句を言おうと出店に行ってみたら、そのおっちゃんの出店は、もう無かった。ナンデヤネン??