さよこさんのお稽古日記  表千家流茶道教室    

ささやかなお茶のお稽古と日々の暮らしを綴ります。
仕切り直してのブログ再挑戦です。

一閑人の蓋置

2018年03月13日 | 日記
今月の「蓋置」は「一閑人」

読みは「イッカンジン」。井戸をのぞき込んでいる姿ですが、
「じーっと井戸をのぞき込むなんて、何と閑なお人か⁉」
といった感じでしょうか?
この姿を「蓋置」という道具の意匠として考えられた「遊び心」に和らぎます
でもこの扱いには、ある「ひと手間」が必要

それは、窯の蓋を開けて使用するときには、頭を火間のほうに傾けてあげなければなりません
このままでは、窯の蓋が置けないのです


そこで、窯の蓋を開ける前に一度蓋置をあしらい、倒してあげるのです
まあなんとややっこしいことでしょうか
でもちょっとお稽古に真剣さが走ります

お薄とお濃茶では扱う時が変わるので、ますます「頭の体操」ですね


柄杓と蓋置を飾り残したバージョンでお点前を終了