町医者のブログ

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今後の医療

2016-11-20 18:08:46 | 日記
今朝の読売新聞のー面に、先輩方の医療費負担増が報じられました。所得などにて窓口負担、自己負担率が多くなる方が多くなります。
本邦の医療は、国民皆保険制度のもと、おおよそ健康保険適用の医療が低負担で受けられています。
現在少子高齢化が急速に進行しております。高齢化すれば、疾患の罹患リスクは、多くなります。医療費は自然増になり、介護費用も増加します。特別な医療を受けていなければ、後発医薬品の浸透などもあり個別単価は下がっているのでは無いでしょうか。介護についても、総介護費用増加しても、介護を要する方が増えておリますので、ここでも、単価は上がってはいないでしょう。
当院では、私の専門領域が肝臓内科であり、高額なC型慢性肝炎治療薬を処方しております。画期的な薬ですが、12週間で、群別1型では約95%、2型では約85%程度のウィルス排除が出来るようになりました。高額な医療費にはなりますが、その後進行して肝硬変、肝細胞癌の発症リスクが下がれば、医療経済的には高い治療では無いのかもしれません。当院の倫理規定にて、介護保険を受けている方の治療は行っておりません。どこまで治療するか、服薬を確実に出来るかなど不安があります。また、薬が大きいのでしっかり飲み込めないといけません。

何らかの策にて、少子化、人口減から脱さないと将来は暗くなります。

まとまらない内容になりました。

明日月曜日からは、通常診療です。
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