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日々風のごとく

約4年ぶりにブログを復活することに。
歳をとって風まかせにする心地よさを感じる今日この頃

弓道

2025-04-16 16:52:03 | 日記
昨年1月に始めた 弓道
寒い中、ご指導くださる某高校の弓道部顧問・指導者=弓友会理事の
先生と1対1で週1回指導を受けた。4月に入り中学生が2人加わり
3人で週2回(中学の部活が外部地域の活動も可能となったことで)。
そこに中国人の社会人が加わり4人の活動となって2年目を迎えた。
私は相変わらず週1回、若者は週2回の稽古。
「礼記射義」から始まり武道としての「射法訓」や作法が多々あり、
射法八節を身に着けるまで、衰えた脳にはいい刺激となる。
これを身体に移すとなかなかいうことをきかず、若い中学生は1年足らずで
背筋も安定し体幹もしっかりしているので、弓がしっかり飛ぶ。
私はお稽古後半になると、疲れてか、矢が安土(28m)まで
飛ばなくなってくる。
(稽古は全体で2時間/道具の出し入れや的を安土に付ける等の準備含む)


2年目になった今年の4月、
中学生がさらに2人とフランス人が一人加わった。
その他、弓道場に時々追加練習で高校生がやってくるが、さすがにうまい。
ばし!ばし!と的に当てる。集中度合いが違うのか、練習量が違うのか。
体幹、筋力の違いだろうか。大会前の集中力は素晴らしい!
見ていても気持ちがいいし、かっこよきかな。

2年目の春、私といえば、1時間半後までちゃんと安土まで矢が飛ぶようになったことと、6矢放てばそのうち1矢は的に当たるようになってきた。
自分ではずいぶん進歩したと思っている。先日は最多の当たりが放てた。
といっても1時間半で4矢の当たり。
戦場にいたら、完全に死ぬ世界であるが。

力があれば、まっすぐ一直線に飛ぶ矢であるが、私の場合は
力がないので、まっすぐに飛ばない。的の上を狙って放物線を想像して
狙うわけで、ちょっと頭の体操でもある。狙う角度が難しい。
でも、当たった時の音が響くと嬉しい。
矢を放った後、これは的に吸い寄せられている、という感覚があるときは当たるものだ。不思議な感覚。

年をとっても始められる武道・・・

武道の剣道もそうだが、武具は日本の技術の賜物。
道具が美しいし、手作業のなせる業である。弓も矢も、知れば知るほど
奥が深い。もっと早くにやっていればよかったと思うこの頃。