英語とドイツ語はよく似ているといわれる。というか、ドイツ語の方言が英語であるのだから当然である。
だが、英語の文法でドイツ語と違いがありながら、日本語とは共通する文を構成する上で重要な文法の規則がある。
それは、代名詞の活用でドイツ語の3格と4格だ。これは英語では同じ第3格となる。
1格とは主語、2格とは所有格、3格とは目的格だ。
いい例が以下。英語と比較すると分かりやすい。
3格
Ich gebe dir das.
I give you this. (私は君にこれをあげる。)
4格
Ich liebe dich.
I love you. (私は君を愛する。)
英語は、どちらもyouとなっている。だが、日本語はドイツ語と同じように、変化がある。代名詞ではないが、それにくっつく助詞だ。
3格は「~に」だけど、4格は「~を」である。
英米人はドイツ語を学ぶ時、そこで苦慮するかも知れないが、日本人は、「~に」と「~を」の違いと考えれば、すっと慣れ親しめ使いこなせるかも知れない。
Alles Klar!?