以前はトロッコ列車などのイベント列車が頻繁に運転されていた小海線ですが各地に配置されていたトロッコ車両が次々に廃車されトロッコ列車に代表されるDD16のイベント列車は運転されなくなり、たまにDD16運転の情報と言えば工臨の情報くらいでした。工臨と言う性格上、情報入手できるのが直前のことが多く勤務で撮影に行くことが出来ないのがほとんどでした。
小海線と言えばJR東日本管内でも屈指の風光明媚な線区であり、また首都圏から近くイベント列車を運転するには好条件が揃っています。しかしながら現在のJR東日本でトロッコ客車はすでになく、唯一残ったトロッコ車両はキハ40・48を改造した”風っ子”のみです。しかし1エンジンのキハ40・48では小海線の急勾配を登ることができず、JR東日本長野支社では手をこまねいていました。そして今回、長野支社では苦肉の策としてDD16に風っ子を牽引させると言う企画を出してきました。このニュースは我々デーデーフリークとしては外せない情報ぜひとも撮影したいとひそかに撮影を計画をしていました。
そして今日、運転初日にご多分に漏れず私も撮影に出掛けましたが、小海線沿線に集まった鉄ちゃんの多いこと…ここ数年、こんなに鉄ちゃんが集まる列車を撮影したことがないのでいささか面食らったと言うのが本音です。残念ながら午後からは天気が悪化し雷も鳴る天候でしたが、久々にDD16に出逢えて、旧友に逢えた様な思いに浸ることが出来ました。

清里の東側にある跨線橋からの撮影です。所沢・三芳のSさんにも久々に逢う事が出来ました。最近はイベント列車の撮影に遠のいているので懐かしい顔に出逢えて嬉しくなりました。懐かしいといえば、もう既に40年近く前に画面の右側の線路際でC56144号の牽引する”八ヶ岳高原号”を撮影したことがあります。夏とは言え、清里は涼しく、その中を歯切れの良いブラスト音高らかにC56がやって来たそんな懐かしい想い出も列車待ちの間に頭を過ぎりました。 08,05,17 清里 9222レ

甲斐大泉駅で停車中の八ヶ岳風っ子1号です。駅の近くで遊んでいた親子連れも珍しそうに眺めていました。 9221レ