その時に、大手復元ソフトではいまくいかず・・・最終的に「EaseUS Data Recovery Wizard」という復元ソフトでうまく復元できたことをこのブログでも書きました。
このときは、フォーマットしてしまっただけでしたので、基本的にディスク内のデータは、削除されておらずほぼ100%復元できました。それにしても、最初にファイル復元専門会社にディスクを送付して見積もってもらったら、驚愕の見積額でキャンセルしたことを覚えています。
なので、「EaseUS Data Recovery Wizard」という復元ソフトを見つけて購入して、どらともで復元作業を行いました。その時に感じたのは、従来使っていた大手メーカーの復元ソフトより、復元能力が高いように感じていました。
そんな中、今回ハードディスクを読み込まないパソコンのデータの取り出しのご依頼がありました。
実は、データ復元専門会社に依頼したそうですが、復元できずということで戻ってきてしまったそうです。
専門会社で復元できないハードディスクを、どらともで復元できる可能性は低いですよ・・・とお伝えしましたが、ダメもとで調べて欲しい、期間の制限はない・・・とのことで、お引き受けしました。
パソコンが到着して、調べてみました。
まず現状確認を行うと・・・モータの回転音がするものの、何回かスピンアップを繰り返してそのうちに止まってしまいます。モーターが回らないことには、どうにもなりません。
パソコンからハードディスクを取り外して確認してみると・・・うん?基盤を止めているネジが4個欠品しています。前に調査した業者で、基盤を外した後、止め忘れたのでしょうか?
とりあえずネジを止めてみました・・・が、全く状況は変わりません。
そこで・・・同じ型番のハードディスクが手持ちでありましたので、基盤を交換してみました。
すると・・・音は異常ですが、モーターが止まることはなくなり、なんとか回転するようになりました。
この状態で、検証用パソコンに接続すると・・・ディスクとしては認識するようになりましたが、全く中が見えません。
デュプリケーターで、ハード的にセクター単位でコピーしようとしましたが、途中で止まってしまいます。
ソフト的にバックアップソフトで、丸ごとバックアップしようとしましたが、やはりディスク自体をうまく読めません。
それでは、「EaseUS Data Recovery Wizard」を使用してファイルの復元を行ってみることにしました。

すると・・・時間はかかるものの復元が行われました・・・しかし、思ったほど復元できていなかったので、その後ディープスキャンで再度スキャンを実行しました。
こちらは、数日程度かかりましたが、スキャンが完了して、かなりのファイルを復元できました。
とりあえず復元できたすべてのフォルダー・ファイルを別の外付けハードディスクに保存しました。
復元したファイル・フォルダーを確認してみると・・・空のフォルダーや、開けないファイル、ファイル名が不明なファイルなどいろいろ問題があるファイル・フォルダーがありますが、これ以上はどらともでは対応困難です。
これらのファイルを、予めお客様から支給のUSBメモリーに保存してご返却です。
どらともの中では、ファイル復元ソフトは「EaseUS Data Recovery Wizard」がお勧めです!
なお、写真の「EaseUS Data Recovery Wizard」はバージョン8.6ですが現在は10.0が最新版です。
