たまたま、BSの紀行番組でドイツの特集を観て、それが最高だったので、番組から学んだドイツが生んだ不朽の文学作品、「グリム童話」の裏話について語ろうかと思う。
それは、童話の中ででてくる「笛吹き男」と「魔女」についてだ。実をいうと、どちらも、実際にあった出来事を元にした悲しい事実が背景にあるということ。グリム童話は、19世紀にグリム兄弟が、ドイツ各地の語り部から聞いた数多くの話を元につくった説話集である。
「笛吹き男」は、ハーネルンという街で実際に13世紀に起こった130人もの子供が失踪した事件が元になっているという。ネズミ退治をしたのに、町の人が報酬を払わなかった仕返しというのは、後付けのフィクションであったという。
また、魔女については、中世の魔女裁判などがモチーフだけど、実際の魔女は、賢い人たちで、病気になった人々を独自の知識で助けた女性たちだったが、それで税収が減って困った教会が、魔女に仕立て、彼女たちを抹殺したり、追放したりしたという理不尽な出来事が隠されていたという。
そんなわけで、ドイツには、やっぱり強く引き付けられるものがある、今後もドイツに徹していこうと思う。この番組では、ドイツのバイエルン地方を治めていた王様ルードビッヒについても、ノイシュバンシュタイン城と合わせて紹介したが、これについては、番組で語られたある事柄で、自分自身が学生時代、ドイツを訪ねた時に、ルードビッヒ王(の霊魂?)に招待され来たという確信をもってしまった。あの時に起こった、そうだと思わせるちょっとしたエピソードがあるのだ。
また、自分とルードビッヒにある共通点がある。そのことが関係しているのか。それについては、いずれ、一つの記事でしっかり語ろうと思う。いずれ、しっかりと。
追伸:てなわけで、以前、記述したようなフランスも合わせるのはやめました。ただ、「独仏関係」として、カテゴリーとしては残しておきます。