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XPノートパソコン(Inspiron6000)をメンテする

XPのノートパソコンを使えるようにして欲しい・・・というご依頼です。
専用の周辺機器がXPしか対応してなくて、XPパソコンを引っ張り出したが起動しないとのことでした。

パソコンは、Inspiron6000、スペック的にはCeleron M1.30GHz、メモリー1GB(256MBからアップ)、HDD 30GB(IDE) 、WindowsXP SP3といったところです。
古い機種なので、ディスクが故障したり、マザーボードが故障していたら、ちょっと手に負えないかもしれません。
パソコンをお預かりしました。

電源を入れてみると・・・いきなりC-MOS電池のエラーメッセージが表示されました。BIOS保持用の電池が消耗してしまっているようです。
古い機種でずっと使っていないとこのような現象になります。
対処方法は、電池を交換すればよいのですが・・・どんな電池が使われているかが問題になります。
古いノートパソコンでは、よく充電式のボタン電池が使われており、コネクター付きのケーブルで基盤に接続されている機種が多かったです。
その場合だと、入手が難しくてネットなどで探さないといけません。
この機種は、キーボードを外すとC-MOS電池にアクセスできます。

いわゆる汎用のボタン電池(CR2032)が使われていました。このタイプのボタン電池は、最近のパソコン(デスクトップ、ノート共)よく使われているので、常備しています。交換も電池のソケットから外して新しい電池を嵌めるだけなので、簡単です。(ちなみに元の電池の出力は0Vでした。新品の電池は3.2~3.3V出力されます)
ボタン電池を交換して、電源を入れてBIOS設定画面から、内部時計を設定して、再度起動すると・・・

おおっ!懐かしい起動音と共に、Windows XPの起動画面が現れました。

基本的な動作は、問題なさそうでした。
HDDは「正常」状態で、使用時間が6,000Hでした。新品の30GBのIDEタイプのHDDは、ネットで入手する形になります。
また内蔵のバッテリーも完全に消耗してしまっており、充電できずバッテリーのみでの動作は不可の状態です。
バッテリーもネットで探すと入手可能のようです。
HDDの交換、内蔵バッテリーの交換を行うかどうかは、現状で実機をご確認いただき判断してもらうことになりました。

このパソコン、LANポートだけでなく、モデム(電話回線)ポートが付いており、時代を感じました。
常時接続が一般的でなかったころは、パソコンのモデムポートと電話回線をつなぎ、ダイアルアップでインターネットに接続していましたね。
特に午後11時(だっけ?)からのテレホーダイの時間帯を待ってネット接続していたのが懐かしいです。
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