さくらこの放射能対策備忘録*

栃木県宇都宮市の放射線量と放射能汚染に関する自分メモ。RADEX RD-1706使用。基本1mで測定。

低線量被曝を考える講座 50年後の安全住むこと食べること 覚書

2011-08-29 20:35:22 | イベント所感
昨日の8月28日、宇都宮市立南図書館多目的ホールで開催された講座の覚書です。


低線量被曝を考える講座 50年後の安全住むこと食べること
講演 放射線医師・松井英介先生
報告 子どもを放射能から守る福島ネットワーク 河原田昌浩さん


河原田昌浩さん のお話や質疑応答より気になったところを抜粋。

・現在の最低基準の100msvの放射能でガンが1~5%UPと言われる。
100msv以下は、他の要因(タバコ、アスベストなど)も複雑にからみあうのでわからない。
わからないから浴びてもよい。

・ICRPは内部被ばくは「怖いよ」のみで、認めていない。
日本の基準はICRPより緩い。

・宇都宮の線量は、福島より低いが、決して低いとは思ってはいけない。


・日本の暫定規定値は、ウクライナものより高いです。
(ちなみに当初の規定値はこちら→チェルノブイリ事故における環境対応策とその修復


・チェルノブイリでは移住区域のところでも、まだ日本は移住していません。


松井英介先生 のお話や質疑応答より気になったところを抜粋。

・外部被ばくとは
 高線量
 離れたところからγ線
 短時間
・内部被ばくとは
 低線量
 すぐそばからα線、β線
 繰り返し長時間
体内ではα線40μmm、β線は10mm進む。

・被ばくによって、遺伝子が変化する。

・大人は1msv/yearまでだが、子供は0.1msv/yearにしないといけない。

・血液検査だけでは被ばくについてわからない。被ばくの検査が必要。
血液検査に現れるというのは、かなり酷い状態になっている。
検査検体は、尿、毛髪、(子供の場合)乳歯
髪の毛からはストロンチウム90なども検出することもある。
全核種のデータをリアルタイムで開示できるよう体制が整うようしていかないといけない。

・宇都宮の年間蓄積線量(0.1μsv×24h×365d=876μsv)だと、子供は避難した方がよい。
(松井先生は、宇都宮でこんなにあるのかとびっくりなさっておりました)

・体の中の状態をよい状態に保つために、
 免疫、ホルモン、自律神経、
 肉体的 精神的 社会的 経済的 文化的に 良い状態を持つ必要。



もう衝撃的でした。
宇都宮の線量で移住したほうがいいって…
私たち家族は宇都宮にいると決心しました。
もう少し、身を引き締めて生活しないとだめだなと心から思いました。

その他、肺のしくみとか繊毛の仕組みとか…
劣化ウラン兵器を使われた兵士の子供に先天性障害が多いとか…
ビキニでのマグロ漁船が浴びた死の灰による内部被ばくの話とか…
たくさん話を伺いましたが、難しかったので、本を購入しました。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
行けなかったので、参考になりました! (こぶたママ)
2011-08-29 23:29:38
こんにちは。私も低線量被曝を考える講座に行って見たかったのですが、行かれなかったので、とても参考になりました。ちなみに、「放射線から子ども達を守る会」のMLに参加しています。
結構ショッキングな内容でビックリしました!移住といっても、容易にできるものでもないですし・・・。気を引き締めなければならないのですね。公園で子どもを遊ばせるのをまだ解禁していないのですが、もうしばらく様子をみようかな・・・。次回の講座は行けたらいいなあと思っています。
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こぶたママさん (さくらこ)
2011-08-31 11:16:01
こんにちは^^
コメントありがとうございます。
半分以上の話は難しかった上、内容がホント衝撃的でした。
今の考えを改めなくちゃ…と思ったりもします。

公園、まだ行かせていないんですね?
偉いな。
私なんて、夏休み線量測りながらいろいろ行っちゃいました
個人的には、グランディ科学ランドと壬生のわんぱく公園はおすすめです^^

宇都宮・放射能から子どもを守る会のML。
私も入っています♪
これからもよろしくお願いします。
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