写真を見るとDNSのエラーみたいです。パソコンの再起動をお願いしましたが、状況は変わらないとのことでした。
事務所へパソコンを持って来てもらいました。
NS700/K スペック的には、Core i7 8550U、メモリ8GB、1TBHDD、Windows10 64bitです。
とりあえず、電源を入れてみました。なかなかWindowsが起動してきません。
やっと起動してきて、タスクマネージャーで確認すると・・・
ディスクの使用率がずっと100%のままです。
お客様に、いつも起動が遅いですか?と尋ねると・・・前から起動に時間がかかるようになったので、ずっと電源を入れたままで使用しているそうです。
やっとWindowsが起動して、アプリを立ち上げてみると・・・動作が凄く遅いです。
Edge、Chromeのブラウザを起動してみましたが、トップページがなかなか開きません。そのうちに先ほどのDNSエラーのメッセージが表示されました。
でも、時々サイトが表示されることもあります。
なんかディスクの動作が遅いように感じたので、Crystal Diskinfoで確認してみましたが「正常」でした。
でも、ずっとディスクの使用率が100%のままです。変なアプリが邪魔している感じでもありません。
お客様には、一旦お預かりして詳しく調べる事にさせていただきました。
ディスクの音も通常よりも大きい感じがし、やはりディスクの不調のように思われたので、手持ちの1TBのHDDにクローンを作成して、取り付けてみました。
すると本来の動作速度になりました。サイト閲覧も問題ありません。やはりディスクの不調のようでした。
お客様には、ディスクの交換が必要なこと、交換するのであればSSD(半導体ディスク)への交換したほうが、高速化が図れ、振動などにも強くなることをお伝えし、500GBのSSDに換装することになりました。
このパソコンは、底面のネジを外してカバーをカラ割すれば、ディスクにアクセスできます。
内部を確認してみたら、CPUの冷却ファンにホコリが溜まっていましたので、清掃しました。
おそらく、パソコンの起動が遅くなったのでずっと電源を入れた状態で使用していたとのことなので、ホコリも多く吸い込んだんだのかもしれません。
冷却ファンにホコリが溜まると、当然冷却効率が悪くなりますので、パソコン内部の温度が上昇します。内部温度が上がると、部品の寿命が短くなる傾向にあるので、パソコンの故障につながりやすくなります。
HDD→SSDへのクローンを実施し、元の状態に取り付けました。
CPUがi7の第8世代、メモリーが8GBと十分なスペックだったので、SSDに換装して、とても速くなりました。
サイト閲覧もストレスなく表示されました。
ただネットについては、最終的にはお客様のネット環境(Wifi)で問題ないかを確認しないといけません。
事務所へパソコンを取りに来ていただき、動作一般を確認してもらい、ご自宅でネット閲覧が問題ないか確認してもらうようにお願いしました。
後ほど、自宅でも、問題なくネット閲覧ができたと連絡がありました。
まだ新しい、十分使えるパソコンなので、これからも使ってくださいね。
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