この当時は大井川鉄道本線に井川線直通の定期貨物列車が設定されていました。ただ日曜日は運休で土曜日も運転されることは稀で撮影する機会がありませんでしたが、この日は土曜日ながら運転され貴重なカットを撮影する事が出来ました。 87,07,25 大井川鉄道福用 301レ
大井川鉄道で保存蒸機が走り出して鉄道雑誌などで簡単に大井川鉄道のダイヤが入手できる様になって蒸機の運転時刻以上に気になったのが大井川鉄道の貨物列車のスジでした。当時は島田駅で組成した貨物列車が金谷経由で新金谷駅までせ運転されていました。この頃、新金谷駅構内には精油基地があり金谷で見かける大井川鉄道へ乗り入れる貨物列車にはタンク車の姿もありました。新金谷駅に到着した貨物列車の大半の荷物は井川線乗入対応された貨車に載せ替えして井川線井川駅まで貨物列車が運転されていました。この列車は定期列車であったものの日曜日は運転されず、土曜日も運転される日はごく限られていました。その後、金谷駅の貨物扱いが廃止されもう大井川鉄道の貨物列車は撮影できないのかと諦めていたところなんと、59,2改正(84年2月)以降も新金谷―千頭間に貨物列車のスジが残りました。これには正直驚きました。国鉄から貨車が来ないのに、何のために?と疑問がわきましたが一つの仮説が生まれました。それは井川ダムは完成したものの残務工事は続いていたので井川ダムへの資材輸送があるからではないかと言う事です。まぁ~とにかくスジが残って貨物列車が実際運転されれば理由などどうでもよくとにかく撮影に行こうという事になりましたがなかなかその機会には恵まれず(大井川鉄道の撮影に行くと行きがけの駄賃で朝ブルを撮影してしまうので時間が重複してしまうため)この時、初めて撮影する事が出来ました。たしか土曜日だったので来るのか?来ないのか?不安を持ちながら待っていると遠くで電機の汽笛が聞こえておとぎ話のような貨物列車がやって来ました。
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