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さくらこの放射能対策備忘録*

栃木県宇都宮市の放射線量と放射能汚染に関する自分メモ。RADEX RD-1706使用。基本1mで測定。

農振事務所に問い合わせしました。

2011-11-29 16:54:06 | 電話での問い合わせメモ
11月29日、河内農業振興事務所に電話しました。

・河内では、10月上旬より累計55件。県北の方は1か月で何百件か検査している。
・基本的に農産物は市町村からの委託によって測っている。
・堆肥、土などは、農業生産者のみ、各事務所に電話をして持参すれば測ってもらえる。(家庭菜園は自己責任のために不可)
http://www.pref.tochigi.lg.jp/kinkyu/g03/kensagaiyou.html
に書いてあります。
http://www.pref.tochigi.lg.jp/g01/radioactive/documents/mousikomi.pdf(申込書)
http://www.pref.tochigi.lg.jp/g01/radioactive/kensa-top.html(11月11日現在の各農業振興事務所における検査状況が書いてあります)
も参照のこと。
・一般の方からは、(家庭農園の野菜は自己責任なので)農産物の測定は受け入れていない。
・(河内では)学校給食に関しては数件。
・宇都宮市に関しては、独自に予算を立てて外部機関に依頼をしているので、数点のみ。
・現在、学校給食に関しては各市町村のHPに掲載されています。
・1回の測定時間は15分。がんばれば一日20件可能。
・定量下限値はセシウム134→30bq/kg、137→20bq/㎏
・検出限界値以下の数字もでているが、測るごとに数値も違うので、誤差の範囲か、数値として問題がある。
・ソフトのバージョンUPにより、現在の値がでるようになった。
・ソフトのバージョンUPによって、食品によって検出限界値をだせるようになったので、HPでの表示も(国の指定したように)していくようにしている。
・基本的に密度が重いものについては検出限界値が低く出るが、軽いもの(落ち葉、ワラなど)は検出限界値が上がる。
・牛・米に関しては農業振興事務所に依頼はなし。
・牛に関しては、現在は全頭検査。
・一戸一頭検査のみはゲルマニウム半導体の測定値を使用し、合計50Bq以下なら許可証を発行。
・2頭目以降は簡易検査・スクリーニング(家畜保健衛生所や各県の測定所などで)
・測定部分は、脂肪を含まない(赤身の部分)部分ということでネック使用。部位は国で農薬を測るルールと共に定まっている。
・1頭が大きくなるまで何年もかかることから、年単位の検査を考えている。
・コメの測定もゲルマニウム測定器。
・ゲルマニウム測定機と、NaI(Tl)シンチレーション検出器スペクトロメータの違いは、試料の量、など違う。(ゲルマニウムは1L、2㎏。NaI(Tl)シンチレーション検出器は350㏄)
5倍も量が違うので定量下限値が5倍も違う(らしい)。ゲルマニウムの機械に近づけるには、5倍の時間をかけるしかない。
ゲルマニウム測定機は、2tの鉛のシールドがあるので、それだけで正確さが違う。
・田んぼなど、水の流れの関係によるたまり具合など、調査を検討している。

個人的に思ったのは、県は購入した測定器をあまり利用していないなとおもった。
市や町などの申請でないと測れないというのが、少し残念。
でも、いろいろ数年後を見据えてやっていただいているんだとは思いました。

県の経済流通課に電話しました。

2011-11-17 06:52:12 | 電話での問い合わせメモ
11月17日県経済流通課に電話しました。
・県の農政事務所に置いてある機器→EMFジャパン211型ガンマスペクトロメータ。
・定量下限値はセシウム50ベクレル。この値は国の指導があって、定められている。
機械の技術的な、性能の問題のために、この数値。それ以下は、誤差が大きいので、公共の機関としては出せる数値ではない。
・シンチレーションスペクトロメータはもともとは牛肉を測るためのもので、100~200bq/kgだと性能は高い。50bqくらいまでは保障される。50以下は誤差が大きくなる。
・200を超えたら、ゲルマニウムで精密検査。
・ゲルマニウムより測るものの量が少ないし、放射性物質があるかないか、調べる能力が違う。
・ゲルマニウムは現在農政部で1台。
・給食検査に関して、副大臣が給食の検査をすると記者会見をした直後に、県の教育委員会は、連絡して聞いたが、いつからか、どのような方法でとかはまったく決まっていないので、栃木県もまだわからないでいる。
・落ち葉など空気が含むものは測るのが難しい。0だったり100だったりと出る。

検出限界が高いと強くいってきました^^

県の給食検査について問い合わせしました

2011-09-28 19:09:07 | 電話での問い合わせメモ
県の方の給食検査の件で農政に電話をし、問い合わせしました。

・新聞で周知のとおり県では7台の測定器を購入。
・7台の測定器は県内の7か所の農業振興事務所に搬入し、来月から開始予定。
・宇都宮市は河内農業振興事務所管轄。
・給食目的ではなくて、基本的には農産物のスクリーニング検査目的。
・宇都宮、河内地区の農産物を測るのと、農家から土壌や堆肥、腐葉土の検査をしてくれという要望が多いので希望を募り検査をする予定。
・給食の測定は、農産物、土壌などの検査のスケジュールでできるようだったら行う。
(土壌などの検査を優先だが、希望が少なかった場合は給食にまわすようです)
・公表は、各市のHPにて。(宇都宮市は宇都宮市。日光市だったら、日光市のHP)
・給食の検査については、各市町村の要望を受けてスケジュールを組むとのこと。
(市町村は、この学校の給食のトマトはどこの農家などと生産者を確認の上申請を出してもらう)
・検査の定量限界値は各核種20ベクレル
(時間をかければもっと小さく測れるが、一日に3検体くらいしかできなくなってしまう。スクリーニング目的だそうです)
・200ベクレル以上検出された場合は、ゲルマニウムの方に追加検査まわすようです。


