久留里駅から平山駅の手前までかなりきつい勾配が続きます。速度はたしかに遅いんですが、更新機関だと唸らせて登って来る…って感じではありません。朝の雲りから一旦は快晴になり、その後また雲が出ると言う、目まぐるしい一日で、露出の針の動きには気を使いました。この列車も直前まで毒盛（ど雲り）でしたが、直前にコントラストがつく程度に回復して来ました。 １０，１２，０１ 久留里－平山 ９３１Ｄ Ｃａｎｏｎ ＥＯＳ７Ｄ
１日は快晴にもならない様だし、師走にもなった事だし終日、家にいて普段はおっくうがって、なかなか出来ない場所の掃除をするつもりになっていました。そんなつもりでしたので３０日は少し夜更かししてノンビリして就寝しました。夜中にトイレに起きたとき（最近は歳からか、夜中に必ず尿意をもよおし最低１回は起きてしまいます）何気に携帯電話のメールをみると、美抑解様より１日に久留里線で国鉄色のキハ３０が２連で動くとの事、さらに朝はさらに１両の国鉄色キハ３０が増結され、なんと３連になるとの事。こんな素晴らしい情報をもらって出撃しないわけには行きません。
１日はいつも出勤する時間に起きました。すぐ窓から空をみると完全な雲り空です。次に天気予報をチェックしたところ南関東は晴で朝は雲りとの事。小湊鉄道なら出撃はしないのですが、キハ３０の２連となると、次はいつ実現するかわからないので゛今日は家にいて、掃除するんはじゃなかったの？゛と言う言葉を背中にして、とりあえず現地に向かう事にしました。
こんな光景にさりげなく溶け込むのは国鉄色のなせる技ではないでしょうか？午後の淡い日射しが何とも良い雰囲気です。 １０，１２，０１ 上総亀山 ９３８Ｄ Ｃａｎｏｎ ＥＯＳ７Ｄ
横浜新道のクソ渋滞を避けるために、かなり早目にアクアラインを通過してしまいました。あまりにも早いので１６号沿いのマックで時間調整をして久留里線沿線に向かいます。
キハ３０の３連は撮影時間帯になってからは９２６Ｄの１本のみです。天気が予報通りに急速に回復するなら、なるべく木更津よりで撮影をすれば良いのですが、馬来田から西側ではこれと言った撮影地はありません。やむなく９２６Ｄは小櫃―俵田間で撮影しましたが、一時よりはかなり回復したとは言え、雲の中に太陽の輪郭がわかる程度にはなったものの、コントラストが出る程にはならず納得出来る写真には程遠いものでした。
この後はキハ３０の２連が木更津―上総亀山間を２往復走る予定になっているそうです。久留里線は１０年以上前に車両検査の関係で高崎運転所から借り受けたタラコ色のキハ３０が走っていると聞いて訪れて以来の撮影ですので、撮影地らしき場所もほとんど記憶がありません。そのためにロケハンがてら久留里―上総亀山間の撮影地になりそうな所をしらみつぶしに寄ってみました。
いろいろ廻ってみると、車だとあっと言う間に走ってしまう同区間を列車は２０分ちかくかくて走るのは、急勾配のアップダウンが続く事だとわかりました。
ロケハンで見つけた平山―上総松丘間で９２７Ｄと９３２Ｄの２本を撮影し、さらに最後の１往復は久留里ー平山間で撮影しましたが、この間も一面雲空になったかと思うと、いつしか冬のやわらかい日射しが差し込める天気に変わったり、目まぐるしく天気が変わる一日でした。
折り返しのために小休止する国鉄色のキハ３０。かつて同駅を訪れた際は有人駅でしたが、今は無人駅になっていました。事務室には人の気配があったので、運転取扱のみ行う駅係員は常駐しているとおもわれます。（駅構内はずれの踏切から撮影） １０，１２，０１ 上総亀山 ９３８Ｄ Ｃａｎｏｎ ＥＯＳ７Ｄ
久留里線の撮影後は天気も安定してきた事から、小湊鉄道へ転戦も考えましたが、いかんせ冬至を一ヶ月以内に迎える時期では転戦しても撮影地も限られてしまう事から潔く引き上げる事にしました。
早い時間帯でしたので帰宅渋滞にも巻き込まれず、１７時前には帰宅出来ました。
馬来田とかいて「まくた」と読みます。難読駅のひとつではないでしょうか？
小湊鉄道撮影の往復に馬来田駅前を通過するのですが、その度に駅舎の写真を撮りたいと思いながら、朝は先を急ぐ身、帰りは光線がわるいはと、なかなか撮れませんでした。今回、やっと撮影する事が出来ました。この馬来田駅は朝はたくさんの通勤・通学客で活気を見せます。木造駅舎での活気ある光景だけに、鉄道黄金期を彷彿させるものがあり嬉しくなります。 １０，１２，０１ 馬来田駅舎 Ｃａｎｏｎ ＥＯＳ７Ｄ
