癒しのアクアリウム ~水草水槽でディスカスを~

ディスカスを水草水槽で泳がせてみたい!ネイチャーアクアリウムと原種ディスカス飼育の融合を目指して水草ディスカスに挑戦中。

No. 3 過去の水槽システム

2008-01-10 | 過去録
ディスカス飼育を再開するにあたり、過去の水槽システムについて自分の記憶を取り戻す意味を込めてまとめてみようと思います。何せもう7年くらい前のことなので記憶が曖昧なのですが。

当時の飼育システムの外観図を撮ってありました。いつの頃かちょっと覚えていませんが、デジカメを手にした頃にうれしくなってパシャパシャと。初期の頃のデジカメで撮った写真なの少々荒くて見にくいかもしれません。画素数やら機能やら今では携帯電話についているカメラの方が上等なような、、、。



東京から仕事の関係で大阪に引っ越して来たときにワンルームのアパートにセットしたシステムです。東京で暮らしていたときには確か600レギュラーと600W1本づつでコリドラスとディスカスを飼育していたと思います。で、2000年夏に大阪に移ることになりどうせならと600Wのオーバーフローアクリル水槽の中古2本を当時ディスカス専門店(名前忘れた~、今でもお店があるのかは不明です)で格安で手に入れました。そしてこれまたネットで見つけたディスカス飼育している個人の方のHPで自作オーバーフローシステムを見つけて見よう見まねで自作してみました。大阪に行ってすぐにセットアップ出来るように東京にいるときにアングルやら水槽下に敷くベニヤ板やらを準備しておきました。アングル組むところからのセットアップで今思うと我ながらよくやったなあと感心してしまいますね。当時はやっと給料もらえるようになったかどうかという頃だったので当然投入資金も少なく、自作することでコスト削減をはかりました。結局いくらかかったのかはよくわかりませんが、完成品を買うよりは安くついたとは思っています。それにいろいろと試行錯誤しながら行うのは楽しかったです。
まだ独身だったために6畳ちょっとの部屋の1畳分を占領していましたがまあ問題ありませんでした。今考えると床の補強とか全然考えてなかったけど(賃貸だったから特に)、撤退時にも床が凹んでいるようなこともなかったし、結構大丈夫なもんですね。いちおう、アングルだけでは線で加重がかかり過ぎることを考えて一番底にはベニヤ板を敷いて面で支えるようにはしていました。
いや~それにしても無骨なシステムで「魚を飼育するためだけ」のアクアリウムですね。とても一般の方に観賞としてみてもらえるようなものではございません。マニア同士がオタッキーに観賞する用って感じですね(笑)。そういえば黒のアングルの横でエレクタラックでプレコやらビーやらもやっていて、大小合わせて計6本の水槽を維持していたことになります。当時ビーシュリンプもレッドビーが出てきたくらいの頃で今のような芸術的なエビ達の世界が拡がるとは想像も出来ませんでした。水草はトニナSP.ベレン産とか流行っていた頃じゃなかったかな?なんか増やしていた記憶があります。プレコは色々な種類を飼っていましたが好きなのはパナクエ系のものですね。グリーンロイヤルプレコとか。あのプクッとした頭の辺が妙に可愛くて、、、。インペリアルゼブラプレコなんか売っていたのかな?まだほとんど流通していなかった頃でしょうねえ、まあ売っていてもとても手の出る値段ではなかったと思います。基本的に生体も貧乏でしたから高いモノは買いませんでした(買えませんでした)(笑)。



↑こちらが自作濾過槽。
600Wのガラス水槽にパンチアクリル板と塩ビパイプを使って自作しました。後から分解して水槽としても戻せるように、アクリル板の接着等は行いませんでした。セラミック濾材とドライボールでそれらしく濾過効果狙っています。これで600W2本分の濾過を行っていましたが十分だったと思います。上段の600Wはショップオリジナルの上部濾過槽でこちらにもセラミック濾材(コンペイトウ)が入っていました。右端にぶら下がっているのはpHメーター。これも自作するもので秋葉原のマニアックなお店が通販しているものでした。4000円くらいだったかな?緑のエアーチューブはブラインシュリンプ孵化用にプラボトルを濾過槽で保温していたのでその時のものです。ちょうど稚魚が生まれていた頃ですね、きっと。



2本の水槽から合流した水が濾過槽に集められます。塩ビパイプの長さがうまく合わなかったり、、、ちょっと漏れることもあったかな。




通常は通常のフィルターで濾過した水を使って水換え行っていましたが、産卵前後のタンクはRO水を使ったりして気を使っていました。RO水は後ろに見える衣装ケースに溜め水です。約100LのRO水を作るのに300Lは垂れ流ししないといけないですから水量は相当なもんです。幸い、このアパートでは上下水道一律月5000円とかいう単位で一括して大家さんに払っていたので使い放題でした。恐らくうちだけ使用量馬鹿みたいに多かったでしょうねえ。夜寝る前にセット(蛇口をひねる)すると朝にはいい感じで100Lくらいになっているといった状況でした。水止めずに仕事に行ったらとんでもないことになります(笑)。この辺まで自動化は考えず(それほどの水量ではなかったので)、手動でやっていました。RO水を使ったおかげかうまく産卵、稚魚の育成まで一通りやれて、ディスカスの醍醐味は味わえました。いつか別稿で書きたいと思っていますが、ディスカスのオスメスで孵化を見守る光景、ディスカスミルクを給餌させる光景は感動ものですね。まさに親と子の愛情というのを感じさせられます。親が育児放棄とか我が子を虐待するニュースなど最近ではよく聞かれますが、ディスカスのこの光景を見ていると考えさせられますね。是非とも人間も見習いたいものです。