補強下部のアングルは、テールライト部分に重なってしまうので、乗務員室扉後部まで削っています。前面妻面の複数開いた丸穴には内外貼り合せのタミヤセメントを流し込んだあと、低粘度瞬間接着剤(釣り具の上州屋で売っているαメイト、ツリロンと同じようです)で強度アップをしています。
屋根板はクモハ73と同じ中央堂模型です。車体内側に落とし組む構造なので、幅を外張りの厚さを引いた34.2mmに削り屋根カーブを仕上げます。削る際は、15mm×10mmのヒノキ棒を両面テープで貼り付け、これを万力に挟んで削ると加工がやりやすいです。
マジックで線を入れておくと、削る目安になります。
2mmのイラストボードから作成した屋根カーブ合わせ治具で仕上がりを確認します。
削っては確認。削っては確認で仕上げたつもりでしたが、後部が若干削りすぎたようです。
前面の方向幕、ヘッドライト部分を彫刻刀とルーターで削りました。
屋根板は車体に接着する前に、サーフェーサーで木目を消し仕上げました。
参考にクハ79920番台の車体構成断面図を載せておきます。