
当時、7712Fの横浜よりM車のパンタはPS16ではなくシングルアームでした。まだこの頃だと7000系を撮影している鉄ちゃんはごくわずかでした。 14,10,17 相鉄緑園都市 1641列車 13:55頃 Canon EOS7D
自宅近くの被写体だったので14年ころから撮影していた相鉄7000系が11月のJR直通運転開始を前に今日(12日)をもって運用離脱すると言う情報が入って来ました。まぁ~台風19号の関東地方直撃の影響でまともに走るかは疑問ですが建前上は今日が最終日となっている様です。この後、14日に相模大塚駅構内で開催される撮影会を経て廃車となる予定と聞いております。

撮影地が限られる相鉄線では左頭になる構図はどうしても後追いになってしまうことになります。この頃になると7712Fは全パンタPS16に載せ替えになっています。 15,10,25 相鉄二俣川 6558列車 10:07頃 Canon EOS7D MarkⅡ
もともと相鉄7000系は全車両が昭和時代に製造された車両で全車が日立製作所にて製造されています。相鉄7000系の特徴は軽量設計である事ですが相鉄7000系の側面客室窓は、相鉄車両のウリである油圧機構押しボタン操作式の1段下降式パワーウィンドウ仕様ですがせっかく軽量化を目指したのに当時の相鉄の独自のシステムを継続採用するべきだったのか未だに疑問でもあります。また相鉄7000系での台車はディスクブレーキを採用し、動力車用・付随車用のいずれも、ブレーキディスクを車輪の外側に装着した特徴的な外観で外観から相鉄らしい車両を感じるパーツでもありますが、台車が複雑になりまだバネ下荷重が重くなると言うリスクがありますがこれは 発電ブレーキを持たないため、常用ブレーキは空気ブレーキのみであるからだと言う事です。

夏は鉄ちゃんはやらないのが原則ですが相鉄の撮影なら短時間で単発撮影でも惜しくなく、またホームの待合室にいれば接近放送が鳴るまで涼しくいられるので、猛暑の天気の良い日も撮影していました 16,07,18 相鉄緑園都市 1615列車 (15運用) 14:00頃 Canon EOS7D MarkⅡ
私が相鉄7000系を撮影するきっかけになったのが相鉄の特急運転開始でした。この特急運転開始に伴い幕車である相鉄7000系にも”特急”の表示が追加されまた。私の記憶としては幕車の特急は東横線の特急運転開始時の8000系以来だと認識しています。鉄ちゃんにとって幕車の特急表示は魅力的でこれを機会に相鉄通いがはじまりました。その後特急運用の完全10両化で8両編成の相鉄7000系の特急運用は消滅しましたが今年(19年)の春には期間限定の隠れたイベント運転として相鉄7000系を10両化して特急運用を復活させた事は記憶に新しい事です。

相鉄弥生台駅の桜はそのボリュームかせ以前から一目を置いていました。相鉄7000系を意識していない時代から桜満開期間には足しげく通っていました相鉄7000系を追い掛けるようになってからは運用を調べて、その時刻に合わせて弥生台駅に向かいました。 17,04,14 相鉄いずみ野線弥生台 4611列車 16:00頃 Canon EOS7D MarkⅡ
相鉄も11月から好むと好まざるとは別次元でJRの直通運転が開始されます。さらに将来的には東急東横線との直通運転が計画され着々と工事が進められいます。相鉄の発足当初は相模川から横浜への砂利輸送のために敷設された極めて小さい鉄道が、今変貌の時代が目前に迫りE233系とのすれ違いを夢見ていた地元鉄ちゃんとしてはこの時期の相鉄7000系の運用離脱・廃車は偲び難いものがあります。

相鉄7000系引退を前にしてサプライズで実現した10両運転です。当然、特急運用にも充当されましたが天気との巡り合わせが良くなく、特急サインの撮影は叶いませんでした。この10両運転もJR直通準備の多忙のかな相鉄の出来る限りの事をして同車を見送ってあげたいと言う極めて粋な相鉄会社側の配慮だと思っています。 19,05,08 14:36頃 相鉄いずみ野線いずみ中央 6787列車 Canon EOS1DX MarkⅡ