お使いのパソコンは、いわゆるデスクトップパソコン、モニター分離型、Windows7です。ただWindows7初期のパソコンなのでCPUが非力で、ネット閲覧でも少しもたつく感じがします。Windows7も2020年1月でマイクロソフトのサポートが終了してしまうので、新しいパソコンに替えるのもよい時期かもしれません。
一体型のデスクトップパソコン（液晶サイズは24インチ前後･･･今使用している液晶モニターが24インチ）で、テレビ機能は不要（付いていても構わない）、色は黒、OfficeはWord、Excelは必要、光学ドライブ必要（Blue-rayは不問）、日本メーカー希望･･･など必要な機能をお聞きしました。あと大事なのは予算です。パソコンでは、CPUやメモリ容量、ディスク容量や種類（HDD、SSD）や、光学ドライブの種類、Officeの種類･･･などなどの条件で価格は変わってきます。
当然、価格が高い程、高性能（スペックが高い）、高機能、プリインストールされているアプリの種類が豊富･･･となっていくのですが、お客様の予算内で、できるだけ快適に動作するパソコンを探すようにしています。なので予算を決めないとこちらも機種選定が難しくなってしまいます。
今回･･･ご要望の中でパソコン色の黒が見つかりませんでした。最近の一体型デスクトップパソコンは、白の設定はあるのですが、黒の設定のある機種は少ないみたいです。
お客様に状況をご説明したところ、色は白でも構わない･･･ということになりました。
早速、パソコンを手配し、暫くして入荷しました。入荷したら･･･初期設定を予め行います。
ユーザーIDやパスワード、マイクロソフトアカウントの設定など、いわゆる初期設定を行います。
そして一番大変なのがWindows10のUpdateです。今回のパソコンはWindows10の1709（ひとつ前）版でした。
現在は1803版が最新ですので、予め最新版にUpdateを行ってお引き渡しをした方が安心です。
これには結構時間がかかります。ネット回線状況やパソコンのスペックにもよりますが、2時間前後かかります。
無事に1803にUpdateが完了し、メーカーのサイトでドライバーやアプリを最新の状態にして、「再セットアップディスク」を作成して事前作業は完了です。
今度はお客様のところで･･･今までのパソコンも使用できるようにしたいとのことで、隣の机に今までのパソコン、モニターを移動、配線接続を行いました。
メインの机に、24インチの一体型デスクトップパソコンを設置しました。インターネットは、机のすぐ上にあるルーターからLANケーブルでつながっており、今後も有線LANで使用するとのことでしたので、短いLANケーブルでルーターとパソコンを接続しました。
プリンター（複合機）は、USBしか対応していない機種でしたので、ドライバーやアプリを入れて動作確認を行いました。今までのパソコンから印刷したい場合は、USBケーブルを差し替えてもらいます。
あとは、ドキュメントやデスクトップ、ピクチャーなどのデータを移行しました。メールはほとんど使用していないとのことでしたが、今までのパソコンにメールされていたので、Outlookにメール設定を行いました。
あとは、Windows7からWindows10への操作の変わった点を中心に操作方法の説明をしました。ネットやWordなどを操作していただきましたが、今までよりも動作がきびきび速くなったとビックリしていらっしゃいました。
Windows7を使っているユーザーは、2020年1月のマイクロソフトのサポート終了が決まっているので･･･そろそろWindows10への移行も考える必要があると思います。新しいWindows10のパソコンを用意できれば一番ベストです。Windows7のパソコンをWindows10へアップグレードを行うという方法もありますが･･･初期のWindows7パソコンをWindows10にアップグレードしたパソコンは、最近のWindows10のメジャーアップデート（毎年春秋2回実施の予定）により、いろいろトラブルが発生している事例があります。現在のバージョンでは動作していても次のメジャーアップデート後の新しいバージョンでは、トラブルが発生する可能性があると思われます。またメーカーでは、Windows7機種のWindows10での動作保証を行っていない場合がほとんどです。なので、Windows7→Windows10へのアップグレードは自己責任になりますし、不具合が発生してもメーカーは対応してくれません。
たまに、Windows7→Windows10へのアップグレード作業のご依頼もあるのですが･･･型番をお聞きして、メーカーがWindows10での動作保証を行っていない機種の場合は、その旨伝えて、アップグレードによる不具合が発生しても、対処できないことがあることをご説明して、作業を行うか判断してもらっています。
Windows8.1の機種は、ほとんどのメーカーはWindows10での動作保証を行っていることが多く、Windows10に対応したドライバーやアプリ、ユーティリティなどもメーカーサイトから提供されています。
WindowsXPがサポート終了の際に、Windows7に移行したユーザーが多いと思います。どらくらいのユーザーがWindows10へアップグレードしたかわかりませんが、Windows7を使用しているユーザーが多いのも事実です。
XPサポート終了の時の混乱が、Windows7サポート終了の時にまた起きるかもしれませんので、早めに対応を進めていくとよいですね。
