ひたむきってどっち向き?

主に医療・教育など、興味のあることについて
スペシャリストと一般ピーポーを足して2で割ったくらいの内容のブログ

PTLS講習会に行ってみた。(まとめ)

2015-06-30 23:11:52 | 医療
PTD(Preventable Trauma Death)=「防ぎ得た外傷死」を減らすことを目的に、搬送後1時間(ゴールデンタイム)での効果的な初期外傷治療に主眼を置いたPTLSコース。

午後からは各分野に別れてのスキルチェック及びオスキー(実技テスト)


スキルチェックでは、突然FAST(外傷の初期診療における迅速簡易超音波検査法)といういわゆる超音波エコーの模擬患者役に。自慢のマシュマロボディの中身(内臓)を見られる(^_^;)

外科の川崎普司先生から「(^◇^)この人、厚みで見づらいと思うけど練習になりますから~ww」と終始辱めを受けつつ、息子の父の日のプレゼントのシャツにジェルが付きまくる。

オスキーでは、欠席者の数合わせのため、研修医と一緒に参加することに。偶然にも闘魂外来等でよくお会いする研修医の内田卓郎先生。当然ながら私は何もできないわけだが、研修医の間近で特訓の成果を見せてもらえる&話を聞けるとは、ある意味特等席。

コースをひととおり聞いたせいか、聴診器やエコーなど必要なものはなんとなく理解できたので、スラムダンクの深津並みに黒子に徹して機械出し。


骨盤&胸部画像のどこをどう見る?指導医VS研修医の真剣勝負!

内田先生はテンパりながらも、コースで教わったプライマリー~セカンダリーサーベイの流れを必死に思い出しながら頑張っていた。
これを繰り返すことで日々の臨床での観察でも抜けがなくなっていく。

講師からきめ細やかなフィードバックを受けられていたのも印象的だった。

外傷系の緊急時にどうしても専門医が間に合わず、自分だけで対応せねばならないケースに陥ることもあるだろう。そんな時に致命的なものを見逃さず応急処置を行い、時間を稼ぐためにも非常に有意義なコースだと感じた。
医師コースと併せ看護師コースも開催されていた。既受講者からの評価も高いこのコース、来年度も引き続き開催されることを期待。


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