
間際になると葬式鉄のみなさまの活動が活発になり沿線は盛況になるだろうと昨年夏に母親の所に行くついでに半日カメラをぶら下げて撮影した事がありました。メトロ03系の行先表示はほとんどLEDになっていますが初期編成は幕表示で撮影には好都合でした。 12,08,30 東急自由が丘 16:26頃 Canon EOS7D
何も鵜殿や南四日市に行かなくても、極めて身近で葬式鉄活動が出来ます。まずは念願の(誰が恩恵を受けるかは疑問ですが・・・)副都心線との直通運転開始となる東京東横線の渋谷地上駅が3月15日の終列車をもって廃止され地下の渋谷駅に移行され現行の渋谷駅は毎日葬式鉄で盛況だそうです。またこの乗り入れ開始と同時に日比谷線から日吉・菊名駅まで運転されていた直通運転が廃止されます。言い換えると東横線は完全20メートル車10両化されます(一部8両編成が残るみたいですが・・・)。みなとみらいせんが開業した際に新線区間が10両対応のホームになっていたのを見て、いずれ東横線も10両運転になる事を予想していましたが、他の駅はなんとかなっても渋谷駅は10両対応の延長はどうみても不可能で、当時は漠然とした計画だった渋谷駅の地下化の際に10両運転となるだろうと思っていたのがそれがまさに現実のものになろうとしています。
かつて青山勤務時代は新橋-(乗換)―銀座線で通勤していのを会社の通勤経費削減のあおりを受けて強制的に東急東横線-(渋谷)-銀座線経由に変更された事がありました。最初は反発していたものの、いざ東横線で通勤してみると乗車している女性は綺麗な人が多いし、まずファションセンスが良く、制服のJKでさえ身に着けている小物が洒落ていていつしか東横線での通勤が快感になっていた程でした。特にJKはルーズソックスからハイソックスへの移行時期とあいまってオジサンは心躍らして東横線の車内ではJKの足元を眺める毎日だったのを思い出します。今回、副都心線乗り入れに際して新しい渋谷駅は地下5階と言うことで、かつては山の手線への乗換えは3分。銀座線乗換えにあっては1分で乗り換えられた便利さを考えると副都心線直通運転の代償としてその便利さを失うことになり、今も東横線で通勤していたら不満轟々だったかもしれません。
そして今もう一つ失うのが東横線の日比谷線直通運転です。この直通運転は私が子供の頃から行われ、地下鉄と私鉄の直通運転としては都営地下鉄1号線(浅草線)と共に草分け的存在でした。そのため直通運転開始当初の形式は世代交代(当初は東急:7000系・営団:3000系・東武2000系)されていますが、何せ古い開通の地下鉄ですので今も昔も18メートル車しか入線出来ず(日比谷線内に数多くの急曲線があるためで東武は当初から20メートル車を入れたかった様です。)、これが日比谷線はもとより東武伊勢崎線(スカイツリー線)にとっても、東横線にとっても直通運転のアキレス腱になっていた事は列車の混雑が物語っていたと思います。
今回の副都心線直通運転に伴い、日比谷線と東横線の直通運転が廃止となると言うことは横浜から新宿に直通で行ける事になるけど、(厳密に言えば菊名からですが)銀座には(中目黒でホーム上ではなりますが)乗換えないと行けなくなると言う現象が発生してしまいます。幼い頃から見ていた3社乗り入れり光景がなくなるだけに一抹の寂しさも感じますが、これも時代の流れと受け取るしかないと思われます。

今改正でなくなる地上の渋谷駅は非常に特徴のある駅ですが、それを撮影しようとなるとなかなかとっつき難い駅です。何度かカメラをぶら下げて歩き回りましたが渋谷駅では納得の行く写真は撮れませんでした。一方、東横線で通勤している時代から気に入ったのはこの自由が丘駅進入の光景です。この位置に立つと直線を駆け上がってくる列車が眺められ(撮影が出来)結構通った場所です。ちなみに自由が丘って若者の人気度が高い駅ですが、意外とおじさんウケする居酒屋等も多数あり、けっこう下町っぽいところもあって途中下車した駅のひとつでした。 13,03,06 東急東横線自由が丘 11:33頃 Canon EOS7D
一方、東海道線では東京口に唯一残っていた2ドアの普通列車の521M(東京07:24―伊東09:49)が3月16日のダイヤ改正により185系から区間短縮され東京-熱海間の運転となり使用形式もE231系に変更されます。実はこの2ドアの伊東行普通列車である521Mは列車番号は変われましたが私が小学生のころから変わらない運用でした。当時はもちろん153系でしたがこの運用は伊東行の列車で下り、伊東駅で折り返して急行になって(たしか702M”伊豆2”号だったと思います)上ると言う現在の運用(現在の185系は3022Mに折り返し)とほぼ同じ運用でした。また若い頃、根府川の白糸川橋梁で撮影の列車(創臨に継承される9411レ等)を待っているとやって来るこの時間帯で唯一、下りの153系の列車がこの列車だっただけに521Mは馴染みのある列車です。また現行の職場になって、変則日勤の際はこの521Mで通勤していた時代もありました。現在は変則日勤は勤務開始時刻が早くに変更されて521Mに乗車すると就業時刻ギリギリになるので少し早い列車で通勤していますので最近は乗車するチャンスがありませんがその頃は、優等車両のロザにリーズナブルに乗れるので結構、楽しみでもありました。
またこの521Mは185系である故にSuicaタッチ機能がなく、そのため東海道線東京口では唯一、グリーン車掌(専務車掌)が乗務する列車でもありました。C社の373系の東京口乗り入れがなくなって521Mは異色の存在だっただけに形式変更は残念でなりません。

自分がこの列車に乗って通勤したとこもあるのに12両編成で来ると言うことはすっかり忘れて10両編成で来るものだと勘違いして慌ててズームの焦点距離を短くする事になりました。ちなみに自宅から原チャリで5分程度の撮影地ですが、葬式鉄の皆様が私以外4名ほど活躍されていました。 13,03,13 戸塚-大船 521M 08:04頃 Canon EOS7D