町医者のブログ

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脂肪肝もあなどれません

2016-06-18 17:42:03 | 医療情報
今日も暑いです。

健診、検診にて、肝機能異常で、脂肪肝は、多くでくわす疾患です。
多くは軽度の脂肪肝、過栄養性、アルコール性などです。
少し前から言われるようになった疾患で、脂肪肝でも進行して肝硬変、一部では肝臓ガンを発症する、NASAH(非アルコール性脂肪性肝炎)と言われるものです。明らかにNASAHではないものでは、NAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)と言われます。
確定診断は、肝生検にて病理組織学的に診断します。飲酒歴が無い、少ないにも関わらず、アルコール性肝障害に似た所見が特徴です。
通常の、脂肪肝より肝機能異常が高値で、他に、糖尿病や、脂質の異常を伴うことが多くみられます。
治療には、確立したものはありませんが、糖尿病に準じた食事、運動療法、薬では、ビタミンE製剤、糖尿病の治療薬の一部のものが有効である可能性があります。
脂肪肝でも、経過観察、必要なら治療も検討です。

受診にて相談下さい。

明日は、日曜日休診日です。月曜からは通常診療です。
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