町医者のブログ

医療情報ほか、気になる話題を考えましょう。

医療は危機的ではなく、少し前のインドの状況に近い、医療崩壊既にしています。

2021-08-25 19:54:17 | 挨拶

昨日パラリンピックの開幕、このコロナ感染下で行って良いのか?

国民の命よりも、スポーツの祭典が優先されるなんて、当地域でも有熱を受け入れてくれる病院はありません、他疾患で紹介しようとしても、熱は、呼吸器症状は、ワクチン接種の有無まで問われる医療機関、ないしは紹介を受けてくれない状況もありです。

感染拡大は、少し前のインドの状況の報道と何も変わらない感じさえします。自宅療養者などと言われておりますが、国民皆保険制度や感染症法の指定感染症から見放されている状態と思われた方が良いです。自己防衛しか無いかもしれません。

自己防衛の武器の一つCOVID-19ワクチンは、その効果は素晴らしい、先ほど群馬県の新型コロナウィルス感染確認者では、60歳代以上は僅か、これはワクチンの効果を私の主観ではありますが(統計学的な検証は無く)凄いな、mRNAワクチン、と思いました。

当院では、掛かり付けの方の希望者分の接種がほぼ終了しております。ワクチンの供給に余裕があれば、掛かり付けの無い、これまで当院にてインフルエンザワクチンを毎年のように接種させていただいた方などに広げようかとも思いましたが、ワクチン供給に不安ありです。昨日も書きましたが、昨日配送のワクチンの有効期限が9月末までです。出来ない接種の登録は無責任になりますのでこれまで通りの対応までしかできません。

結局、コロナに対しては、何も出来ませんね。無力感を感じています。

明日は木曜休診、金曜~現状通常診療です。

 

コメント
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