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ジョジョ・ラビットを観た

2020-01-28 09:36:24 | 日記

前にも張りましたが、

ここのソフトクリームは、蜂蜜の甘さだから、やさしい甘さで、

クリームも滑らかで、くどく無く、食べやすくて美味しいです。

ジョジョ・ラビットは、凄く良くできた、いい映画でした。

第二次大戦のナチスドイツで、10才の可愛い男の子が、

ヒトラーユーゲントに入り、色んな辛い目に会うけど、

逞しく、終戦まで、色んな人間に助けられて生きていく、

そして、その生活の中では、自分の妄想で、

常に、すぐそばに、ヒトラーが現れて、

いい事も悪い事も、助言していく、

映画の撮り方は、全然暗くなくて、明るく、悲惨さを軽くしている。

子供でも見れるように、作っている。

そのせいか、空いていると思って行ってみたら、

中々、映画館には人が入っていました。

スカーレット・ヨハンソンが、主人公の男の子の母親役で、

色んなものを背負っているけど、明るく接して育てている。

監督が、脚本を書き、ヒトラー役もやっている。

この映画は、欧米の人々の、未だにナチスヒトラーを引きずっているのを、

今の子ども達に、教えたいという思いが、この映画を作ったように、思います。

ヒトラーユーゲントとは、ヒトラー青少年団という意味で、

10才から18才までの青少年を、ナチスに洗脳する為の組織です。

男の子は、優秀な兵士にし、

女の子は、将来、子供をいっぱい生む女性にする、

そして、ヒトラーに、絶対服従。

その為には、自分の親でさえ密告する、そう言う組織です。

独裁で、全体主義にするには、

子供を洗脳するのが、一番手っ取り早くて、簡単だからです。

私が一つ気になったのが、

映画の最後の方で、唐突に日本の事が、一瞬だけ話題になります。

それを、わざわざ、子供に言わせている。

こんなセリフを入れているのは、

欧米人が、ナチスを引きずっているように、

日本を、未だに警戒しているからだと、私は思います。

それを、子供に引き継がそうと、

しているように見えるのは、考え過ぎでしょうか。

去年、実際にあった事を映画にした、小さな独裁者、を思い出しました。

この映画は、まさに、虎の威を借りる狐、そのものでした。

自軍から逃げた兵士を、探しているドイツ軍からの逃亡兵が、

逃げてる途中で、高級士官の服を拾って、成りすまし、

どんどん調子に乗って、同じ逃亡兵の収容所で、

全員殺せ、と命令し、それを喜んでいる所長、

その収容所も戦闘機に爆撃され、ほとんどが死んでしまい、

その後もドイツ各地を周り、好き放題するという映画で、

戦争末期になると、疑心暗鬼になり、

何を信じていいか、分からなくなり、

同国人同士で殺し合う、カタストロフィが起こる。

全編、ドイツ語で、とってもリアル感が有りました。

この映画の最後のエンドロールの所で、

その映画の主人公達が、その衣装のまま、

現代のドイツの町の中を、訝しげに見ている町の人々に、

ちょっかいをかけながら、ウロウロする映像をダラダラと流している。

見ている私には、自己嫌悪であり、自己憐憫のように、感じました。

私は子供の頃から、第二次大戦の映画を、いっぱい見てきました。

昔は、ハリウッドが作った映画ばっかりで、今もそうですが、

アメリカ人が、勧善懲悪で、インディアンをやっつけるように、

ドイツ軍、日本軍をやっつける、ヒーロー映画のようでした。

子供の目からしたら、かっこよかったです。

しかし、もっと、かっこよかったのは、ドイツ軍でした。

軍服がカッコイイ、兵器がカッコイイ、

ワーグナーのワルキューレの騎行のように、ドイツ軍歌がカッコイイ、

実際ドイツ軍の軍服は、ナチスが国民に、

軍に憧れるようにカッコよく作ったそうです。

馬鹿な子供は、単純にカッコ良さに憧れます。

しかし、現実の戦争は、悲惨極まりない。

硫黄島での戦いで、アメリカ兵が戦場から、自分の家族に出した手紙に、

死んでいるのは、前からの、日本軍の攻撃より、

後ろから飛んでくる、アメリカの軍艦からの、

艦砲射撃で死んでる人間の方が多い、と書いていました。

味方に殺されています。

湾岸戦争の時でも、

予備役だった人が、必ずしも行かなくてもいいのに、

義憤に駆られ、日本人の奥さんが、止めるのも聞かず出征し、

野営してる夜の砂漠で、寝ている時に、

味方の車輌に引かれて、死んだ。

その遺体が帰って来た時に、もっと強く止めていれば、と、

奥さんは慟哭していました。

アジアなどで戦っていた、日本軍の死亡原因のほとんどは、

餓死か病死だと聞きます。

私が言うのもおこがましいてすが、無念です。

片や、ヨーロッパの貴族とか金持ちは、

第二次世界大戦中は、アフリカの戦争をやっていない南の方に行き、

召使いと共に、優雅に、アフタヌーンティーを楽しんでいたそうです。

第一次世界大戦では、長い期間、塹壕の中で、

恐怖と寒さなどの極限状態に晒されたせいで、

帰って来ても、震えが止まらなくなる症状がいっぱい出て来て、

今では普通に使われるようになりましたが、

PTSD (心的外傷後ストレス障害) の元になったと言われています。

そして現代は、遠く離れたアメリカの基地から、

アラブなどのテロリストに対する、上空からの映像だけで、

ドローン攻撃により、ゲームのように簡単に人を殺せる事により、

そのオペレーターが、PTSDや、うつ病になっている。

戦争は、無慈悲であり、不条理です。

現代の日本て゛は、そういう事を、考えなくて済むようになって、楽になった。

天国のような、いい所です。















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