
今までは特定日にしか運転されなかった大多喜-上総中野間はダイヤ改正で1日に3往復も運転されるようになり、本当に昼寝をする時間もなく嬉しい悲鳴を上げそうです。しかし、キハ28が連結されると雰囲気が一変しますネ! 13,03,17 いすみ鉄道総元 103D 11:43頃 Canon EOS7D
一般的にダイヤ改正では廃止になる線区、またはなくなる車両を夢中で一心不乱に追いかけて撮影したとしてもとうにもならなかった心残りを感じながらダイヤ改正当日の朝を向かえ、もう撮れない線区や車両の事を思い返して脱力感を味わい、しばらくは撮影する気にもなれず、しばらくは撮影に行かなくなるケースが良くあります。確かに今回も鵜殿貨物の最終運転日などは鉄ちゃんの規律が保たれ、整然とした沿線の撮影マナーに加えて、新聞報道もされたことから紀勢線には最後の貨物列車を見送ろうと一般の方々も沿線に多く見られ、停車駅では子供が機関士(運転士)にお別れの花を渡したと言う話を聞いて、言いようのない寂しさを感じていたのも事実てした。
しかし、今改正(3月16日)待ちに待っていた言う側面もありました。それはいすみ鉄道のキハ28運行開始に伴う大増発と小湊鉄道の里見駅列車交換の再開と言う嬉しいニュースが伝えられていたからです。このニュースには居ても立ってもいられず初日は出撃出来ませんでしたが、本日(17日)に出撃してきました。

一度は消えた駅員の姿が里見駅に戻ってきました。こんな事って聞いたことがありません。従来から週末に開催されていた農協の物産販売も今まで通り行われるため駅は朝からごった返していました。 13,03,17 小湊鉄道里見 3Aレ到着 09:09頃 Canon EOS7D

今回の列車交換復活では里見駅構内の上下の出発信号機は設置されず、代わりに出発進路表示灯(レピーター)が設置されていました。確かに上総牛久側が票券閉塞、上総中野側はスタフ閉塞で、更に発条転轍機(スプリングポイント)では在線確認後に転轍機の鎖錠解除さえすれば事足りますので出発信号機がなくても良く、駅側の出発指示合図でOKの理論にはなりますが、この様な事例は見たことがなく興味が尽きません 13,03,17 小湊鉄道里見 07:51頃 スマホ T02D
小湊鉄道では今回の里見駅列車交換復活の影で上総村上・海士有木・馬立各駅の窓口業務が廃止となり3駅とも完全無人化されてしまいました。小湊鉄道のひとつの魅力として、今はなくなりつつある(特に地方私鉄では)人のぬくもりがあげられます。全列車車掌乗務もそのひとつですが、小駅でも窓口業務が残り出札口が開けられ、窓の中に人がいると言う光景も小湊鉄道のひとつの魅力でした。その窓口が消えていくのは一抹の寂しさと、怒りを感じています(噂では里見駅の交換要員分の人件費を浮かすためとか・・・)。

ついこの間まで人懐っこいオバちゃんがいた馬立駅の窓口も閉鎖されていました。この駅は保線区の方々とオバちゃんたちが季節の花を大切に守ってくれていたので、今後が心配です。なお、オバちゃんのうち希望者は五井駅の中間改札へ転勤されたとの話も聞きました。 13,03,17 小湊鉄道馬立 07:10頃 スマホ T02D