農家の土壌検査は個人的に賛成です。

市に測定器を納入してもらうまで、県のも頼りだと思ったのですが、期待できないかも。
宇都宮市に機械が納入されるまでは検査数もきつそうですね…




栃木の牛の検査について問い合わせ

2011-09-15 20:49:42 | 電話での問い合わせメモ
農政部畜産課に伺ったことまとめ。

農政部で購入したものはヨウ化ナトリウムシンチレーションスペクトロメータで、
県内10台(3台が家畜保健衛生所、7台が聞き取れませんでした)が設置されている。
近く畜産酪農研究センターにも配備予定。
また、県外に出荷されたものに関しても、検査を依頼しているようです。
検査核種は、ヨウ素131、セシウム134、セシウム137。
検出限界値はセシウム合わせて40Bq前後(他の情報によると、セシウム134、137各20ベクレルのようです)。

全戸検査済み農家通知書は各戸牛1匹50Bq/㎏の値が出れば発行される。
栃木県1893戸のうち、500戸。すでに1400頭の検査をしている。
ほとんどが50Bq/kg以下。
また200Bq以上の数値が出た場合は、農業試験場に送りゲルマニウム測定器で精密検査をする。

測る肉の部位ですがネック(首)の筋肉がとりやすいことから、ネックを使用して測っているようです。

伺ったことは丁寧に教えてくださいます。
県の職員さんには、いつも感謝します。
ありがとうございました。

生協へ問い合わせ

2011-09-14 20:15:21 | 電話での問い合わせメモ
コープネットの独自の放射線測定結果ことに関して、問い合わせしました。

定量限界値が10、20、50、100とばらつきがあるのは、8月中旬までは外部の測定機関に検査をお願いしていたからだそうです。
(ゲルマニウム半導体検査器での検査は、国の指示で各自治体が行うモニタリング検査が優先なのでなかなかやってもらえない。
そんな中、ゲルマニウムは難しいので、シンチレーションカウンタでの検査をする会社を数社選定し頼んだという事情があったそうです)
8月の下旬からは、生協でも1台、NaIシンチレーションスペクトロメータを購入し、測っているようです。(値段は数百万)
定量限界値はヨウ素131、セシウム134、セシウム137の各核種20Bq/㎏(測れるのは3種のみ)。
測定の研修をしたあと測定をはじめたのだが、最初のころは慣れなかったので6~8品目だけだったのですが、今は測定に慣れて1日10品目測っているそうです。
生協の独自基準はあるのか?と聞きましたところ、(日本政府が掲げている数値より低いものを掲げると日本で混乱に陥ることもあることから)独自基準はないそうです。
しかし、そのかわりに、暫定基準値の1/5(肉、魚野菜などの場合は100Bq/㎏、水だと40Bq/㎏)の値がでたら、外部のゲルマニウム半導体検査器を持つ測定機関に測定をお願いして検査を行うようです。
(生協の持っている測定器だと、バッググラウンドの影響もあって、高く出ることもあるようです。ゲルマニウム半導体検査器で測りなおすと、低くなったりN/Dになることもあるようです)

また、8月の測定結果が消えていることに関して、
「外部検査機関に依頼していました自主検査のうち、広く食物に含まれている放射性物質の「カリウム40」も含めて検査結果を出しているところがありました。今回、その検査機関での検査結果を除いて掲載しています」とPDFファイルに書いてあるが、牛肉で北海道、宮崎などでていたものがあったが、牛肉もカリウム40が入っていたのか?と聞きました。
そうしたら、8月中に発表されていた値は原料の値だそうです。
たとえば、ネック(首)などは、通常そのまま流通せず、ひき肉などに加工して、私たちの手元に届くようです。
(今までデータがなかったので、どこの部位に放射性核種がたまるか調べるために、いろんな部位を調べて、データを取っているようです)
基本的に、お客様の手元に届く商品の形での測定を行っているので、原料の測定の公表は、お客様の混乱を招くということから、省いたそうです。

ストロンチウムの検査に関しては、測るのが難しいとのことでした。

生協の検査は数値を出す検査ではなく、あくまでもスクリーニングのための検査(お客様に、高い値のものを出さないための)だそうです。

生協の中では、「国の検査だけでは十分ではないだろう」「お客様が安心して選べるようにしたい」「どの食品にどれだけ。どの地域にどれだけ。今まで経験がなかったことなので、(結果を)積み重ねなければならない」と声が上がっているそうです。


放射線関係の答えをする専属の方でしょうが、こちらの質問に丁寧に細かく答えてくださいました。
答える側としての研修も相当にしたでしょう…
真摯に答えていただきありがとうございました。

文章からいろいろ読み取ってくださると幸いです。